街角で肩を並べていた知らない娘 ずっと上目遣いだったよね ショートカットが少しなびいて 淡いソープの香りを漂わせて 疲れましたねなんて小さく呟いて 仔猫のフリを演じているけど きっと貴方は見破れやしない 本能を脆く包む仔猫の着ぐるみを 邪魔な手なら 邪魔な足なら 私が切り裂いても悔いはない 皮を被ったケダモノの本性に たとえ取り憑かれたとしても…