【APH】待ってます、/bl

(ころころと表情を変える相手に、なんだこの可愛らしい生き物は、などと真顔で考え)
菊、
(真剣な表情で呼び止め)

はい、何でしょう
( 真顔のため何を考えているか分からず首をかしげれば、相手の呼びに反応し

……あ、愛しているぞ
(まっすぐ相手に見つめられて、少々照れながら言い切り)

...、私もです
( 顔が赤くなっている相手見れば目を細め。相手の頬に手を添えてそう一言、

うむ……
(同じように微笑み返してくれる相手を見て、安心したように穏やかな表情で頷いて)
朝からすまないな…
(もう降りてもよい、と言うように、抱きしめていた相手の身体を解放して)

...ルートさんの素直な姿って初めて見たかもしれません、
( どっこいしょ、なんて相手の隣に立ち上がれば手を差し伸べながら、

( /何となくあげますね、)

む、そうか？
(そんなつもりはなかったと、首をかしげながら相手の手を借りて立ち上がり)

だってルートさん、私ルートさんの顰めっ面しか見たことありませんでした
( おかしそうにクスクスと笑いながら。昨日の和室につけば朝ごはんを並べ、

……そんなに難しい顔をしているだろうか？
(だとしたら恐らくこれは自分でも気づいていない直すべき癖なのだろうと悶々と考えながら、食卓につき)

ええ、結構。
( 笑みを崩さぬまま正面に正座すれば。「そこもルートさんらしいので、其の儘で居てください」、と少々照れくさそうに。

俺らしい、か…？
(まあ、恋人がそう言うならばそれでもよかろうと一人で納得してから、目の前に並べられた朝食を見て)
これもすべて菊が作ったのか…？

そ、そう云うところも好きですよ?
( 言うのを少しためらってから、目線外して。問われれば濃くりと頷いて、
はい、簡単なものですが。

あ、あああありがとう
(不意打ちの愛の言葉に戸惑い、出てきたのは直球過ぎる感謝の言葉で)
昨日の夕飯もそうだったが、菊は本当に料理がうまいな
(食べなくても、その美味しさはわかっていると言わんばかりに誉めて)

＿...、間違えました愛してる、です
( 固まった後に面白い反応を見せた相手ににこりと笑ってから意地悪な一言。
嬉しいです、こんなことを言われたのって初めてで、
( 嬉しそうに頬を緩めて、

あ、あいし…
(また赤面して固まってから、遊ばれているのだと自分に言い聞かせて息を吐いて)
そうなのか？
(相手から出た「初めて」という言葉に反応して不思議そうに)

信じて頂けませんか？…こんなにも私は貴方を思っているというのに、
( 息を吐く相手に眉下げ、上目気味に相手を見つめては、
そんなに褒められるような大した事ではありませんので…。
( こくり、とかすかにうなづき。

あげますね、

上げます。

待ってます。