俺が世界になるよ＿【シリアス寄り/BL/設定人数制限有り途中参加可】

【ストーリー】


＿＿彼はただ、この世界で
息をする場所が欲しかったのかも知れない

彼は死ぬことが出来ません。
『不老不死』の力をもち
この世に生を受けました。

彼の怪我や病気は普通の人間を遥かに超えるスピードで直り、そんな彼を両親は君悪がりそして見放しました。1人で生きていく辛さに耐え切れず何度も死を望みましたが、首を切ろうとも締めようとも飛び降りようともその身を焼こうとも死ぬことが出来ません。周りが老いていく中でただ1人その若さの侭時に置き去りにされ、時代の移り変わりを何度も目にしてきました。

彼は自分の運命を受け止め、もし、もしも、自分の様に『普通とは違う者』が居たなら、そんな者達の痛みを分かち合うことで、自分が生きる意味を見つけたいと思ったのかもしれません。

そして彼は見つけたのです。

深い傷を負い、
世界を嫌う者達を。

そして彼はそんな者達と
もう一度、
この世界を愛したいと思い

彼等もまた、そこに集った者達と
この世界を歩んでみたいと思ったのです


【世界】
古い屋敷が舞台。
瓦で出来た屋根に広めの庭。
門がついており、庭には鯉の泳ぐ池。
／和風な屋敷を想像して頂ければ幸いです
屋敷の中には其々の部屋があり
皆の集まる和室もあります。
屋敷を出ると古い家が並び
街には若者は少なく老人の方が多い
近くには神社や八百屋。駄菓子屋。
川を渡り屋敷を背に歩くと
屋敷から離れた所に栄えた街が広がります

【募集】

／音符や照れ斜線は禁止。
ロル中文〜無制限で回せる方。
背後で揉め事を起こさない方。
美化設定はお控え下さい。

／不老不死くんとは拾われる所から
拾われ人同士は
拾われた屋敷の中から
置きレス式でお願い致します。
自分のペースでご参加下さい。

／拾われ人募集(人数制限)
キープ1日のみ受け付けます。


『人と違って泣いていた、者』
→ 彼が自分の能力に気付いたのは幼きころ。彼が生き物に触ると、その生き物は寒さに凍えてしまうのです。触れていれば触れていたぶんだけ、その生き物は凍り付きついには命を奪ってしまいます。その為彼は幼き頃から人を避け、温もりを知らず育ちました。(温もりを知りたい設定でも、温もりなんて知らなくていい設定でもこの先の設定は自由です)


『光を知らずに泣いていた、者』
→彼は小さな実験室で生を受けました。いや、生を作られました。動物と人間のハーフを作ろうとした身勝手な人間のせいで、です。見世物小屋に売るという金儲けの為に造られた為、赤子の時より親の温もりも外の光も知らず実験室の中の冷たさと教え込まれた芸を褒められた時の優しさしか知りません。逃げ出した先で自由と引き換えに手にしたものは『化け物』という罵声でした。(動物は何でも構いません。人間を愛したいも人間を憎んでいるもこの先の設定は自由です)


『言葉を失い泣いていた、者』
→彼は小さきながら言霊という力を持っていました。言霊とは、言葉にしたことを本当にしてしまう能力です。普通に生きているだけなのに、自分が言葉にしただけで相手を幸せにも不幸にもしてしまう。そして自分が口にしたことが現実になるたび、人々は彼を君悪がりました。彼はいつしか喋ることをやめてしまいました(出逢ったものと段々喋る様になるも、ずっと喋れないままもこの先の設定は自由です)


『己の弱さを鳴いていた、者』
→彼は生まれつき人間離れした身体能力を持っていました。力が強く身軽で、壁を蹴り上げ登ることも出来てしまうほど。とても良い能力です。ただその力は時として凶器となります。彼はカッとなると己を制限出来ない心の弱さを持っていました。そしてある日、彼はその手で愛する恋人を(男でも女でも可)殺めてしまったのです。全ては己の心の弱さから。彼は嘆いていました(もう人と関わるのは嫌だと思うも愛するものを作ることに恐れがあるもこの先の設定は自由)


『人ではなくて泣いていた、者』
→彼は人間と狐の間に出来た子。生まれてすぐ神社の裏に捨てられましたが、神社の者(名前自由)に運良く拾われ育ててもらいました。人間の身体に狐の耳に9本の尻尾、彼は人間でも九尾でもない中途半端な存在。何方の世界でも生きられず、育て人のもとでひっそりと暮らしていましたが彼が完全に大人になりきらないうちに育て人を亡くし、生きていく術が解らない侭迷子になっていました(生きたいと思っているも死にたいと思っているもこの先の設定は自由)


