獣な女の子を、拾いました。（創作NL）

(青年の力を舐めて見ているのでは無い、加えて彼が無頼漢に囲まれたとしても抗えぬ方向へと事が運ぶとは思ってもいない。耳に障るは獣人の住処を荒らし牢へ連行し数々の苦痛を与えた人間の声、青年の声は其の中でただ一つ一番星も斯くやと思われる光を放ち恐怖に差し込む希望と成り。早く事が終われば良い、彼がどうか無傷で済む事を岩の後ろから祈らないでは居られず強く目を瞑り。其れからの一切の足音、物音、短く響く刹那の呻きは耳には届かせず。瞼の裏の漆黒に閃光が散り、此れ以上息を殺していたらばどうにか成ってしまうかもしれないという処迄来てしまったかと思われた瞬間、再びの平和の中に呼ぶ声が。手を頼りに徐ろに立ち上がり、真っ先に声のする方へと腕を伸ばし案ずるは青年が無事であったか否かであり。)
＿＿！レイド、貴方は痛まないのか…？其の手は、傷付いてはいないのか？血の匂いは、貴方のものでは無いと言って欲しい……

(/主様…！お帰りなさいませ！！/号泣/はい、待っておりましたよ！リアルが一番ですから、どうかお気にならさないで下さいませ。今はもう主様と息子様と再会出来ました事が嬉しく、仕事疲れが飛んでしまった程です…！もう一度言います、お帰りなさい！！)

っ、危ね…！お前、ただでさえ眼が視えねェんだから気ィ付けろよ！＿＿あー…、俺はなんともねェ。それより、早くこの場から動くぞ。
（掛けた声に敏感に反応し立ち上がるが急な動作の為僅かに身体がふらりと揺れるのを見れば咄嗟に支え、思わず眉を寄せ顔を顰めながら上記溢し。しかし何の躊躇いもなく己へと真っ直ぐに伸ばされた腕と安否を問う声に小さく息を吐き、先程より幾分か和らいだ口調で何も心配は無いことを告げるが、このままこの場に留まれば、残党達を回収に何人かの人間が来るだろう。己以外の人間には未だ抵抗感を抱いているらしい彼女を留まらせる訳にはいかないかと再度姫抱きにするように抱え上げながら言葉を続ければ、先程よりやや足早に自宅へと向かって進んで行き）


（／はい！ただいま戻りました！！私も、背後様と娘様と再会出来たこと、非常に嬉しい思いです…！此れからも日が空くことが多いかとは思うのですが、飽きるまでは傍に居てくださると嬉しいです／苦笑／それと、レイドの自宅に戻ってからは基本ほのぼのとした日常生活をメインに進めていきたいと思っているのですが、背後様からの希望等はございますでしょうか？）

(/是非長くお付き合いさせて頂きます！/挙手/と云いつつも此方も間を空けて顔出しさせて頂いておりますので、主様もどうぞご無理なさらず。ちょっとしたイベントの中で、是非男体化か馬化して息子様のお役に立ちたいですね/興奮/もし男体化する際は、息子様にちょっと女子力上げて頂けたらギャップでときめきます←)

（／何たる優しい御言葉…背後様は女神様でしょうか／感涙／どうせなら男体化も獣化も両方取り入れたい等という欲望が…！うちの息子に女子力……女子力ですか。そうですね、ドストレートなことを言われればうちの子は確実に照れ屋になります。赤面しまくります／ぇ／それとロルですが、新たに此方から絡み文を投下した方が宜しいでしょうかね？）

(/唯の疲れた社畜ですよ/笑/馬バージョンの時は、家畜でも助っ人でもお好きなようにお使い下さい！男体化でしたら、擬似ほもぉなハプニングで息子様の赤面を拝見してみたいです←はい！宜しくお願いします！モブを使った事がないので、この機会に頑張って色々盛り上げさせて頂きますね/しゅばば/)

（／疑似ほもぉとか予想外すぎて想像が膨らみますね、今からがとても楽しみです／ふふふ←／私も描写ロルの中に組み込む程度でしかモブは扱ったことが無いので、この機会に扱うことが出来ればなと思ってる次第です／笑／では、レイドの家で介抱するようになって数日後という設定で宜しければ、次のレスから新たに絡み文を投下致しますので！）

