レンタル☆黄瀬涼太

>黄瀬

ん、ふぁ…
(ぐうっと背伸びをしながら辺りを見回せば見慣れた景色で、教室で寝てたんだ…と思いながらカバンを持ち、何処に行こうかと思案し、チラッと窓から見える景色をボーっと眺め/有難う御座います^^)

あれ、縢夜っち、まだ居たんスか？（もう、放課後のため部活に行っていたのだが、忘れ物をしたことに気づき教室へ向かう途中相手を見かけて話しかけて）

（/どういたしまして。あと、用事入っちゃったんで時間が空いたら返しますね！）

>黄瀬

げっ…黄瀬涼太…。
(人の気配がした為にくるりと振り返るとモデルの黄瀬涼太が。黒子や紫原とは気が合うためかよく喋るものの、黄瀬涼太に至っては苦手意識があるのか思わず否定の言葉が溢れ)
黙れ巨神兵。僕はただ夕日を眺めていただけだ。
(一緒に帰れそうな人を探していたとは口が裂けても言えなかった為、軽く悪態をつき)

(わかりました^^)

なんスか、その反応…（相手の反応に思わず苦笑しては、「俺のこと、そんなに苦手っスか？」と、いかにも相手が己のことを苦手だと知っているような口調で相手に尋ねて）
うわっ、酷いっス…。でも、夕日綺麗っスからね（相手の言葉に驚き目を見張るも、夕日を見て表情が和らぎ。すぐに「忘れ物！」と言っては机の中をごそごそして）

縢夜っち、俺をレンタルしてくれてありがとっス！
ちょっとしか話せなかったけど楽しかったっス。
今度はもっと長くレンタルしてくれたら嬉しいっス！

じゃあ、これでお別れっスね。
またきてくださいっス！

あっつ…こんなに暑いと、参るわね…（夏休みだが宿題を済ませようと制服で学校に来ており。自習室だと人が多くて熱気が溜まる為、己は一人こっそりと誰も居ない空き教室へと移動し。溜め息交じりに上記呟けばリボンを緩めて第二ボタンを開け）

神っち、１人で抜け出して何してるんスか？（己も自習室に来ていたうちの１人で。勉強をしつつもバスケがしたくてたまらなくなり、あたりをキョロキョロしていると教室を出て行く人が１人。その見覚えある人を追って空き教室に入ればひょこっと顔を出して首をかしげ）

あ、涼太…、…別に、此処なら誰も居なくて静かだし、勉強し易いかなと思って。（誰も入って来ないだろうと思っていた時、扉が開く音に少し驚けば入って来た人物へと視線移し。机に向かって椅子に腰掛けている状態で、シャーペンを片手に持ち。ノートへと目線落としながら答え）

思ったより真面目っスねー。（先ほど逃げたと思っていたのだが、相手の言葉と様子に本当に勉強のことを考えていると思えば相手を見直し。相手の向かいにおいてあるいすに座っては「此処、暑くないスか？」と下敷きで相手に風を送り）

ちょっと、何気に失礼な事言ったわね?、今。（己は真面目ではないと相手に見られていたのかと思うと少しムッとした表情浮かべ。下敷きで風を送られれば涼しく、一瞬和みそうになるもハッとすれば「暑いけど…大丈夫よ、」と真顔で返事をし。ノートを見ながらプリントへとシャーペンを走らせ）

え…ごめんっス！でも、神っちのこと見直したんスよー（一応謝るも、さっきの言葉を取り消す気は内容でフォローの言葉をいれ、顔の前で手を合わせて。相手が真顔で返事をしたため、少し残念に思いながら己を仰いで、勉強をしている相手を見つめて）

ふぅん……、ま、いいけど。（謝られれば相手を見詰めてあっさりと許しの言葉を一言添え。其の侭無言で書き続けるも、相手からの視線に気付けば集中出来ず。走らせていたシャーペンを止め顔を上げて「…あの、さ、涼太はもう宿題終わったの?」と気になっていた事を問い掛け）

神っち
ありがとっス（相手が許してくれたため嬉しそうに微笑んでは頭の後ろで手を組んで暇そうにし。相手が顔を上げ、視線が絡み首をかしげて相手の言葉を待つも勉強のことで。「ちょっとしか終ってないっス」と頬をかいて苦笑し）

…別に。お礼を言われる程じゃないわよ、（相手の微笑み見ては流石モデル…笑顔が綺麗に映えている様に見え、少し頬が赤く染まり。相手の言葉を聞くと一度溜め息を溢し「そんな事だろうと思ったわ…というか、あんたはバスケやり過ぎて宿題に手つけてないんでしょ?」とジト目で聞き）

でも、許してもらえてよかったっスよ。（笑顔のまま言葉を続け、ふと相手の頬が紅潮しているのを見ては「神っち顔赤いっスけど大丈夫？」と心配そうに顔を覗き込んで。熱中症だと思い込み、窓を全開にして。相手のジト目を見ては正直に「正解っス。勉強よりバスケの方が楽しいじゃないスか！」といきなり開き直って）

ばっ…!!あ、赤くなんかないわよ!（覗き込まれれば更に顔が近くなりボッ、という効果音が付く程真っ赤に染まって。身を引こうと後ろに下がろうとすると椅子ごと後ろに倒れそうになり、慌てて体勢を持ち直し。正直に答える相手を見ればくすりと笑い「流石バスケ馬鹿ね。…宿題、終わってないなら見てあげるけど?」と呟く様に提案してみせ）

ちょ、神っち危ないっス！（全否定している相手だが、先ほどよりも顔が赤くなっているのは確実で。椅子ごと倒れそうになっている相手を見ては心配そうに相手を見て。２人きりの教室で呟きが聞き取れないはずが無く、しっかりと聞き取れば「ホントっスか！？神っち、大好きっス！」といきなり立ち上がって教室に走って勉強道具を取りにいき）

あ、危なっ…!!、…はぁ（転ばなかった事に安心するも今ので少し恐怖感を抱き、先程羞恥を感じた事もありダブルで心臓が何時もより早く脈打って。己自身を落ち着かせようと何度か深呼吸を繰り返し。立ち上がるなり走って出て行った相手を見れば驚き「なっ…!?、ていうか、簡単に好きとか言うんじゃないわよ!」と叫ぶ様に伝え）

もっと気をつけないと駄目っスよ？（何度も深呼吸している相手に心配そうな顔をしたまま首をかしげて。相手の叫ぶような声を背後に聞きながら教室に入ると先生は居らず。ラッキーと思いながら勉強道具を持ち出しては先ほどの空き教室へと戻り。「でも、俺、神っちのことホントに好きなんスからいいじゃないスか？」と悪びれた様子も無く答え）

わ、分かってるわよ…大体、誰の所為だと思って…っ、（深呼吸を止めて相手から指摘されればう、となり視線を逸らしつつブツブツと呟いて。戻って来た相手を見た瞬間不意打ちで其の様な言葉を投げ掛けられ、ほんのりと頬がピンク色に染まり「ばっ…、ばっかじゃないの!、どうせ、ファンの子達にもそういう事言ってるんでしょ?」勘違いしては駄目だ、と思った己は一度頭を横に振って。己自身に言い聞かせる様に言い放ち）