匿名ゆき 2014-11-23 17:15:10 |
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自惚れに溺れた望遠鏡
曇天模様の空の下で、一人佇み傘を開く機会を待っている。
広すぎる空を覆い隠せるあの傘を、閉ざされたままにしてしまったのは僕なんだ。
雨が降ってもあの傘が開かれることはなかったが、彼女が雨曝しになることもなかった。
不安になるような望遠鏡の使い方はしないから、安心してほしい。
In seeing there is love,
in being seen there is abhorrence.
自業自得なのだろう、君の言葉に触れ、差し伸べた手が結局は自分のためだけだったのではないかと疑い始めるときりがない…
だから俺は誰にも話すことなく一人で寂しくなり、苦しくなり、時間に身を委ねる他ないのだろう。
罪悪感の狭間に生じるこの感情は、僕には無縁のものだよ、と自分に言い聞かせて眠りにつく。
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