▽ like you。

おい、母さ... ( 母探しに玄関へと顔を出せば、見覚えの有る顔に目を見開き、言葉遮って。今日己に告白してきた奴ではないか。と頭の中はもう混乱状態で、何も言えなくなり数秒間微妙な間が空いて。取り敢えず冷静にならねば、と思い、何しに来たかと問おうかと口を開くも、父親らしき人物が目に入ってきたので好印象与えようと笑顔作って｢ こんにちは ｣何て言ってみて。

…え、ええぇぇぇえ!!?
(声のした方を向けば己の好きな人が目の前に。上記述べてｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞと後ろへ下がれば目を見開いて。なんで一ノ瀬くんが居るの⁉…こ、この家まさか…一ノ瀬くん家⁉と心の中で色々と整理させれば「 こ、こんにちわ~ 」と苦笑い混じりにあははと笑えば「 ちょっとそんなの聞いてないよｰ‥ 」とﾎﾞｿﾎﾞｿとお父さんに言えば表情はにこにこを保って。)

重そうですね、それ。持ちましょうか? ( そう言った視線の先は相手が持っている荷物に向けていて。未だ笑顔は崩さず、勿論、状況も把握出来ていない状態では有ったが、相手に近寄れば荷物を持ち上げて。すると小声で、｢てかあんた、何しに来たんだよ｣と問い掛けると、其の表情は不機嫌その物であり。

え、あ、有難う
("自分で持つからいい"とでも言おうとするも親の前だし…、と上記述べれば苦笑いし。不機嫌そうな顔と言葉に驚けば「 …家(ｳﾁ)のお父さんが一ノ瀬くんの家族と知り合いだったみたい… 」と小声で言い返せば俯いて。中に入ってｰ、と一ノ瀬くん母に言われたので玄関からリビングへと移動すればｿﾌｧｰに座って。「 わあ、綺麗だし広いｰ‥ 」と部屋を見て小さな声で歓声を上げて )

( 取り敢えず其の場は後にして相手について行き、荷物をﾘﾋﾞﾝｸﾞに置いて。ってか何でｺｲﾂはこんなに寛いでいる。等思いながらｿﾌｧへと座った相手を目を細めて見詰めていて。今直ぐ問い詰めてやりたい所で有るが、此の場で言うのは厳しい。無理矢理に相手の手を引いて、廊下に出て、誰も居ないことを確認して。母の声が聞こえるが、今は気にしない。｢んで? 知り合いなだけなのに、何で御前は此処に居る訳?｣と一番訊きたい事を率直に告げて

えっと‥、住むとこが無くなっちゃって
(ｿﾌｧｰに座っていたはずが相手に手を引かれ廊下に行き。え、何?と思いながらもその場に居れば一ノ瀬くん家に何故居るのか、と云う質問で。そんなの私が聞きたいよ…、なんて思いながらも上記述べては「 でも私此処が一ノ瀬くん家だとか知らなくて…、それで…その… 」と付け足すように言えば相手の顔をﾁﾗﾁﾗ見て )

...住む訳? ( 一生懸命に説明しようとする相手を呆れた表情で眺めていると、何やら己に付け足して欲しいのか言いにくそうに告げられた言葉に続いて上記述べて。此の様子だと住む以外考えられない。確信が有ったようで。選りに選って何で己の家なのかと迷惑な気持ちで一杯になるものの、己が断る訳にもいかず、仕方なさ気に相手見据えていて

多分…、。
(苦笑い浮かべながらあははと笑えば上記述べ頷いて。迷惑そうな顔を見れば「 あ、でも一ノ瀬くんの邪魔とかしないから‥、うん。絶対 」と言い切るように言って。そんなに私と住むのが嫌なのかなぁ…、と内心思っていれば相手をｼﾞｰｯと見詰めてしまっていて、)

何、 ( 相手の妙に自信有り気な発言聞くもやはり本当に迷惑掛けないのか、何て心配は勿論有って。何か視線感じると、気付けば己を見詰めている相手の姿が有って、己に何か付いているのかと思いながら相手に問うて

…え⁉あ、ううん。な、何でも無いｰ‥
(我に返れば首を横に振って上記述べて。何私見詰めてんの~‥、と心の中で叫べば顔逸らして。「 …えっとｰ、うん。リビング戻ります‥」なんて居づらくなったのか 苦笑い混じりに笑えばリビングに戻ろうと足を進めては立ち止まり「 …朝の告白の件だけど…、内緒にしててね。もしくは…も、もう忘れて良いから 」と付け足すように言えばリビングに戻って行き )

