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<title><![CDATA[凛と咲く花は甘く薫り――。]]></title>
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<description><![CDATA[関係ない、そう思ってた―――。]]></description>
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<title><![CDATA[139: あげてみます。]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[あげてみます。]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[138: (満員電車の騒がしさの中でも、お互いの．．．]]></title>
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<dc:date>2026-06-04T09:29:53+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[(満員電車の騒がしさの中でも、お互いの息遣いが聞こえてきそうなほどの距離を保つしかないほどの混雑具合で、この人の波の中に華奢な相手が放り込まれればたちまちもみくちゃにされてしまうだろう。自分が彼女を守らなければと使命感の中でなんとか腕を突っ張ってスペースを確保していると控えめに袖をつかんでくれば「うん、どんどん掴んじゃって。」と、遠慮することはないからとおどけるように伝えて。しかし次の瞬間、電車．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[137: 晃輝くんが体調を崩していませんよう．．．]]></title>
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<dc:date>2026-05-21T17:06:39+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[晃輝くんが体調を崩していませんように。]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[136: （「臭くない？」という言葉に、顔をあげ．．．]]></title>
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<dc:date>2026-04-09T22:34:39+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[（「臭くない？」という言葉に、顔をあげて。近すぎる距離にドキッと息を呑む。慌てて首を横に振り「 だ、大丈夫です。臭くないよ。」電車が揺れるたび、周囲の人の肩や鞄がぶつかり合い、ぎゅぅ、とさらに押し込まれる。けれど……彼がドアに腕をついて、壁のように空間を使ってくれているから息が吸え、守られていると勘違いしそうになる。胸が高鳴なり、控えめに。）……あの、少しだけ。（そっと手を伸ばし、遠慮が．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[135: ちょ、ちょ…っと…！(思えば今日は．．．]]></title>
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<dc:date>2026-04-02T11:40:52+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[ちょ、ちょ…っと…！(思えば今日は休日ということもあり、時間帯も今は夕方で皆それぞれ帰路を辿るころ。そんな状況であれば電車がこれだけ混むのは必然だったと人の波に押し込まれながら後悔して。その際、相手がこちらの袖を、離れさせないと言わんばかりに掴んでいたおかげで相手と離れることはなかったが、ドアと自分の体で相手をサンドする形で電車は発車してしまい。じっと黙っていれば二人の息遣いも聞こえてきそう．．．]]></content:encoded>
</item>
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<title><![CDATA[134: （ホームに滑り込んできた電車のドアが．．．]]></title>
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<dc:date>2026-03-30T07:59:21+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[（ホームに滑り込んできた電車のドアが開いた瞬間、中から押し寄せてきた人たちの波に思わず足がすくんで。満員電車なんていつぶりだろう。小柄な自分にとって満員電車はとても窮屈で、埋もれてしまうと息苦しくなる。奥の方まで乗り込む人たちの勢いで流れ、彼から離れたくないと知らず知らずに彼の袖を握り。辿り着いたのはドアの近く、周りからの容赦ない圧力に彼の胸元に押し付けられるような形になってしまい。慌てて踏ん．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[133: ( 相手が引き寄せてくれたとはいえ、．．．]]></title>
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<dc:date>2026-03-17T23:03:16+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[( 相手が引き寄せてくれたとはいえ、傘は傘。二人分の面積を雨から護ることはやはりできなかったようで、はみ出していた肩はしとしとと湿っており、若干の肌寒さを感じながら肩をさすり。その様子を相手は目ざとく見抜いていたらしく、こちらの返答を待つことなくハンカチーフで拭いてくれると「 そんな、気にしなくていいよ。このくらいの水は慣れてるって。 」と、また相手に気を遣わせてしまったことに申し訳なく遠慮を．．．]]></content:encoded>
</item>
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<title><![CDATA[132: （駅の屋根の下にはいると、傘を叩いて．．．]]></title>
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<dc:date>2026-03-09T20:42:31+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[（駅の屋根の下にはいると、傘を叩いていた雨音が遠ざかる。傘を畳む仕草を横目で見ながら、視線は自然と彼の方へ。「……やっぱり」小さく呟き、鞄の中からハンカチを取り出して。）晃輝くん、ちょっといいですか？ずっと傘を私の方に傾けてくれてたからこんなに濡れて。途中で引っ張ったのに、あまり意味なかったかも。（返事を待つより先に、背伸びして。雨に濡れた彼の肩へハンカチを当て、雨粒を吸い取るよう．．．]]></content:encoded>
</item>
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<title><![CDATA[131: ありがとう。そのときにまた連絡するよ．．．]]></title>
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<dc:date>2026-02-27T14:34:14+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[ありがとう。そのときにまた連絡するよ。( 乗りかかってくれた船とはいえ、両方の土曜日というのはあまりにも図々しかっただろうか。言った後で そんなことを内心考えながら相手の返事を待っていると、どうやらそんな心配は杞憂だったようで、またもこちらよりやる気を見せてくれる相手に胸を撫で下ろしながら上記の様に述べて。駅までつけば二人を護っていた傘の役目ももう終わり。相手に雫がかからないように傘を畳め．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[130: 両方の土曜日………？（ ぱちくり．．．]]></title>
