中庭に咲いていた白い花。 幾度時を重ねた事でしょう。 私は、いつもあなたに会うたび幸福に包まれ、 あなたを見失うたび、悲しみの吐息を溢してしまいます。 私は、確かに。今も確かにあなたとの時間を望んでいますが、 あなたが苦痛を感じるというのなら……。 ですが、やはり。 私はあの新たな中庭を守り続けてしまいます。