☆お兄ちゃん募集☆

…(じっと相手を見ているも、やはり胸の痛みはわからず)
ねぇ、お兄ちゃん？(テレビを見ている相手に話しかけ)

ん？…(テレビから相手に視線向けては
なんだ？…(と改めて問いただしては

うん、胸がね、痛いんだよ(理由がわからない為か、相手に痛いとだけいえば)
何でかな？(少し不安げに首傾げ問い)

病気、…!?…(首傾げれば
恋してるんじゃね？…クラスの男子とかさ(苦笑交じりに述べれば

恋？…わわっ、やっぱり何でもない！(相手から聞いた言葉に少し考えれば、己の胸の痛みの理由がわかったのか、慌てた様子で首を振り)

あっ、…そう、(気にせずに相手に返答すれば
行ってきまーす…(と眠そうに述べて

うんうんっ(絶対にバレてはいけないと思いながら必死に頷いて)
行ってらっしゃい(笑顔を作り見送れば、己も学校へと向かい)

なぁ、なんか妹の様子おかしかったんだけど…(とクスッと笑いながら
女友達と会話をしていれば

わあ…綺麗な人…(兄と話す女性を見れば、綺麗な顔に立ち止まり思わず呟き)

あっ、(相手に気づけば微笑みながら近づいて

あ、お兄ちゃん(近付いてくる相手に自身も微笑み)
綺麗な人だね、あの人がお兄ちゃんの好きな人?(内心動揺しているも、相手に知られてはいけないと少し笑いながら耳打ちし)

バカ言ってんじゃねえよ…俺が好きなのは、(と言いかけては

好きなのは…?(違うような相手の口調に少し驚き相手の言葉繰り返し首傾げ)

言えねえよ、バーカ(クスッとごまかすように微笑むと自分のクラスへ入って行って

むむっ(ﾊﾞｰｶと言われればムッとした表情浮かべて己の学年のクラスに入れば男子生徒が話しかけてき)

男子生徒『今日教科書忘れたから見せてな？』

いいよ(軽く微笑んで頷けばチャイムがなり席につけば、授業中男子生徒と机をくっつけ教科書見せており)

ははっ…(楽しそうに笑っておれば向こうの校舎に相手の姿が見えて
はムスッとして、その様子を見ており

男子生徒『なぁ？これってなんて読むの？』

これ？韮(ニラ)って読むんだよ(国語の授業なのか、軽く微笑んで問われた事を答えれば、しばらく経って授業が終わり昼食をとお弁当を持って屋上に行き)

…(いつもは屋上に行くがさっきのことがあったのか屋上にはいかずに教室でお弁当を食べていると

お兄ちゃん来ないな…(いつもは来る相手が来ない事に不安感じつつキョロキョロすれば相手の教室が見え、教室でお弁当をたべている相手が見え)
ま…まぁちゃんと食べてくれてるんだったらいっか(苦笑い浮かべ己も弁当食べようと弁当広げ)

…(黙々と食べたふりをしているがあまりお腹が減っておらず半分残して家に帰ると