nl.　 / 　灰色の恋　 /　　

...無いな-。(長い髪を腕に抱え筒水中を覗かせるも浅瀬だから当然魚が居る訳ない。馬鹿でも分かる事に気付いておらず。「寒い、寒い、いや、暑いよ、うん。」寒さを誤魔化そうと一人反対の言葉を言ってみる。然し寒さは変わらず砂浜に戻れば腰を下ろして大の字に倒れては結界外の"闇"を一瞥して)

やっぱ行くか…(自問自答を繰り返した結果やはり会いに行く事にしたので『今度は落ちるわけにはいかねェな』と呟きながら翼の調子を整え空へ。孤島の上に到着する。なんだか降りるのが気が引けたので孤島上で暫く様子見で浮遊。)

(/展開早すぎたかな？←後、一旦夕食落ち。又来るね。)

私が言った方が良かったかな-。(呑気に考え事をし筒ぼ-、と空を仰ぐ。不意に結界の外に人影が見えては顔を顰め筒もしもの場合の為に置いていた杖を構えて。張られたばかりの結界なので簡単には来れない筈。自分以外は"闇"の民。つまり結界の外に居る人影も"闇"の住人だろう、と確信して)

(　/　全然良いですよ-、御飯落了解しました-。　)

(浮遊してみるも入れそうにないので水操縦魔法で水面に着地し)あ、あー…えと…餓鬼！(白翠を何と呼べばいいか分からず餓鬼と呼んでみる。『杖構えてんじゃねェ』そう言いつつ両手を軽く上げ戦闘用の武器ではなく護身用の武器しか持っていないことを証明し)

な-んだ、真っ黒君か。(相手の姿がはっきり見えては持っていた杖を下ろす。"餓鬼"と呼ばれて不快に思ったのか「天月白翠って言う名前が私にはあるの-、餓鬼って言うな。」と少々命令口調で相手にずびし、と指を指せば相手の目の前の結界を一時的に消し「早く入って。」と)

…入っていいのか？(不思議そうに訪ね、そろりと片足をいれる。『俺にもちゃんとした名前があるんだけどな、…天月白翠。』なんて慣れずにフルネームで呟きながら)

ど-ぞ、早く。(若干怒り気味に言ってみるも普通に無表情。「何ですか、名前。」と訊ねては小首を傾げて。相手の慣れない呼び方に「一応ﾌﾟﾘﾝｾｽとか言われてますけど"白翠"で良いですよ」と)

…ん。…なんで怒ってんだよてめェ…
…俺の名前は"波影飛雅"だ。覚えとけ。(入った直後に上から物を言う。『白翠だな？分かった』と頷くと続けて『てめェさっき浜辺で何探してやがった』と問い)

波影飛雅...って、貴方"魔王"じゃ....え。(名前を聞いた途端怒りも収まり焦って。魔王の名前位解かる。「え、飛雅は其の時居なかったですよね?...まあ、私が何探してようと関係ないでしょ。個人情報です。」と何故か言わない様子。砂浜に沿って歩いていくも貝殻を見つけてしゃがみ込んで)

うーわ…マジで魔王って分かってなかったのかよ…(心外だというようにそう呟き。砂浜へと歩いていく白翠の背中に生意気な餓鬼だな、と目線を送る。自らも浜辺へ行き『水が透き通ってやがる』と感心したように言い、貝殻を見つけ拾う。『これ探してんのか？』)　

分かりませんでしたよ...まさか貴方みたいな人が..。(振り返り困った様に笑い筒呑気に言っているが己の天使(住民)と奪った張本人。少なくとも見方では無い。「"闇"とは違いますから。」海を見詰めながら述べるも何かを見つけた様子。「貝殻は単に集めてるだけです、貰っても良いですよ。」なんて云い早急に海の中へと入る"やっぱり寒いな"なんて内心思うも口には出さず)

貴方みたい人ってなんだよチクショーめ(大して気にはしてないがそうボソリと呟き、海に潜る白翠を見送る。きっと捜し物は海の中に有るのだろう、そう自分の中で答えを見つけて。貝殻を弄びながら海をのぞき込む。『見たことねェ魚ばっかだ。綺麗な色してやがらァ』と羨ましそうに口を尖らせて)

自慢の海です。今まで自慢する人も居なかったんですけどね。(苦笑を浮かべ筒左記を述べては魚達を一瞥。海の奥に進んで行っては片手を水中に沈めて。「いました、いました..!」と片手を持ち上げては大きなｴﾋﾞ一匹。そういえば魔王様の事を忘れていたと相手の方を見ては「そういえば、此処に何か用でもあったのですか?」と)

え？あぁ、いや、手前なんか探してるみたいだったからよ、一緒に…探してやろーかな…なんて…(語尾に近づくに連れ声が小さくなる。頭をぶんぶん振ると何を思ったか魔法で水の上に立ち、暫く水面を見つめ、突然片手を海に突っ込み。『ほらよ、エビ』と突っ込んだ手を上げればそこには二匹のエビが)

"魔王"なのに御優しい方ですね。(何処か困った様に眉を下げ筒笑みを零す。"有難う御座います"と丁寧んお礼を言い筒ｴﾋﾞを見ては頬を緩めて。然し魔法で2匹当時に捕まえた相手を見ては顔を顰め負けず嫌いが働いてか、負けじと水中を探る。「ｴﾋﾞ...ｴﾋﾞ...｡」と呪文の様に云いうも自分一人の食料で良かった為必要ないと解れば動作を止めて。「魔王様は此の後お仕事か何か有りますか?」と訊ねては小首を傾げて)

あ？まぁ、心行くまで感謝しやがれ(照れ隠しからかそんなことを言い、エビを渡す。どうして困った顔をしているのか、問い出せずに。『手前、二匹同時にとれないのか？』と、空元気気味に意地悪そうに笑う。しかしその笑みはすぐに消し、『あぁ？別に此といってでけェ仕事はねぇけど。』と相手の問いに答えて)

("一匹しか取れないのか?"その言葉に何処か不満気に顔を顰めるも「1匹で十分だったので」と。1匹で良かったのは事実。今晩の夕食にでもするのだろう。「暇な魔王様ですね、ｴﾋﾞでも御馳走しますけど如何ですか?」と若干嫌味の様に述べては首を傾げて)

暇って言うな暇って(軽くしたうちをしてそう言う。闇の国には無いので気に入ったらしく貝殻を指で弄び。『え？良いのか？』嫌みに気づくことなく言い)

良いですよ、此れでも私料理出来ますから。(軽くﾄﾞﾔ顔で言って遣れば翼を広げて飛び立つ。「付いて来て下さい。」と一言相手の方を向いて言えば其の侭中心部の塔へと)

え？お、おぅ。(気後れしたようにそう言うと空へ)

(/遅れてご免なさい！)