主 2013-06-22 18:50:00 |
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――……っ、……ぅ…、
(最後の衝撃を受けた後、ゆっくりと瞳を開ければ目の前には空が広がり、こめかみの辺りから耳にかけて生暖かいものが伝う感覚がして。転がり落ちた際胸部でも打ったのだろうか、押し潰されたような圧迫感と痛みで呼吸が上手く出来ない。辛うじて繋いでいる意識の中、周囲のざわめきに混じり己の名を呼ぶ聞き慣れた声を頼りにゆっくりと顔を向け。ぼんやりと視界に映るのは、つい先程までデートを楽しんでいた愛しい恋人の姿。顔を蒼白とさせ呆然とした様子でただ己の名を呼び力なく揺すり続け。惹かれて止まないその瞳から大粒の涙が零れ落ちれば、一体何度泣かせて来ただろうかと、狂おしい程の愛しさと切なさで尚更胸が押し潰されそうになり。痛む腕は辛うじて動き、ゆっくりと手を伸ばし震える指先で頬に触れ。
──…なぁ、泣くな。笑えよ…椿…。
言葉を掛けようとするも、僅かに唇が動くだけでそれが声となって彼の耳に届く事はなく。やがて次第に閉ざされていく瞳に相手の姿を焼き付けながら意識を手放して)
(/どちらにも繋げやすくして下さって有難うございます。あのまま飛ばす事はやはり自分には無理でした(笑)
さて…ここから椿君には暫し辛い思いをさせてしまいますが、上原は上原で椿くんを思い出すまでの間苦しませておきますので。←
次の場面はそちらがお好きな場面からで結構です。また何かあれば相談しながら楽しんでいきましょうb)
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