主 2014-11-19 16:38:45 |
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>黄坂 ことり
「………では、ありがたく使わせていただくッス」
相手から差し出された、ゴスロリ藁人形に学校の担任の写真張り付けを手に持てば、何処からか取り出した五寸釘と金槌で壁に打ち付ける。
「…ふぅ…完了」
まるでひと仕事が終わったかのように息を吐けばそう呟き、ことりに向かって無表情のまま「ありがとうッス」とお礼を言い
>>ことりさん
『!?……あ、いや…』
突然の相手の言葉に戸惑いを隠せずにいれば小さいという言葉にムッとなるも相手は恐らく年上だと知らずに言ってるのだろうと思い此処は抑えて。
『え、え……』
「クック……笑える…」
/よろしくお願いします!
>>香澄さん
『チ…ビ?』
ちびという言葉を聞くなり眉毛をピクッと動かせばニッコリ笑みを浮かべながら相手の方に体を向け首をかしげ銃を構えようとして。
「わぁぁあ!ストーップ!茜落ち着きなさいほら苺あげるから」
「……ぬぅ」
/よろしくお願いします!
>朱山 茜
「………まあまあ、落ち着くッス」
相手の反応をボーッと見つめながら、上記を言い相手の前に置いたたこ焼きを手にもつと「……イチゴがあるなら、これは要らないッスね?…ってことで」モグモグと食べ始める。
『香澄はんんんんっ!?ワイのことさっきっからほっといてますけど、この包丁いい加減とってぇな!!』
その後ろでは、可愛そうなミニタコの精霊が頭に刺さったままの包丁をとって貰おうと必死に叫んでいた。
一旦レスを蹴らせて頂きます。
●○●○●○●○●○●○●○●
「…」
カチ…カチ…カチ…ッ
薄暗い部屋に小さく響く、時計の音。
カーテンの隙間から日差しが差し込み、外からは雀の鳴き声が聞こえる。
ここは、“自称”美少女戦士A…桃井香澄の部屋である。部屋全体が薄いピンク色で飾られた、女の子らしい部屋である。
ヤクザのような熊の人形や、黄坂ことりから貰った不気味な人形などが置かれた、フワフワのベットの中……、少女は丸まりながら眠っていた。
ジリジリジリジリジリジリ……ッ‼‼
と、突如耳元でなり続ける目覚まし時計。
暫く、なり続けた目覚まし時計だったがモゾモゾと動いた布団から伸びた手により、壁に向かって投げ付けられる。粉々になったその部品が、チュー太郎の頭の上にがれきのごとく落ちていく。
今ので少女はゆっくりと体を起こし、ボーッと窓を見つめる少女だったが………
「………まぁ、いいか…」
再び布団に潜り込んでしまった。
『…って、おぉぉぉぉいいっっ!!?人の頭に落としておいて、まぁ、いいかじゃねぇぇよ!!香澄はん!香澄はんってば!二度寝はアカンですって!!時計みて下さい!8時でっせ!は、ち、じ!遅刻でっせ!遅刻!』
朝から煩く怒鳴るタコ。
しかし少女は眠り姫の如く目を覚まさない。
こうして、遅刻決定の朝が始まったのだった。
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