我輩は主である。名前はry 2015-02-11 18:33:20 |
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あ、せやな…堪忍してや?
(年頃の男子の気持ちなども露知らずに先程の言葉を口走ってしまったことを後悔し、両手を合わせて小さく肩を竦めながら申し訳無さそうに謝って。「弟…か。…うん、そう思っとったよ」相手の呟いた言葉の内容に暫し黙り込んだが、口を開けば過去形で返答をし)
別にいいけど…
( とは云うもの唇を尖らせ未だ少し拗ねていて。黙り込んだ相手を見つめてから返答が来ると、過去形には気に止めず「…ふぅん、そうかよ。やっぱな」と何とも無いように振る舞い。それでもショックは隠しきれず口を横に結びうつむいて。
あらら、やっぱり気づいて貰えへんか。
(遠回しに言った自分が悪いのだが、気づいて貰えなかったことに遺憾を覚え。眉尻を下げて一瞬僅かにやるせない表情を浮かべるも、直ぐに笑顔を取り戻して「…さっ、はよ食べよっか!」両手を合わせ“頂きます”と一言呟いた後、弁当のおかずを箸で掬い始め)
え、何が?…あっもしかして口に食べカス付いてる?
( 不思議そうな顔を浮かべ相手の言葉に対して思考を巡らせ。一瞬、もしかして相手が好意を持っているのではないかと思うもかき消し無難な質問で返し。いただきますの声がすると「あ…、普通に食べてたわ。いただきます」と開いたパンを見つめながら言い
ほんま鈍感やなぁ…
(未だ気づくことのない相手に小さく微笑溢し、"そんなところも含めて好きなんやけどね"なんて無論口には出せるわけない言葉を心の中で並べて。「ん、ちょっと味付け薄かったかもしれへんな」自分の手作り弁当なのか、喉に通した後ぽつりと呟き)
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