(/当方も初の試みでワクワクが止まりません←/ほのぼのにコメディ要素混ざってしまうかと懸念しておりましたが、まさかの寛容なお言葉…！ぴゃああ/爆破/おお！ではお互いにモブの練習を兼ねましてわちゃわちゃ致しましょう！ありがとうございます、娘のファッションを変えて絡ませて頂きます！楽しみが止まらない(( )

(/新年明けましておめでとうございます。もういらっしゃらないかもしれませんが、お待ちしている意思表示を兼ねて上げさせて頂きます/礼)

…入るぞ。＿＿朝飯、持ってきた。あと、怪我の具合を診るから足出せ。
(彼女を保護してから、取り敢えず不自由は無いのだろうが目が視えない相手をどうするかと頭を悩ませた結果、怪我が完治するまでは己が今まで使っていた部屋でも構わないだろうという結論に。案の定彼女は遠慮からか首を横に振っていたがこの家の家主である己が決めたことだと告げれば渋々といった様子で引き下がったようで。それから数日が経ち、朝食の乗ったトレーを持って部屋の扉を数回ノックしてから入室する旨を伝えてから部屋へと足を踏み入れ。短い言葉でそう紡げばトレーをベッド近くにあるサイドテーブルにへと置いてから床に片膝をついて、相手の片足を支えながら怪我の具合を診て。まだ完治には程遠いものの、出逢い直ぐに施した応急処置のおかげか幾分か傷の外傷は目立たなくなっており安堵からか僅かにだが息を吐き出してちらりと彼女を見上げ)
……大分、傷は塞がってきているな。まだ痛むか？



（／明けましておめでとうございます。そして長らくの放置、大変申し訳ございません…。相談の元、新たな絡み文をと思い考えていたのですが中々ロルが浮かばず、そうしている内にクリスマス、年末年始とリアルの方での仕事の多忙さに追われてしまいまして、今漸く落ち着いた次第でございます。言い訳にも程があると思いますが、背後様と娘様にご迷惑をおかけしましたこと、大変申し訳ございません…！！もういらっしゃらないかもしれないと過っていただけに、背後様のお言葉に慌ててロルとレスを変えさせていただきました！
このような主のことを待っていてくださり、凄く嬉しいと同時に申し訳無さでいっぱいでございます…。本当に申し訳ありません、待っていてくださりありがとうございます…！）

（／上げさせて頂きます…！）

(/お元気そうで安心致しました！当方も年末年始忙しく、主様の投稿に頼り切ってしまっておりましたので…申し訳無い位の気持ちでおります。
年明けても早々に残業続きの毎日で、折角の絡み文へお返事出来ず申し訳ありません；時間が出来た際には、必ずお返事させて頂きます！
…このような調子ですので、もし主様が継続が厳しいと判断されましたらリセット頂いてもやむを得ないかな…とも考えております。私では充分にお相手出来ていないとお考えであれば、寂しいですが一言頂ければ引っ込みますので。
いや、大丈夫だ！と考えて頂けるようでしたら、いつでもノンビリお待ちしておりますので、どうぞ引き続き宜しくお願い致します…！)

レイド、お早う＿いつも手間をかけている…痛まない。捻れた箇所も正常に戻った。
(此の家に連れて来られ、まさか人間の青年の手厚い施しを受ける事になろうとは何時誰が予測出来たであろうか。先ず其の優しさに心の芯迄救われ、次に青年が独りで暮している事実を知り、傷の回復に伴い次第に精神的な縄張りが解けて行くのを己が身でも感じており。朝食の匂いに上体を起こし、視覚では捉えられない青年の居場所を突き止めるべく片腕をそっと伸ばして。傷を看て加減を問う声に言葉尻を和らげ、其の証拠にと足首を上下へ動かしてみせ。ベッドの隣に腰掛けるよう、一人分の空間を空けるべく左へ移動し瞳に此方を見上げる彼の姿を映して。日が経つにつれ常々胸の内に沸き起こるようになった感情、恩にはどう報いるべきかと云うかつて感じた事の無い情が芽生えポツリと切り出し。)
……レイド、私は動ける。貴方が望む事を何なりと叶えたい。

(/お返事が遅くなり、本当に申し訳ありません…！/土下座/改めましてレイド君と主様と再会出来ました事、心から嬉しくてお返事を頂いた時小躍りしてしまいました。お仕事や年末年始お忙しい事を考慮せず、続きをお任せしてしまい失礼致しました、そしてありがとうございます…！私の方でも益々仕事が忙しくなってきたあんばいで、早くお返事したいしたいと思いながら日数が経ってしまいました/涙/此のような申し訳ない気持ちでいっぱいですが、どうぞ此れからも宜しくお願い致します！)

