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<title><![CDATA[艦隊これくしょん＿鋼鉄の孤独]]></title>
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<description><![CDATA[原案:角川ゲームス「艦隊これくしょん」 ＿＿:OVA「新海底軍艦」 (原案:押川春浪「海底軍艦」)＿＿:マイクロキャビン・コーエー「鋼鉄の咆哮」筆＿:Sin 【艦隊これくしょん＿鋼鉄の孤独】以下、本編]]></description>
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<title><![CDATA[17: 「……はっ！」 眩しい。天龍は自身の意．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-26T00:57:31+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[「……はっ！」 眩しい。天龍は自身の意識が続いている事に驚き、慌てて飛び起きた。どれだけ倒れていたのか日はすっかり昇っていた。 「……マジかよ、生きてら。……はは、は。ツイてるぜ！……いてっ、いて……ん？」 沸き上がる喜びに後押しされる天龍だったが、傷が痛みふらついた。傷の具合を確かめようと自身の体を見回すと、不思議なことに気が付いた。 「何だこりゃ……。」 生身の体には丁寧に包帯が巻か．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[16: 「ッッ！……エ？」レ級は状況が理解でき．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T19:10:22+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[「ッッ！……エ？」レ級は状況が理解できず、痛みも忘れて気の抜けるような声を漏らした。そして、目の前の水柱が崩れ海へ還っていった時、レ級は自身にとって非情な現実を目の当たりにした。「ア、アア……ヒ……ッ！」空爆で吹き飛ばしたはずの巨大な影。それが天高く突き上げた円錐状の艤装の中程までを、項垂れたル級の腹部が呑み込んでいた。「タ、スケ……ッ……。グァ……！」弱々しく、無理とわかってもレ級に助．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[15: 「ハァッ……ハァッ……手コズラセタナ……．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T18:40:03+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[「ハァッ……ハァッ……手コズラセタナ……艦娘メ……。」「グ……痛イッ……痛、イィ……ッ。」二人の深海棲艦は立ち上る黒煙を凝視しつつ、荒い呼吸を整えつつ毒づいた。レ級は傷口を押さえて歯を食い縛り、ル級も艤装を手放し、絶え間ない砲撃で酷使された腕を休ませていた。航空機群の帰投を見届けつつ、ル級はレ級を介抱していた。「マダ修理デキル。運ガ良カッタナ。」「ヒ、他人事ダト思ッテ……ッ！オ前ト言ウ奴．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[14: 水飛沫を巻き上げて接近する影は巨大であっ．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T18:24:08+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[水飛沫を巻き上げて接近する影は巨大であった。『それ』は自ら発生させた黒煙を突き破り、二隻の深海棲艦へと迫る。「硬イッ……！『ヤマト』カッ！？」左右に主砲塔と舷を模した装甲を持つ『それ』は、ル級の記憶にある大和型艦娘の姿と重なった。自身の主砲を悉く弾く桁違いの装甲と、レ級を大破せしむる火力も、ル級に確信を抱かせる。「オイ！航空機ハマダ飛バセルダロ！空爆デ仕留メロ！」「ググ……了、解ッ！」レ．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[13: 「グ……ウギッ……！アイツ！アイツガヤリ．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T18:03:36+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[「グ……ウギッ……！アイツ！アイツガヤリヤガッタ！」 「……ッ！コンナ海域ニッ！」 天龍の視界の及ばぬところを、レ級が怒鳴り声と共に指差し、ル級は我に帰ると、慌ててレ級を庇うように移動。武装を失ったレ級に変わって砲撃する。 「へっ……遠征の……尻拭いには……ちと、贅沢だな……。」 遠距離からレ級を大破せしめる火力、それは戦艦を置いて他ならない。資源確保の為に出撃した自分を助けに、資源を浪費．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[12: 閃光と唐突な浮遊感。天に召される感覚かと．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T18:01:38+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[閃光と唐突な浮遊感。天に召される感覚かとも思ったが、直後に叩きつけられた水面の衝撃と冷たさがそれを現実に引き戻した。 「っぐ……？何……だよ……。あ……？」 天龍は腹部の圧迫感が和らいだのに気付いた。放り投げられたのか？違う。牙の異物感と痛みは確かに残っていて、身を起こして見ればやはりレ級の艤装は食い付いたままだ。 「……？どうなってやがる……っ。」 一度は起こした体を仰向けに投げ出し、逆．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[11: (カッコ悪ぃなぁ……あいつらにあんな啖呵．