好きで…ごめん。(NL)

え..？(己の置かれている状況が読めずｵﾄﾞｵﾄﾞして集団に突っ込んでいく相手を見て目を丸くして、怖くなり足がﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えるもやはり心配になり やめてー!! と己の力限りの声を出せば相手のほうへ走り寄り。/

んあ？ 何やってんだ？ （やれやれ、と首を回し周りには倒れこんた不良達を見下ろして
駄目だな、楽しいのは一瞬だけだ （ハッと退屈そうに鼻で笑い

(一瞬で周りが倒れ込み何が起こったのか己にも分からず、ただ相手が心配になり振り向けば笑っていたので少し疑問に思いｺｸﾘと首を傾げるも はぁ…。 と相手の様子に安心して。しかし少し派手にやった相手をｼﾞｨと見れば 喧嘩なんてやめなよ!! と目を見つめながら相手に言い。/

喧嘩・・・ねぇ （息をつくと「甘いな」と笑い倒れている不良の服から財布を抜き取り
こいつらは生徒から金を奪ってやがる （財布から金を抜き取り「男女問わずな」と冷たい視線で見下ろして空の財布を投げて
俺はそれが許せねぇだけだ （ギリッ、と奥歯を噛みしめ「もう用はねぇ」と金を奪われた生徒たちを探し始めて

(相手の行動に驚き声をかけようとしたが、ｼﾞｨと見ていれば訳が分かりｼﾞﾜｼﾞﾜと涙が目に溜まり相手の優しさと強さを己の身に感じれば 私も...手伝う!! と相手に追い付き相手の二歩後ろをﾋｮｺﾋｮｺと着いていき。/

次は自分で取り返せ （同じ言葉を言いながら生徒一人一人まわりおわると教室に戻り
ったく、毎回疲れるぜ （自分の席に座り突っ伏して「だりぃ」と力なく言い

(相手と同じく教室に入ればぐったりしている様子を見てｸｽっと笑えば相手に歩み寄り お疲れさまでした。 とﾌﾜﾘ優しく微笑み相手の肩をﾄﾝと軽く叩けば一通の手紙を見つけ …誰からだろう…。 とｺｸﾘ首を傾げるも通を開けて。/

・・・あ？ （相手の持っていた手紙を見て「なんだそれ」と見て
お前宛のラブレターか？ （ヤハハッ、と愉快そうに笑い「モテるじゃねぇかオイ」と笑い

何言ってんの…!!(恥ずかしさの余りﾌｲと顔をそらせば手紙を開け中を見れば、己の手足がﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震え出し足元に手紙を落とせばｽﾄﾝとしゃがみこみ顔を伏せ どうしよう…。 と心の中で思いつつ。/

おいおい・・・ （相手の様子の変化に疑問に感じたのか手紙は見ずに相手の肩に手を置き
どうした？そこまで面白いラブレターだったのか？ （ハハッ、と笑いながら相手を見て「大丈夫か？」と肩に手を置いたまま

(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えながらも 違う…ラブレターじゃない…。 ｳﾙｳﾙと目に涙を浮かべて相手の服をｷﾞｭｯと掴めば 助けて…！ と聞こえるかさえもわからない声で微かに呟けば立ち上がり手紙の指す場所へ走りだし。/

内容
(今日の放課後、体育館の裏庭にこい。お前の大事な友達を助けてほしかったら。)←書かれていた。

・・・ （走り去った相手を見たあと「なになに」と手紙を拾い上げ内容をみて
へぇ、面白いじゃねぇかオイ （グシャッと手紙を潰して手紙に書いてあった場所に向かい

(息をつく間もなく走りだし目的地につけば 友達はどこ!? 今までにないくらいの声で叫びながら手をｷﾞｭｯと握りしめるもやはり怖い思いで体がﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震え 大丈夫、大丈夫、と己に言い聞かせば 友達を返して…私の…大事な…。と涙をﾎﾟﾛﾎﾟﾛ流しながら相手に必死に言い。/

大事な友達は・・・どこかな？ （「いやいや偶然だね」と後ろから笑いながら表れて
面白いことは俺も混ぜろよ？ （顔は笑っているが声は低く冷たく「さがれ」と視線を送り

(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えながら泣いていると後ろから聞き覚えのある声が耳に入り振り返れば秋人の姿が目に移り …うん。 相手の指示に素直にｺｸﾘと頷けば重いﾌﾗついた足で後ろに下がり。/

さて、俺を楽しませてくれよ？くず共 （ハッと鼻で笑うとともに 未来の友達を奪ったやつをボロボロにして
よし、ほらよ （友達を未来のもとに送り「もう捕まるなよ」と言い立ち去ろうと

(目の前で起こる痛々しい殴り合いに目をｷﾞｭｯと瞑れば急に静かになりｿｰと目を開けば友達は目の前に居て。立ち去ろうとする相手に ありがとう。 と微笑めばﾍﾟｺと頭を下げ。/

・・・ （振り向かずに後ろ手を振り上げそのまま立ち去り
楽しいのは一瞬だな・・・ （校庭の端のほうで手を頭の後ろに組んだ状態で寝て

(嬉しさの余り涙がﾎﾟﾛﾎﾟﾛと流れるも え-？ 友達の言われるがままにﾋｮｺﾋｮｺと歩き進めば目の前には秋人の姿があり、相手に歩み寄ると嬉しそうにﾌﾜﾘと微笑み横に座り。/

んあ？なんだ、お前か・・・ （横に座った相手を見て息をつくと

（すみません！落ちます！また明日来ますね）