匿名ゆき 2014-11-23 17:15:10 |
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雪降る星に太陽が近付いてしまった、ただいま
下げる理由は最早存在しない。
ならば上げてしまおう。
しかし勘違いしてはいけない。
下げる理由がないからといって上げるのはいくらなんでも断続的過ぎる。
ほんの一部途切れた線路を貨物列車が駆け抜ける程度には心細い。
錯誤的線路
(translucent rail)などは必要ない。
寓意的線路
(transparent rail)の上を跨ぎたい。
可視から不可視へ、その境目はどこにあるのだろう。
赤外線、紫外線、君らの統べる空間を覗かせてくれないか。
これからは一時の間違いで昇降を繰り返そう。
受動喫煙の夢を見るのはやめにしよう。
適材適所、森の中なら発火を待たずとも紐さえあれば十分さ。
紐の片方に過去をくくりつけて、もう片方で体を縛り付ける。
死ぬまで過去はおもりとなるのだ。
過去を投げ上げて枝に引っ掛ければ、空中にぶら下がり詩を歌う。
『旅に出よう テントとシュラフの入ったザックをしょい ポケットには一箱の煙草と笛をもち 旅に出よう…』
高野悦子、彼女にSNSがあれば気苦労せずに済んだろうか。
世界からの脱出はなかったかもしれない。
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