……望むこと、って言われてもな。いきなり言われても思いつかねェし…、俺は、今まで通り仕事をこなしながら生きていけりゃそれで良い。
（どうやら怪我の方は順調に治っていっているようで、問題無いと足首を動かしてみせる様子に少しだけ目元を弛ませれば「そうか、」と呟き返し。ふいに腰掛けていた場所を左に移動する彼女の行動にぱちりと目を瞬かせ、しかしその空間を見れば隣に座るように促されているのだろうということは容易に想像がついた為に立ち上がろうとした途端にぽつりと投げ掛けられた小さな問い掛け。一度落とした視線を再び上げて相手の視線を見つめてその言葉を聞いてから、暫しの間を置いてから溜息混じりに上記溢すと困ったように眉を寄せ髪を乱雑にガシガシと掻きつつ立ち上がりそのまま彼女の隣へと腰を下ろし、気配で隣に座ったと分かったのだろう此方へ顔ごと此方へと視線を向けてくる相手ともう一度視線を合わせ、だがその表情はどうしようか決めかねているというようで。眉を寄せたまま暫しの間黙っていたが、やがて口を開き）
＿＿＿元々、俺がアンタを此処に連れてきたのは此所の方が安心して怪我を治せるようにと考えてだ。けど、俺としてはアンタのその「怪我が治るまで」のつもりでいた。だからアンタの怪我が治ったんなら俺の望みはほぼ叶ったようなモンだし、本当に今は思い付かねェ。…それでも納得がいかねぇってんなら、エイルの好きにすりゃいい。



（／毎回遅れてばかりで、背後様に御迷惑ばかりお掛けしてる気がします…／汗、／大変遅れてしまいましたがレスを返させて頂きました！当方と致しましては、これからも背後様とレイドとエイル様との物語を続けさせて頂きたいのですが…当方がこのように毎回遅れてばかりですので、背後様の御気持ちを優先したい気持ちでもあります。勿論、レスは出来るだけ早く返すようには努力致しますが、リアルでの事情の関係もありこのようなスローペースになってしまいます。それでも背後様が待っていただけるようでしたら、此れからもお相手お願いしたいのですが大丈夫でしょうか…？もしまだいらっしゃいましたら、背後様のペースで大丈夫ですので御返事お待ちしておりますね／深礼）

私の望みを実現する事を貴方は望んでいる。其の願い聞き届けよう＿今しがたから私は恩に報いる為に貴方を守る手立てとなると誓う。故に私の事を知って欲しい、先ず私には三つの姿が……私には並々ならぬ腕力と水底も野山も果て無く駆け抜ける術、そして化ける術がある。水辺へ共に来てくれるかレイド。
(直ぐ側から耳を通じて脳へ響く声を溢さず拾い、窓枠から部屋へ差し込む朝日を逆光に瞳の奥の煌めかせ。ふいに吹いた風に髪をはためかせては微かに目元を細めて悦びなる感情を示し。青年の言葉を反芻するかの如く穏やかに紡ぎ、まごう事無き誠意と忠誠と共に彼に向かいふわりと一礼して。再び顔を上げ、森の中を自在に巡る春一番の声に掻き消されまいと毅然と放ち。察するに青年は孤独の身の上、他者を癒し救う人間の若者を誰が救えるというのだろうか。棲家を失った今生かされた命を無駄に等する筈が無く、一人と一人を合わせて二人分の持つ能力を発揮すれば青年の言う「仕事」を遂行するに相応しい環境を持ち得るに違いない。先ず其の証拠にと詩を詠むに似た独特の節にのせて我が身について語り。腰掛けていた場所から床へと降り立ち、傷めていた片足も本来の在り方を思い出したように極自然に身体を支え。百聞は一見に如かずと云う、正に言葉の通りに片手でひらりと手招いては部屋の外へと青年を誘い。)