／以上各1名ずつ。
設定は大まかなものなので
付け足しや多少の変更は有りです
PFにてお書きください。
年齢名前、性格も自由。


／PF

名前/
年齢又は見た目年齢/
身長/
性格/
設定(付け足しや抱く想いがあれば)
容姿/
服装/
持ち物/
備考/


／ロルテは許可の後。

／不老不死PF

名前/綾瀬 喜一(アヤセ キイチ)

年齢又は見た目年齢/見た目は20
だが何百年と生きている

身長/176㎝

性格/長らく生きている為か普段はとても穏やかで優しい性格。だがその裏には自分を嫌う自分や、世界を恨み運命を呪う自分がいる。＊＊ない自分の代わりに誰かを殺そうとする、など隠れた自分がいることに本人は気付いていない。表情は常に柔らかく笑顔が絶えないが時に冷たい目で外を見詰めていることも。関西出身の為関西弁(少々古め) 死という言葉に敏感、死にたいと嘆けば生きたいと思わせ様とし。また、時に自分が死にたいと弱音を吐くことも。＊＊ないことは本人が一番理解している。

設定/ストーリー通り

容姿/黒髪のウルフカット、サイド長め。二重の目は茶色の瞳、若干垂れ目。口が小さい。何処にでもいる顔と言えば何処にでもいる顔。左耳が穴だらけ、ピアス２つ軟骨３つ。治癒能力が高いので身体中傷一つない。色白でガリガリ、筋肉はない方。怒った時だけ力が強い。

服装/和服。薄緑の着物に薄いクリーム色の帯。裸足。外に出るときは白い羽織を羽織り下駄。

持ち物/屋敷の中ではなにも持ち歩かず、外に出るときは携帯とがま口財布を袖にしまい日傘をさしている。

備考/好きな食べ物は苺大福。嫌いな食べ物は特になし。独りが嫌い。髪を撫でて貰うと安心を得る。誰かを抱き枕にして寝るのが好き。

／スタート置きレス


(お気に入りの日傘を差して今日もまた、痛みを抱えた『同士』を探していた。痛みや悲しみを分かち合うことが出来たなら、誰かを救うことができたなら、＊＊ない己との運命とも向き合える気がする＿そう信じて)…こんな処で何してるん？(彼はそんな『誰か』であると感じた。それはなんの理由もなく、ただその姿が自分と似ているような気がして。見つけた人影の肩を叩き優しく笑えば上記を述べて)



／絡み難い場合や拾われスタートのロルを自分からスタートしたい場合はお気軽にお声がけ下さい、自分から貴方様のロルテに絡ませて貰います。

／それではレス解禁、募集スタートです。
管理人少々席を外すため許可遅くなりますが
きちんと見に来ますのでよろしくお願いします。

人ではなくて泣いていた者、希望です！

／No.6様、参加感謝です。
キープ致します！PFよろしくお願いしますね！

(/言葉を失い泣いていた者希望です!!)

／No.8様、参加感謝です。
キープ致します！PFよろしくお願いしますね！

凝っていて稀に見る丁寧な設定に惹かれました。とても素敵なトピですね。
こんな私で宜しければストーリーの一部に加えて頂きたく『己の弱さを鳴いていた、者』で参加を希望させて頂きます。
明日中には設定を提出致しますので、何卒宜しくお願い致します！

／No.10様、参加感謝です。
小説を書いて生まれた思い入れのあるストーリーなのでそう言って頂けると本当に嬉しいです。シリアス寄りなので人が集まるか心配なうえ、成り立っていけるのかも心配している次第なのですが、此方こそどうぞ宜しくお願いします。キープさせて頂きますね！

『己の弱さを泣いていた、者』


名前/霧生 宮人(ｷﾘｭｳ ﾐﾔﾄ)

年齢/20歳

身長/177cm

性格/社交的で陽気な楽天家。飄々としていて気負いの無さそうな朗らかさがあり感情の起伏が少ない。人を好み利他的な面が多く、誰とでも仲良くしたがる上に直ぐ懐く様は宛ら犬。周囲が笑顔である事に何よりの喜びを感じ、大勢で騒ぐ事を好む反面一線は決して越えようとしない。然し恋人が生きていた頃の経験上どうやら独占欲は強いようで、表に出そうとはしないが嫉妬深く一人で拗ねては恋人に癒され勝手に回復していたりする。また普段はさばさばとした距離感な割に突然甘やかしたくなったりと好きになれば中々に振り回してしまう性格の様。

設定/恋人を手に掛けてからと言うもの他人と関わる事を極端に避けている時期もあったが、何年かの時を経て突然以前のように周囲に接するようになった。所以は専ら恋人への償いだが根底ではそんな自分を嫌悪しており極力負の感情を表に出してはならないと自らを自制する日々を送り、最近は漸く感情のコントロールが出来るようになり始めている。今でも過去と変わらず恋人を思い続けているが半ば自分にそう言い聞かせるようにしている事も。

