.*･ﾟ恋の予感…？.ﾟ･*. nl ひぼ

うん、また誘ってね。
(元気を無くした相手を見て折角誘ってくれたのに悪い事したかなと小さな罪悪感を感じるも直ぐに明るく振舞ってくれるのを見て此方も笑みを浮かべては嬉しそうに頷き。元々キーホルダー等はあまり付ける方ではなかったのだが、行きつけのカフェの限定キーホルダーというのに惹かれ購入し自分の鞄の目印にもなるだろうと付けていて。折角の始業式の日に朝から物を無くすなんてついてないと、よく物を無くす為慣れていながらもショックは大きく何処に落ちたかなんて見当もつかないと思っていれば相手から鋭い質問をされ少し驚いた様に顔を上げては「あ、それ…今朝、学校に来る途中で何処かに落としたみたいで…。今日はそれを探しに行こうと思ってるの。」と眉を困らせて。)

ああ、なるほどそれで。
よし、俺もそれ探してあげる。
（キーホルダーを探すために今日は遊べないと断ったのか、と相手の断りに合点がいけば今日は運の神様が俺に味方でもしてるのかと喜びたくなるような展開に恋愛フラグを建てるための路線を少しばかり変更しては、自分がキーホルダーを探し当てれば好感度もアップすると考えては内心ニヤリと笑って。ホームルームの時間終了のチャイムが鳴り、待ってましたとばかりに携帯を取り出せば「もしあればキーホルダーの画像とかあるならさ、画像送ってよlineとかメールとかで」と然り気無く連絡先を聞き出そうとして）

まさくん、放課後は皆と遊びに行かなくていいの？
(相手が手伝うと申し出てくれれば少し驚いた顔をし先程自分を誘ってくれた集まりに行くのではと首を傾げ、きっと自分を心配して言ってくれたのだと思えば安心させようと「大丈夫だよ、私なら一人で。」と笑顔で今さっき知り合ったばかりなのに流石に申し訳ないと。相手の思惑などいざ知らず何処かで見付けたら教えて貰える様にと思い「あ、あるよ。じゃあ、LINEで送ってもいい？」と簡単に頷いては尋ね。)

あ？ああ、いいんだ別に。
俺は今宵ちゃんのキーホルダーの方が心配だし…。
（集まりに行かなくても良いのか、と言う相手の問いに一瞬何のことだか分からずキョトンとするが、遊びに誘ったグループの事を気にしているのかと分かれば気にするなといった風に首を左右に振り。まだ誰も集めてなんか無いし俺の一言で皆バカみたいに集まるから問題ないよ、と心の中で付け足せば、目を伏せ本気でキーホルダーの事が心配だと言う事が相手に伝わるような声色で上記を言い。｢はいこれ。…どの辺で落としたとか検討つく？｣lineのQRコード画面を開けば相手に見せて、背もたれを正面に座り直せば問いかけるように首を傾げて）

…まさくん、有難う。
(先程と打って変わって真剣な声色に少し胸にじんと来るものを感じては自分の予定を変えてまで自分の探し物を手伝ってくれるなんて、なんて優しくて親切なんだろうと尊敬する様な気持ちになりにこと柔らかい笑みを浮かべて感謝を告げ。「有難う。…うーん…あ！多分踏み切りのある所、あこそでちょっとぶつかっちゃって…その時落としたのかも！」相手の携帯からQRコードを読み取る様にかざしながら悩む素振りをしては思い出した様に告げて。)

これも可愛い今宵ちゃんの為だからね。
礼には及ばないよ。
（相手が優しい笑みを浮かべれば不覚にも可愛い、なんて素直に思ってしまって。恋愛フラグを建てる為の予想図は順調の進んでおり、自分が相手ときめいたのは計画外だったのだが、まあ支障はないだろうと考えながら相手が悩む素振りをしている所を眺めて。踏切で落としたかもしれないと言う相手に渋い顔をすれば、あるかどうか分からないし尚且下手をすれば壊れているかもしれないと考えては、それを伝えようとしたときに、担任の先生からいつまで居るんだ帰れ、と注意を受け。｢……取り合えず、学校出ようか？｣と催促するように問いかければ自分も荷物を整えそれを背負って立ち上がり）