(/3度目の再会でしょうか、何度も繰り返しお帰りなさいとお伝えさせて下さい…！主様の寛容なお言葉に胸が痛むと共に、またお会い出来た事が非常に嬉しく只今幸せな気持ちでおります。当方としましては、やはりリアルを優先しなくてはならないのはお互い様だと考えておりますし、お待たせしてしまっているのは此方も同じだと自覚しています/ショボン/それにも関わらず、これからも続けたいと言って頂けるとは何という有り難いお言葉か…！/涙/当方との相性の問題が絡んでいるのではと考えていたのも事実で、継続が厳しいとなれば素直に身を引くつもりでおりましたが、此方こそこれからもノンビリと、レイド君との物語の続きを主様と綴らせて頂きたいです！どうぞ宜しくお願い致します/微笑/)

(/待機中のご報告を兼ねて上げさせて頂きます/礼/新年度で色々とお忙しいかとは思いますが、風邪など引かぬよう無理なさらずお過ごし下さい…！)

(/淡い期待を抱いて、上げさせて頂きます。)

…だから、別に恩とか気にする必要無ェってのに（毅然と響き渡る美しい声色と流れるような動作で一礼をする彼女を暫し見惚れるように見つめていたが次いで紡がれた言葉と同時に立ち上がり己を誘うように部屋の外へと手招く姿に我に返れば、己としてはあのまま放っておけばきっと後味が悪くなる結果になると分かっていたので助けただけのことであるしその事に対しての恩等感じることは無いのに、と相手の姿を眺めながら溜息をひとつ零し。しかし己が動かなければきっと彼女も動いてはくれないのだろうと察し諦めたような溜息をもうひとつ零せばベッドサイドから立ち上がり、彼女の後を着いて行くように部屋を出て。水辺まで案内するように先頭に立ち歩き始めた己の思考をふいに過るのは、先程の彼女の発言で。今迄が女性の姿であったので多少忘れがちになってはいたがそういえば彼女は獣人であったのだと今更ながらに思い出して、水底も野山を駆けるという特徴に結びつく獣の姿が浮かばずに知らずと眉を寄せ。やや思考に専念しすぎていたのか、己を呼ぶ声に我に返ればいつの間にか水辺まで辿り着いていたようであり、此処で良いと告げられ足を止めれば相手の方へ視線を向け）



（／およそ一年ぶりでしょうか…お久しぶりでございます。主でございます。覗いてみれば背後様がまだ待機していてくださっていたことに驚きと、感動と、申し訳無さが一気に雪崩れ込んでしまい何から話せば良いのか分からないのですが、まずは一年間も音信不通にしましたこと、深くお詫びいたします…。中々時間が落ち着くということが無く、背後様へのお返事も中々浮かばないスランプ状態となっていまして気が付けば1ヶ月2ヶ月と月日を経過させていき…しかし此方から切りだす勇気は起こらずに音信不通状態となりました。言い訳のしようもございません…落ち着いてから覗いたは良いものの背後様には呆れられているだろうと思い返事が返せなかったのですが、今回背後様が上げてくださっていたことに衝撃と感動と申し訳無さで胸がいっぱいになり大変遅れましたがお返事をさせていただきました。今回の件で遣り取りを切られても仕方ないと感じてはいます。またもし継続をしていただけるとしてもかなり遅れてしまうと思われます。そんな当方でもまだ背後様がお相手をしてくださるというのでしたら、お相手をしていただきたく思います……！勿論、打ち切りになっても文句等言える立場では御座いませんので、背後様がどちらを選ばれたとしても受け入れます。もしで宜しければ、お返事の方お待ちしております。／深謝、）

貴方は其処に。水の中から再び現れる時、それは本来の私ではあるが恐れないで欲しい。…懐かしい水の匂い。
(案内された静かな水辺にも、微睡むような木漏れ日が映えて非常に穏やかな空気が辺りを包み。其の空気に漏れず心落ち着いたのか口調に柔らかさが表れ、青年に立ち位置を示した後ゆっくりと瞬いて驚くなかれと告げ。あの冷たく希望ももはや無い牢とはまるで逆の、うららかな春の日の水面に吸い寄せられるが如く暫し立ちすくんだ後、一呼吸おいて水中に飛び込み。魚よりも強くしなやかに一回転、姿は人の其れからケルピーとしてのものへ変化。ふと水面下からぼやけた青年の姿に視線の先を移し、気配を察知して首から胴、前脚を岸辺に現して。じいと見つめているように彼と対峙、やがて首を曲げ鼻面を優しく押し当て。少し甘えた仕草から次は全身を現し、魚の尾は後脚へ変化して完全なる馬の格好で水滴を軽く振り飛ばして。更に背に乗れと嘶いては前から後ろから青年を催促しており。)