容姿/地毛の茶髪を更に赤みを帯びた茶色に染めており、それでも下品な色にならないよう配慮した赤寄りの茶髪。猫っ毛故に柔らかくボリュームに欠いた髪質ではあるがそれに加え癖毛でもある為に所々が跳ねており、一時は何とかセットしようと試みたものの無駄だと分かった頃からは潔く無造作ヘアーで通している。前髪は目に掛かる程には長く、邪魔な際は縛るなり留めるなりしており後ろ髪は襟足が長め。丸みを帯びた二重瞼の目、瞳は髪色同様に茶。左目の目尻に泣き黒子がある。左耳にシルバーピアスを一つ付けており、右手の薬指には恋人とのペアリングが嵌っている。

服装/性格とは相反し派手な物は好まず白や黒を基調としたシンプルでシックな物が多い。屋敷の中では床が滑ると言う理由で裸足で行動しており、服装は日によってさまざまだが基本は洒落たデザインのワイシャツやティーシャツに季節によってカーディガンやらパーカーやらを羽織り黒地のズボン。外出時はスニーカーやらブーツやら革靴やら様々。特に拘りは無い。

持ち物/外出時に鞄を持っている他は特に無い。

備考/杏仁豆腐が好物。もういっそ三食杏仁豆腐で良いと思える程に好きで好きで堪らない。温かい場所や柔らかな物に接していると直ぐに寝てしまうと言う難点がある。


(/今晩は。昨晩参加希望をさせて頂きましたNo.10で御座います。pfが完成致しましたので提出しますが、こんな感じで宜しいでしょうか？もし主様のイメージと違っていたり変えてほしい、等の要望が御座いましたら何なりと仰ってくださいませ。色々と設定を詰め込んでしまい長い文章になってしまいお手数をお掛けしますが不備の確認宜しくお願い致します…！！)

／霧生 宮人 様

PFの方、有難うございます。文の長さは気にしていません、寧ろ凝っていてとても素敵な内容だと思いました。参加して頂き本当に嬉しく思います。不備などは御座いませんので、宜しければ絡み文の方を宜しくお願い致します。

>綾瀬さん

──っ、え、な、何…？
(夕方頃、夕日が眩しい程に照り付ける中道端に佇み子供達がはしゃぎ回り賑わいを見せる公園をぼんやりと眺めており。特に感傷に浸っている訳でも無く、ただ感情の無い視線を送る一方脳内では様々な思考が巡り、背後に歩み寄る気配に気付かなかったらしい。──嗚呼、脆そうだ。あんな物直ぐに壊れてしまう──自分の思考に沈み込み掛けていた時、不意に肩を叩かれるとびくっと身体を強張らせ。知り合いだろうかと思考しつつ振り返るもそこに居たのは見慣れない人物で、今だ余韻を残す驚きと混乱から返す言葉は警戒心を滲ませた物となってしまい。然し今まで自分がしていた事を客観的に見るならば戯れる子供を眺める男性、これでは変質者に間違われても無理は無いと気付くなり慌てて両手を左右に振り一歩後ろに退きながら一方的な弁解を口走り)
あ、い、いや！別に何もしてない、ってか…こ、子供好きとか、好きだけど、そう言うんじゃなくて…！

(/素敵だなんてそんな、恐れ多い…！参加を許可して頂きありがとうございます。早速絡ませて頂きましたが、シチュエーション等はこんな感じで宜しいでしょうか？)

>霧生
＿＿＿？…嗚呼、ちゃうよ。別に不審者や思うて話し掛けたんやない(叩いた肩が大きく揺れ”似ている”と感じた姿が振り返る。警戒されることや驚かれることは予測の上であったが、驚きの後に発せられた言葉は想像とは異なるもので。何をそんなに焦ることがあるのか、自身は何をしているのか問い掛けただけである。首を傾げつつ”子供が好き”と云う言葉にふと賑やかな場所に視線を移せば其処には愉快に駆け回る子供達の姿。この男は自身が危ない人物であると疑われていると思っているのか＿＿そう思えば可笑しく感じ思わずクスッと笑い声漏らし、安心して欲しいと言葉紡ぎ)何してるん、って聞いたんが悪かったなァ。…別に変な疑いもってるわけじゃなくてな、少し話がしたかってん(己も怪しいものではない、と告げては警戒心を解く為に武器等の危険物を持っていない事を示そうと着物をひらひらさせて何も出てこないことを見せ)