別に言う気も無いけど ( ﾘﾋﾞﾝｸﾞへと向かう様子を其の後ろから眺めていれば、何の用か立ち止まり振り向いてきた相手に小首傾げて。内緒にしておけと言われたものの、己は最初から言う気もなかったし、あんなの告白としてｶｳﾝﾄなどしていない。そんな事も有ってか冷たい口調で上記述べると、己も相手に続くようにﾘﾋﾞﾝｸﾞへと戻って行って

だよねｰ…、
("言う気も無い"と云う相手にあはは、と笑って上記述べればリビングに戻ってｿﾌｧｰに座り。一ノ瀬くん冷たいなあｰ、なんて思いながら出されたｼﾞｭｰｽを飲んでは相手ちら見して。そんなに私と住むのが嫌かなｰ、と頭の中で色々考えていれば父に一ノ瀬くん母の手伝いをして来いと言われればﾊｯと相手から目を逸らし「 おばさまｰ、何か手伝います!」とｷｯﾁﾝの方へ駆けつけて)

( ﾘﾋﾞﾝｸﾞへと戻ると、椅子へ座って。相手と同様、己も飲み物出されると軽く御礼を言って一口口に含んでみる。また視線を感じる。相手を見ると、やはり己を見ているようで、呆れた表情で此方も相手を見て。己の視線に気付いてか否か丁度良く席を立つ相手。視線を逸らし、暇になったのか携帯取り出して画面いじり始め

あ、はい、これお菓子…。
(手伝いとしてお菓子を持って行ってと言われお菓子を持ってｿﾌｧｰの元へ行き。上記述べて机にお菓子を置けば椅子に座って。携帯を弄っている相手見れば、"…一ノ瀬くん携帯持ってるんだ…、ｱﾄﾞﾚｽ交換したいなｰ。"なんて思いながら相手見詰めて。この女は何度見詰めるんだ、と言っても良いほど見てると思う。恐らく相手への気持ちがまだ忘れられないんだろう。)

ど－も、 ( 背後から聞こえてきた声に携帯つついていた為、少し驚くとゆっくりと後ろへ振り向いて軽く御礼を言い。其の手には恐らく己に持ってきたのであろう菓子が有り、机に置く姿を眺めて。椅子に座ったのを確認すると再び携帯へと視線を移すも、視線を感じて相手を見ると、案の定己を見詰めていたらしく｢ さっきから俺の事見過ぎなんだけど ｣と率直に告げ

え⁉あ、別に見てないもん。
(相手の声で我に返れば焦り上記述べて。手伝いが終わったのかｿﾌｧｰに座れば出された飲み物を飲んではやはりﾁﾗｯと見て。「 莉子ちゃんの部屋を紹介するわｰ 」と言われ席を立てば今日から己の部屋になる部屋に行けばﾚｰｽやら何やらで女の子らしい部屋で。「 わあｰ! 」なんて歓声を漏らしていれば手元に荷物が無いことに気付き。あれ、荷物どこにやったけ?なんて思えばまずは何と無くｸﾞﾙﾘと周辺を回って。「 そ、そういえば一ノ瀬くんが持ってくれたんだった… 」と思い出せばリビングに戻りﾄﾞｱからｿﾌｧｰに座っている相手をﾁﾗｯと見ては近付きそーっと荷物取っては抜き足差し足のように歩いて)

あげてみたり。←

もっと普通に取れ ( 己を見ていないと否定する様子の相手に見ているだろうと確信持ちつつも、此方は何も言わず。母に呼ばれたらしく、動き出す様子によく動く奴だと感心しながら見ていると荷物取りに来たらしい相手が何やら怪しげにしているので眉を寄せて声のﾄｰﾝを落としては、上記述べ

はぁｰい…、
(ﾋﾞｸ、と驚きゆっくり相手のほうを振り返っては"あははは"と苦笑いしながら気緩そうに上記述べて。普通に歩いて部屋に荷物を置けばリビングに戻ろうとし。戻る直前に「やっぱりこれは夢なのかなぁ…」とﾄﾞｱに隠れ頬をﾍﾞﾁﾍﾞﾁ叩いたり引っ張ったりして。「いひゃくないｰ…」"痛くない"と現実を理解すればリビングちら見して。リビングに戻れば夕食が出来ていて。席に案内され座れば豪華な夕食に「わあ、美味しそう…!」と歓声をあげて。)

あｰげ、。