(/丁度クリスマスイブの日に再会出来ました事、今も非常に嬉しく又感動の波で文字を打つ指が震えております。一年間もあっという間に過ぎてしまうものですね、お互い仕事やその他追われていたからこそでしょうか。/ ふふ / 震災もありましたし、何より主様がご無事であった事を大変喜ばしく思っております…！多忙であるという事、スランプになるという事、当方も同じですし決して呆れる等ございませんよ！仕事環境が変わりまして、以前よりセイチャットに来れる頻度そのものが下がりもう待っている事自体主様の負担になるのではと考えていましたのも事実です。その為に今回お会い出来て殊更嬉しく、継続をご希望して頂けるとは大変光栄で中々表現出来ません…！当方も以前に比べて格段にレス速度が落ちるものと思われますが、どうぞ引き続き宜しくお願い致します！ )

（位置を示され言われるがまま立ち止まり様子を見守るその刻は数分程度だろうか、彼女の言葉にどういう意味だと声を掛ける前にふっと彼女の身体が傾きそのまま吸い込まれるかのように大きな飛沫と共に水面へと沈んだことで目を瞠り「ッ、おい！エイル！？」と叫び水面へと駆け寄ろうとした瞬間、岸辺に現れた獣…白馬だろうその姿を視界に捉えて思わず動きを止め。暫し言葉が紡げず対峙するように視線を合わせていれば、やがて鼻面を甘えるような仕草で押し当てられれば思わず戸惑うような声を出してしまい。しかしその白馬の瞳を見れば、先程、水面へと飛び込む寸前まで共に居た女性と同じ瞳で眼前の獣の正体をハッキリと理解した瞬間不思議と戸惑いが消えその頰を掌でするりと撫で。そして馬の姿へと変わった彼女を眺めていれば背に乗れと促され、やや間を空けてから小さく頷きその背へと跨ると、目の前に映る白銀に輝く鬣をそっと撫でれば腹部にあたる位置を脚でとんっと軽く蹴り歩き出すように合図を出し。）



（／もう言い訳も出来ない程の間レスを返せずに居ましたが、漸く返すことが出来ました…。お久しぶりでございます。
もしかしたらもう此方にはいらっしゃらないかもしれませんが、せめて返したいと思いレスをさせて頂いた次第です。これからも早ければ1ヶ月や半年、遅くなれば今回のような間が空いてしまうのですが、それでも背後様が飽きられていないのでしたらまた娘様との物語を続けていきたいと思っております…。気長にお待ちしていますので、背後様が宜しいのでしたらまたお返事が頂ければ幸いです。／深謝、）

(合図をきっかけとして長らくその持てる力を封じられていた四脚を悠々と伸ばし常歩なみあしのペースを続け。さんさんと注ぐ太陽の微笑みを追うような解放感からか次第に歩調は速くなりキャンター迄スピードを上げ木立の間を楽しげに抜け駆け巡る事何人たりとも止められず。背で揺れる青年と一陣の気紛れな風になりたい、足音に驚き飛び立つ小鳥達が交わす春の求愛ソングに片耳を向けより遠く遠くへ自在に行けば年老いた大木の前へ至り。老耄た森の古参を見上げ脚を止め青年に首回し降りるよう催促。足元に芽吹く新しい生命達に唇寄せた次の瞬間人間としての姿へ変化。幾重にも皺を刻む幹を撫で愛おしみ、父と呼ぶべき偉大な寡黙の巨体に身体預けては深く長い呼吸を二度。不可視なる瞳を青年の顎あたりへ向けて漸く再び口を開く機会を得た最初の言葉とは。)
レイド。老人がよく来たと歓迎している。貴方には見えるだろう、この堂々たる有り様が。久方ぶりに走って羽目を外してしまったかと思う…駆ければ駆けるだけ私は私であると実感出来た。貴方よりも重い荷物であれど運ぶのは容易い。

(/お久しぶりです…！お返事を拝見した時声が出てしまった程に驚き喜びました、お元気でしたか…？飽きるだなんてとんでもありません、当方も多忙な時期が続き夏も向かえてやっと落ち着いてきた頃合いです。続けたいと仰って頂く事大変光栄であり恐縮でもあります。主様が本当に終わらせたいと考える迄はどうぞお付き合いさせて下さいませ、ゆっくりこれからも宜しくお願い致します！/ 礼 )