カノ 2013-07-06 00:22:46 |
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ん.、 ― キド遅いなぁ.、 ( 待合せの時刻は当に過ぎている.、 其時間余30分、 此の様な状態でも取り柄で在る其笑顔は絶やさない様に、 しかし真夏日の其コンクリートに向って乱反射し続ける紫外線は其少年の肌を焼付けて行く。
(/ Σ はうあ、申し訳有りません!!、 )
...悪い、遅れた。( 悠々と歩く少女の姿。 しかし其の額に滲む汗が、彼女が此処迄走って来た事実を物語る。 小さく息を吐き出しては、フードを深めに被り直し乍何処へ行くのだろうか、なんて思考を巡らせ。 )
ん.、 仕方ないなぁ.、 ( にぃ.、と無邪気な笑垂らせば.、 其息切れた少女の声が耳に入る、 余裕な表情を浮べているが強がりだな、なんて心の中で嘲笑って。 少女の長袖のパーカーの袖口を引っ張れば、今日の目的地、デパートへと向おう。
...何処へ行くんだ?、( されるが侭に引っ張られるも、肝心の目的地を伝えられていない。 不思議そうに首を捻りつつ相手をじっ、と見据えては上記問い掛けてみたり。 )
言ってなかったっけ。 デパートだよ。 ( こてん.、と首傾げ乍前記呟く、 言葉を述べた後其少女に悪態を衝いてみようか、 )
そっか、 そんなに楽しみじゃなかったんだね。 ( しゅん。と淡い寂しそうな表情を浮べれば、敢えて心配させる様な言葉呟こう。 )
..音楽聴いてる時は、喋り掛けられても気付かないぞ?、( 己の記憶を辿るもそんな出来事は覚えておらず、可能性の一番高い言葉を相手に問い掛けて。相手の寂しそうな顔とか見た事が無い。 慌てて謝ろうとするも彼は“目を欺く”能力の所有者。 取り敢えずは、 「...欺かなくても良いぞ、」 なんて言葉を。 )
冷たいな.、 キドは。 ― ( 其少女のイヤホンに手を延せば彼女を元の世界へ戻そう。 はぁ.、と溜息垂らし、過去の事振返れば。 確かな記憶が在.、 アジトに二人で居た時話したのに、訊いて居なかった、 という事か、 なんて心裏で考。 )
あれれ.、見抜かれた.、 ? ( 嗚呼.、何て醜態だ.、 亦嘘を重ねてしまった。 だけど、半分は本気だったのにな。 )
御前が明る過ぎるんだろ、( 呆れた様な表情を浮かべつつ相手を見遣れば、 「えっと..まあ、俺も悪いし。すまなかったな、」 とかぽり、と頬掻けば謝罪して。 何年一緒に居ると思ってる、とか言おうとするもやはり照れ臭いのか止めておき。 )
やっぱ.、 僕ら吊り合わないのかなぁ.、 - ( 肌に衝き付ける日差しが差し込む中で、不釣合わない格好の其少女に素っ気無い表情で呟けば.、 言動を伺ってみよう。 「 じゃあさ.、 手繋ごうよ。 」 にぃ.、と無邪気な表情で呟けば。 さり気無く少女の手首を摑んで見ようか。 ) /
(/ Σ わわ、寝堕ち申し訳無いです...、 )
..御前がそう思うんなら、そうなんじゃないか?、( ほんの一瞬だけ、顔をしかめるも直ぐに普段通りの表情に戻せば上記小さく呟いて。 「手..?、別に構わない。」 なんて、若干声のトーン上げれば握り返し。 )
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