SCPが好きな主 2014-11-09 23:29:35 |
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SCP-379-ST
【 花束、或いは告白のリボン 】
オブジェクトクラス:Safe
収容プロトコル:財団のサイト-■にある専用ロッカーの中に入れ、使用する際には真夏日博士の許可を必要とします。
→上記の収容プロトコルは破棄されました。以下の収容プロトコルに従い収容をお願いします
SCP-379-STは真夏日博士のオフィスの机の上にマーガレットの入った花瓶を置いたあと、SCP-379-STを結び付けてください。花は週に一度の頻度で交換し、花瓶は月に一度綺麗に洗浄してください。SCP-379-STを使う実験は支部長により禁止されましたが、本当に大切な告白の際には支部長と真夏日博士の許可を経てのみ利用が許可されます。
説明:SCP-379-STは縦1.5cm、横40cmの赤いリボンです。素材はプラスチック繊維と記載されていますが、SCP-379-STは現在の科学技術では到底作る事の困難な燃やす事も切る事も出来ない未知の繊維となっています。このオブジェクトの異常性は花束を結んだ時にのみ現れます。SCP-379-STを結んだ花束を告白する相手に渡すと必ず告白が成功します。それは以下の実験記録1により人種性別を問わず異常性を発生させます。しかし告白時は相手に好意的な気持ちを向けますが時間がたつと好意的な気持ちは落ち着いていき、愛の無い告白は気持ちがなくなりますが、お互いに愛のある場合幸せになるとされます。このオブジェクトの発見はエージェント加川が、同性である真夏日(マナビ)博士に結婚の申込みをされた際に"まだ結婚は早い"と思っていたのにも関わらず「はい。よろこんで」と言ってしまい、財団に報告。その時に渡された花束を調査したところリボンが持つ異常性が発見されました。現在エージェント加川と真夏日博士は結婚しサイト-■で通常業務に当たっています。
≪追記≫
SCPー379ーSTは好きでない者同士の告白に使用し続けると、色が黒く変色し始める事が発見されました。黒く変色した状態ではSCP-379-STは強度が著しくさがります。その回復方法は本当に好きな者への告白です。SCPー379ーSTは上記の告白を行うとまた鮮やかな赤へと元に戻ります。
[実験記録1]
SCP-379-STの異常性は人種や告白の言葉に左右されるかについての実験です。
インド人の男性がアメリカ人の女性に対し乱暴な言葉を用いて告白。
結果 ー アメリカ人女性は「そんなアンタにはアタシが絶対に必要ね。返事はYESよ」と言い告白成功。
中国人の女性がイタリア人の女性に熱い言葉を用いて告白
結果 - イタリア人女性は「アナタの熱い思いに私は答えるわ!」と言い告白成功。
ドイツ人男性が日本とロシアのハーフである男性のエージェント■■■に性的な言葉を用いて告白
結果 ー エージェント■■■は「オレもお前のカラダなら[本人の希望により削除済み]」と言い告白成功。
告白内容や性別に深い意味は無いようですね。あんなに夜通し考えたのに…ー 真夏日博士
今すぐこの実験記録を燃やしてくれ!!ーエージェント■■■
次の実験に移ろうとしたところ、エージェント■■■がSCP-379-STが写真で見た時より黒くなっていると報告。
[ 実験終了 ]
SCP-379-STに刃物を入れたところ、僅かながらに切れ目が入りました。
この事をふまえ実験は支部長により中止になりました。
真夏日博士はSCP-379-STの変化に対し、本当に好きな相手同士の告白でなくてはSCP-379-STはどんどん脆くなってしまう。本当に好きな者同士の告白に使用すればSCP-379-STは回復するのではとの仮説を立て実験を行うことを申請しました。
この実験を許可する。ー 支部長
結果は真夏日博士の仮説通り、リボンはだんだんと元の鮮やかな赤に戻っていきました。SCP-379-STの使用は禁止されましたが、真夏日博士の申請により花瓶に付けることになりました。
SCPー379ーSTは
告白の為のリボンであり
花束の為のリボンでもあるんです。
ですから本当に愛している人への告白の際には是非私に一報を入れて下さい。
リボンは貴方達の愛のある告白を待っています。
【/なんだかちゃおを読んでたら思い付きました】
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