主 2013-06-22 18:50:00 |
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珈琲で。あとは……、
(渡されたメニューを取り敢えずは受け取るが、飲み物については前回同様決まっている為、飲み物の欄には目を向けず直ぐ様伝え。甘味が苦手な自分は正直珈琲のみで十分、しかし折角のデートであり雰囲気も重視するタイプである彼の手前、一先ずメニューに目を通してみる事にし。とはいえ、カップルでの利用が多く女性受けがいいカフェともあり、ずらりと並ぶデザートはどれもこれも己には甘過ぎるだろうものばかりで、知らず知らずのうち眉間に皺を寄せ難しい顔でメニューとにらめっこしてしまい。すぐ傍に立つオーダー待ちの店員の視線が突き刺さるようで何とも居心地が悪い中、視線のみをメニュー上で流し。苦手な物ならどれを食べたところで大して変わらない、それならば相手が苺ショートの他に悩んでいたものを…という結論に至り。目の前の相手に決まり悪そうな視線をちらりと送った後、「お前がさっき悩んでたやつ、どれだよ」と、メニューを相手にも見えるようにしながらあの日と同じように助けを求めて)
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