私のまさかの同棲相手。【吸血鬼の男性募集】

へっ⁈く、首⁈
(相手の返事に安堵の表情浮かべるがそれもつかの間。肩を掴む相手の表情は決して穏やかのものではなく再び混乱して聞き返し。そして相手の勢いに押され「こ、こう…？」と少し首を伸ばしてみて

(相手が首を出すと、その瞬間に相手の首筋に噛み付き、待っていたかのような表情を浮かべそのまま血を吸い取り始め

(すいません、オチます、

きゃっ！…っん、
(首を出してはみたものの噛み付かれるなど予想外で驚きの声漏らし。血を吸われればその微かな痛みなどで目をぎゅっと閉じ無意識に相手の服を握っており

(/了解いたしました！)

(/暇なので上げ！←)

(/上げまーす^^)

(/上げますね！)

(/上げー！)

(/上げます><)

(/上げますね！)

(うーん…上げ;;)

ぷはっ…
(久しぶりの鮮血に我を忘れてしばらく吸い取り、もう十分な量になると、上記のように息を整えて口を離して、そして、噛み付いたところを「ペロッ」と舐めると傷口が塞がり

(昨日は海猿で、今日はテストで遅れました；すいません、

いったぁ…、ってあれ？傷がない？
あなた…一体…？
(確かに痛みはあった、なのにそこには一切傷がなく頭には“？”が浮かぶばかりで。漸く相手と視線合わせれば疑問と不安に満ちた表情で問い掛け

(/いえ、こちらこそ急かしたみたいになってしまってすみませんでした;)

助かったぁ…
(血を吸い終え相手の傷口を塞ぐと腕を大の字に広げ安心したように上記を述べて、ふと体にみなぎる力「おぉ…これが噂の…」と拳を握りしめて、「ありがとねー！」と相手を寝っ転がったまま相手を抱きしめて

うわっ！？えっ、ちょっ…
(突如人が変わったような相手の様子と、そんな相手に抱きしめられて“困惑”の2文字が頭の中をぐるぐる回り。あまり男慣れしていないのか少し顔が赤らんで見えて

あぁ、ごめん…
(どうやら相手が顔を赤らめていることに気づき、相手を離して、態勢を立て直すと、「初めまして、俺は吸血鬼のメラ・イツキ、なんて呼んでくれたっていいよー」とニカッと笑って言って

きゅ、吸血鬼！？
ほんとにいたの！？
(どうやら空想上の生物だと思っていたらしく目を見開いて驚愕しながら相手を思わず指差し

いなきゃ噂なんかされてないよ…
(相手が自分を指差しながら言うと、不服そうに上記を述べて、「ほら、これでいい？」と黒い翼を広げて

わぁ…！翼？本物？
(広げられた翼を興味津々に見つめては手を伸ばし羽に触れ。「じゃあその吸血鬼さんがどうして私の所に？」とようやく冷静さ取り戻し、羽に触れたまま疑問に思ったことを口にし

本物本物…
(相手が興味津々に翼を触れるとくすぐったいのか「ピクッ」と羽を動かして、「まぁー、それはかくかくしかじかで…」そう言った後、訳を話して

へぇ〜…、私の血が…
ぜんっぜん知らなかった！
…あ、私は藍沢玲。
まあ、とりあえずよろしくね？イツキ、くん？
(理由を聞けば意外そうに自分の身体を眺め。今更だとも思ったが一応自分の自己紹介をして微笑んでみて