主 2013-06-22 18:50:00 |
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――おい…!てめぇ…っ…
(大抵の人間なら己と関わりたくないが故渋々従うだろう。相手の隣に立つ彼もまた同じだろうと踏んでいた為、思いの外強気な反発と彼を守るかのような態度に驚き、目を小さく見開き。次いで湧くのは屈辱と、言い様のない悔しさで。その悔しさは単に自分の思うようにならなかった故のものなのか、或いは自分の大事なものでも取られたかのような錯覚を起こしたからなのか。自分自身の感情がはっきりしないまま立ち去る二人の背に苛立った声を投げるも、振り返る相手の表情が余りにも儚く寂しげで。喉が焼けるような鋭い痛みを覚え、言葉に詰まってしまい。己への“拒絶”に覚えはある気がするが、それに抗う為の確たるものを持ち合わせておらず。嫉妬心と呼ぶには不確かでもどかしい感情に奥歯を噛み締めながら、離れていく相手の背をただ見つめるしかなくて)
──
『…やっべ、今頃になって心臓バクバクして来たんだけど。後でシメられっかな、ははっ』
((原田を連れ去った後、取り敢えず向かったのは近くの公園。未だ気持ちの整理が仕切れないだろう原田をベンチに座らせると、温かい飲み物でも購入しようと向かった自販機で、彼が昼休みに時折飲んでいたミルクティーを購入し。ホット缶を二つ手にし俯いたままの原田の元に戻れば、若干おどけた調子で心境を口にしながら缶を彼の手に持たせるように押し付け。記憶を失っているとはいえ、先程の言動が上原の怒りを買っただろう事は間違いない。喧嘩慣れしている上原に対し恐れはあるものの、自分がした事に不思議と後悔はなく。涙のあとを残す相手を前に心なしかきゅっと胸が切なく締まる気がし、僅かに戸惑いを覚えながらも見守るような柔らかい笑みを浮かべ隣に腰を下ろし。彼を連れ出す最中、“ありがとう”、そう伝えられたものの、彼の本意にそぐわない余計な事をしたのではないかと今頃不安になり。「なあ…これで良かったんだよな?お前的に、さ。」と、顔をそちらに向けながら何処と無く遠慮がちに探るような訊ね方をし))
(/上原と菅野くんの同時進行、思うように動かせず、わかりにくいのなんので大変ご迷惑お掛けしておりますorz 上手く合わせて下さり有難うございます!
さて、上原とは一時別行動となってしまいましたので、椿くんと菅野くんのやり取りが一段落したら、また別の場面から始めた方がいいですよね?今回の件が菅野くんに対しての本格的な嫉妬心の伏線となればと思っております(笑)またご意見等ありましたらいつでもどうぞ!)
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