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<dc:date>2026-02-23T21:12:45+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[両方の土曜日………？（ ぱちくりと瞬きをして、思わず復唱。一日だけのつもり手間いたから、予想外の言葉に胸が跳ねた。二日間も彼と一緒。驚きがそのまま顔に出ないように、そっと視線を逸らす。けれど触れ合ったままの肩から伝わる体温のせいで余計に意識してしまいそうで。空白の土曜日の予定があっという間に埋まり　「 いいですよ。両方ともお付き合いします！試験までまで三週間しかないですし、やるなら徹底的に．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[129: …ふふっ、なんで花見さんがそんなに気合．．．]]></title>
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<dc:date>2026-02-09T17:53:02+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[…ふふっ、なんで花見さんがそんなに気合い入れてるんだよ。（ 同じ傘に二人で入っていることで距離が近いのはもちろん、傘に打ち付ける雨のおかげで周囲の雑音が遮られていることで相手の気合いの入った声が普段より大きく聞こえた気がすれば、一瞬ぴくりと小さく驚き、それでもそのあとに自分よりやる気に満ちている相手がおかしく思えて思わず上記のように吹き出してしまい。しかし、超がつくほどの頭脳明晰お嬢様学校の．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[128: （ 大会は彼にとってすごく重要と感じ．．．]]></title>
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<dc:date>2026-02-02T21:30:04+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[（ 大会は彼にとってすごく重要と感じとれば力になりたいと強く思い、ガッツポーズした握り拳に力が入り「私、全力でサポートしますから！ 晃輝くんが、心置きなく泳げるように……っ」勢い込んで言った後で。自分の声が少し大きかったことに気づき、カッと顔が熱くなる。やりすぎちゃったかな、と慌てて拳を解き、誤魔化すようにカバンの紐をギュッと握り直して。）試験が3週間後の月曜日、なんですね。私は、どちら．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[127: （ 今度の大会は、ゆくゆくは全国大会．．．]]></title>
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<dc:date>2026-01-28T17:38:41+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[（ 今度の大会は、ゆくゆくは全国大会にも繋がる大事なもの。同級生の中からだけではなく、上級生を差し置いての学校からの代表の1人となっており、そんな人間が赤点の補習などという理由で大会を棄権することなどあってはならないと、己に言い聞かせればその表情には覚悟と、ほんとうにやり遂げることができるのだろうかという不安からの強張りが浮かび上がり。そんな張り詰めた雰囲気を断ち切るかのように空色の瞳で見上げ．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[126: 　そっか、水泳の大会があるんですね。．．．]]></title>
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<dc:date>2026-01-18T22:06:03+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[　そっか、水泳の大会があるんですね。だとしたら、赤点なんて取ってられませんよね！（ 彼の所属している部活名を聞き、改めて顔を見上げた。自分より背丈のある相手、手足も長い。何かの番組で、水泳選手の逆三角形のシルエットが特徴と聞いたことがある。まさに、彼は水泳選手の体格そのもので。今までの話の点と点が繋がった気になり、改めて彼を空色の瞳で見つめ返して。「 任せてください！一緒に頑張りましょう．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[125: （／ 背後のみで失礼致します。仕事が．．．]]></title>
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<dc:date>2026-01-12T18:30:06+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[（／ 背後のみで失礼致します。仕事が多忙な時期のためにお返事が遅れています。すみません。待っていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。）]]></content:encoded>
</item>
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<title><![CDATA[124: じゃあ、行こうか。( こちらがス．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[じゃあ、行こうか。( こちらがスペースを開けた傘の下に、小柄な相手がちょこんと入ってくると、必然と縮まる距離に心の内がかき乱されながらもそれを悟られないように何でもない様子を装いながら、雨が降りしきる空の下を二人で歩き始めて。いくら大柄な傘とはいえ二人で使うことを想定された大きさではないため、気を抜けば二人の肩が接触してしまうほどのスペースしかなく、そのたびに心臓が一段と跳ねてしまい。そう．．．]]></content:encoded>
</item>
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<title><![CDATA[123: 　お邪魔します。（ 我儘を押し．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[　お邪魔します。（ 我儘を押し付けた形になってしまっただろうか、と内心思いながらも受け入れてくれたことに安堵して。大きく広がった傘の下、雨の音が少しだけ遠ざかる、想像以上に彼との距離が近く、心臓が＂とくん＂と音を立てた。少し触れるか触れないかの距離で傘の下は二人だけの小さな世界。自分の足元に視線を落とし、アスファルトに打ち付けた雨粒を見遣り、気をつけて歩こうと歩き始めた。背の差があり、歩．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[122: 花見さん…。( この季節なら濡れ．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[花見さん…。( この季節なら濡れてしまっても体温が奪われることは少ないだろうし、普段のトレーニングで体は鍛えられているため、すぐにシャワーを浴びればなんとかなるだろう。そうやって楽観的に考えていたのに、目の前の相手は自分が濡れることを許さないと言わんばかりの目でこちらを見上げてくると、その力強い視線に以前の相手を思い出して。この瞳は、以前真鶴と椿の関係性を否定した自分を説得したときの瞳だ。．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[121: （／ あけましておめでとうございます．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[（／ あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。主様、晃輝くんと物語を綴れて楽しい時間を過ごせました。【 薫る花は凛と咲く 】の話もできて嬉しかったです。どうぞ今年も琴音ともどもよろしくお願い致します。）]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[120: 待って、それ、やだ。（ 彼に．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[待って、それ、やだ。（ 彼にとって多少濡れたところで問題はない、体力にはあり、水泳部だから濡れることも慣れている。走ることは正しいかもしれない。だけど、彼が自分のせいで濡れるとは避けたい。そう思えば、思うほど掴んでいた手に力が入り。真鶴と椿、本来なら放課後に並んで歩いてるところを誰かに見られるだけで噂になる。まして、相合傘なんて論外かも。分かってる、分かっているのに、それでも。「傘を．．．]]></content:encoded>
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