／シチュエーションも問題ありません！本当に素敵な方に巡り会えたなと思っております。此れからどうぞ、宜しくお願い致しますね…！

>綾瀬さん

あ、そうなんですか…？
(どうやら此方の心境を察してくれたらしく、不審者と思われた訳では無いのだと分かれば安堵から肩の力を抜き。然しならば何故話し掛けられたのだろうと疑問が浮上し、以前何処かで会った事があるのだろうかと頭をフル回転させ記憶を辿り。だがやはり行き当たる人物は存在せず誰なのだろうかと困惑気味に彼を見詰め、もし自分を知っているようであれば話を合わせようとある意味必死の姿勢で居り。直後に“話がしたい”と言われると道に突っ立って子供を眺めていた男に何を話すのかと考え、結果職務質問なのではなかろうかと言う予測に至り。きっと警察は容疑者を逃さない為に幾らでも甘い言葉を掛けてくる。そう意識してしまうと相手を私服警官としか見られなくなってしまい然り気無く更に一歩後退るが、相手の動作により今更着物姿である事に気付き。一瞬珍しい格好をしているな、と呑気に考え警官がこんな動き辛い格好をするだろうかと首を傾げ。一先ずは話を聞く姿勢を見せながらも“必要に応じ逃げる”と言う意識は頭の片隅に置いたままで問い掛け)
話、って…？

(/そんな！此方こそ関西弁やら物腰柔らかな雰囲気やらにそれはもう和んでおります故…！
此方こそ、何卒宜しくお願い致します！)

>霧生

＿…用心深いんやね。本当、話をしたいだけなんやけど(己の話を聞き入れる相手の様子を見詰めてはそれは用心深いものであり。己は相手の瞳にどの様に映っているのか。きっと様々な思考回路を張り巡らせているに違いない。そう思えば一言、上記を述べ。話とは何か。問われてはどの様に話を切り出そうか悩み。自身としては”似ている”と感じたこの男が、本当に自身と同じ痛みや悲しみを持っているのかを知りたい。そしてその痛みや悲しみを持っていることが事実とし其処にあれば、屋敷へと誘いたい。しかし相手は初対面＿…果たしてどの様に問い出せば良いのか。考えるより動いたのは身体、離れた相手に一歩二歩と近付けば人差し指をスッと相手の心臓の位置に運び)…キミは此処に、何を抱えてるん？

／実は自分関西人ではないので間違えた関西弁を使ってやいないか心配しているんです、そう言って頂け本当に嬉しく思います。はい！それでは自分はこれで。

>綾瀬さん

あ、はい…。
(用心深いのは当然だ。何しろ自分の人生が掛かっているのだから。然し警戒心が伝わってしまったようで、話をしたいだけだと再度告げられれば無意識であっても逃げ出さんとしていた手前、幾分か気まずそうに頷き。信用して良いのだろうか。尤も話の内容によるが、どうするべきなのだろうと思案していたところ不意に接近されるとその様子を見据え。上げられた手が止まるのは丁度心臓の辺り、訝しげにその手を見詰めているも口にされた問いに不思議そうに相手へと視線を戻し。抱えているとは何の事なのか、何かを察知してか鼓動が速まり出すも思考はそれを否定しぎこちなく笑って見せると視線を逸らし)
抱えてるって、何の事？

(/そうだったのですか！ご心配なさらず。私は主様の関西弁好きですよ！
では此方も失礼致します。引き続きお相手宜しくお願い致します！)

>霧生
ココロの中に抱えてる、キミ自身の”闇”(相手の反応は”正解です”と言っているに等しかった。泳ぐ視線、作られた偽物の笑み。それは己が投げ掛けた言葉への動揺だ、と思った。”似ている”自身の感覚がそう感じた、間違いない、この男は己と同じ”闇を抱えている。胸を指す手を徐に上げ其の儘視線を逸らした相手の頬に運ぶ、半ば強引に、しかしその手は包み込む様に。自身の瞳と目が合うように、此方を向かせ様としては次に投げ掛ける言葉は一つ)…自分、他の奴らとはちゃうやろ。

>綾瀬さん

闇、なんか、…
(何故初対面の相手にそんな事を言わなければならないのか、そもそも相手は自分の何を知っているのだろう。疑問が次々と脳内を巡り、突然焦燥にも似た不安に駈られると右手の薬指に嵌まった指輪を左手で握り締め。否定をしなければとは思うものの思うように声を発する事が出来ず、その上徐に相手の手が自らの頬に当てられ其方を向かされると何故か視線を逸らす事が出来ず。然し“他の人間とは違う”、そう口にされた循環体が冷えて行くような心地を覚え頬にある相手の手をほぼ反射的に強い力で払いのけ。以前のように一時の感情に任せて相手を傷付けてはならないと必死に落ち着けと脳内で繰り返し、目を伏せては無理矢理に口角を上げ笑顔を取り繕いながら一刻も早くこの場を離れてしまおうと一方的に言葉を紡ぎながら相手に背を向けて歩き出し)
話ってそれ？違わねぇよ。俺は周りと同じ。帰ります。俺も暇じゃないんで。