【BL】約束

一輝

…いいえ《ふにゃと微笑み

《スイマセンが、屋敷に訪ねる所から始めてもらえますか？;;》

椋樹

((了解です!!))

…ここだった…よな( 大きめの屋敷の前に立ち、ぽつりと呟き。しばし迷ったものの記憶に残る風景はそこまで変わっていなかったのでそのままドアをノックして

一輝

《ありがとうございます！》


……え……？《ノックされた扉を見て、信じられないとでも云うような顔で
…あ、え、はいっ………《慌てながらドアの鍵を開けて、ドアも少しだけ開けて隙間から様子を伺うように

椋樹

えーっと…( 隙間から見える顔だけでは判別しずらかったのか言葉を濁らせてどう答えていい物か分からずに )…五年前の…だよな？( 結局約束のままに来たと単刀直入にいい、警戒させない様に頬を緩めて微笑んで

一輝

……へ…あっ……《相手の口から５年前、と聞くと扉の向こうで嬉しそうに微笑む
…はい《相手の微笑む顔みると、安心したのかドアを開けてふにゃと微笑み

椋樹

…ん、やっぱり君だったな( 改めて顔を見て確信した様に安堵の溜息を吐き )…あれから平気だったか？( 自分より少し目線がしたの相手の頭をそっと撫で

一輝

……やっぱり、あの時の…《自分より背が高い相手を見上げるように顔を上げて､嬉しそうな声色
…はい、平気です《微笑みながら見上げて、撫でられると少しピクッと体が動くも直ぐ慣れて気持ち良さそうに目を軽く細めて

椋樹

そうか…それだけが気がかりだったからな( 大丈夫そうでよかった、と呟き、ポンポンと頭を撫でて )…やっぱりこの屋敷に住んでるのか( 玄関先で改めて上を見上げ屋敷の外観を見て、心配そうに相手に視線を戻し

一輝

……え？《相手が自分を気にしてくれていたということに驚いて目を開き数回瞬きをして
…はい……他に、行く宛てありませんし………人が、少し……………怖くて《右記を述べると俯いて少し悲しげな表情浮かべて

椋樹

…意外そうな顔をしなくても、俺はこの約束を忘れた事は一回もないからな？( 相手の表情を見て疑われた事に苦笑して)…そうか…、独りで、寂しいよな( こちらもつられて悲しそうな表情になり、少しでも落ち着かせようとくしゃ、と頭を撫で

一輝

…だって………えと……そんなこと、初めてで………《俯いて/嬉しいが、恥ずかしいのも混ざり顔が赤くなり
……っ……………《相手の言動と行動に我慢できなくなり、遂には泣き出して

椋樹

そうだよなー…けど、心配してた( 納得して頷くも、少し屈んで顔を覗き込んで相手と目を合わせて穏やかな笑みを浮かべ )……よしよし、今まで独りでよく頑張ったな( 見ていられなくなり、力強く抱きしめて宥める様にいいながら頭を撫で

一輝

……嬉しい……です……《笑みを浮かべる相手に照れながらふにゃと頬を緩めて
……っ…うっ………ｸﾞｽｯ《抱き締められると更に泣き出して、ぎゅうっ、と相手にてを回し抱き付いて

椋樹

よかった…( 笑みを浮かべる相手を見つめて優しく微笑んで )…なぁ…、一つ提案があるんだけど( 落ち着かせる様にポンポンとリズムよく背中を軽く撫でれば、抱きしめてる相手に言い

一輝

…っ……ｸﾞｽｯ………てい、あ…ん…………？《目を擦り泣き止もうとしながら相手の言葉に疑問を持って

椋樹

…もしお前がよかったらさ…俺も一緒にこの屋敷に住んでもいいか？( 抱きしめた状態から少し体を離し、相手と目を合わせて柔らかく微笑み

一輝


……っ…良いですよ…………《嬉しそうに顔を緩め相手を見つめて





《スイマセン、落ちます》

椋樹

……そうか…これからよろしくな( 相手の返答に安心した様に笑って、もう一度強く抱きしめ


((了解です、お相手感謝です!!))

上げとくなー…？

《携帯没収されて来れませんでした。受験もあり……;;;;申し訳ありません。》


……はい《抱き締められ少し目を開き、相手の首もとに顔を埋めて「宜しくお願いします」と呟く