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T18:00:15+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[(カッコ悪ぃなぁ……あいつらにあんな啖呵切っといてこのザマだ……。怒るだろうなあ。特に響と電……。) 意識が朦朧としていくなか、痛みも分からなくなってきた天龍は心中でぼやいた。自己犠牲を諌めておきながら、結局自分がそうなってしまった。 そんな自分の姿にひどく悔しい思いをしていたが、もうどうにもならないと覚悟を決めた。 (すまねえ龍田、戻れそうにねえわ……。) 体へ食い込むレ級の牙を一瞥すれ．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[10: 「っ……！やべっ……！」 戦艦主砲を受．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T17:59:07+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[「っ……！やべっ……！」 戦艦主砲を受け続け、酷使された刀は半ばより砕け折れた。無論……防ぐ術を失った天龍には砲弾が殺到し、彼女は爆風と炎の中へ消えた。 「ヤッタゾ。シブトイ奴ダッタナ。」 「クヒヒッ、最初ヤラレタノハ焦ッタケド……所詮ハ軽巡一人、余裕ヨユウ☆」 ル級はやれやれという風にため息をつき、対称的にレ級は口元を押さえ、肩をすくめて天龍を嘲った。 両者は立ち上る黒煙に近寄り、レ級．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[9: だが、喜んでばかりもいられない。魚雷を撃．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T17:55:50+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[だが、喜んでばかりもいられない。魚雷を撃ち尽くした今、敵に有効打を与えられる火器は最早無い。牽制の為に主砲を撃ち込むが、その全てが弾かれている。 「まだだ、まだ足りねえ……！」 最早敵を沈めることは叶わないが、逃走に転じるにはまだ早すぎる。今少し、時間を稼がねば……。 「っ！」 天龍が刀を振るうと、背後に水柱が二つ上がる。飛来した砲弾を叩き切ったのである。動きの止まった天龍目掛け、砲撃が殺．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[8: 離れていく響たちを見送った天龍は、岩礁の．．．]]></title>
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<dc:date>2016-12-25T17:54:26+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[離れていく響たちを見送った天龍は、岩礁の陰より敵の姿を伺う。 「さて……ああ言っちまった以上、くたばる訳にはいかねえな。」 いつもなら、提督に「死ぬまで戦わせろ」と懇願する天龍であったが、「遊んでから帰る」とも「責任持って鎮守府に帰してやる」とも彼女らに言ってしまった手前、先の電の提案を肩代わりするつもりは無かった。時間を稼ぎつつ、自らの生存も成さなければならない。 「何にしても……。オラァ．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[7: 「とは言え、やることは一つしかねえ。」 ．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[「とは言え、やることは一つしかねえ。」 直後、一行の隠れていた岩礁に砲弾が飛来する。 「チッ！流石に見つけるか！逃げろ！」 天龍は岩礁に身を隠しながら六駆に脱出を命じ、彼女らもそれに従った……ただ一人、響を残して。 「おい、聞こえなかったか。」 「天龍こそ、自分で逃げろと言ったくせに。」 「そりゃあお前、俺はお前らとは錬度が違うんだよ。俺なら残っても死なねー。」 「でも……。」 「．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[6: 先頭は雷。響、暁が電を抱き抱え、天龍が殿．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[先頭は雷。響、暁が電を抱き抱え、天龍が殿を努めて撤退を開始する。暫しの航行の後、岩礁地帯に身を隠し、僅かな間ながら体力回復に努める。 「いつまで隠れられるか……。」 その時、電が呟く。 「……みんな。電は大丈夫なのです。このままじゃ皆やられちゃうのです。」 負傷の苦しみに堪えながらの震える声と、普段と変わりない笑顔で、諭すように。 「……電？どういうことだい。」 「電は皆に無事でいて欲．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[5: ＿某日、伊豆大島沖 「しっかりついて来．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[＿某日、伊豆大島沖 「しっかりついて来い！ノロマは置いてくぞ。」 霧深く夜も明けぬ海上に複数の艦娘の姿があった。単縦陣の先頭を往くは、眼帯とグラマーな肢体が特徴の軽巡洋艦娘「天龍」である。彼女に率いられるは駆逐艦娘が四名、艦船としての前世に由来し、第六駆逐隊のくくりで呼ばれる者たちであった。 編制は、天龍に続き響、暁、電、雷の順である。 「Да。心配ないよ天龍。私はどこにも行かない。」 ．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[4: ＿『角鯨』……角のごとき謎の武器を携えた．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[＿『角鯨』……角のごとき謎の武器を携えた、大和型に匹敵する艦娘が、どこの鎮守府にも属さず孤独な戦いを続けている。二ヶ月程前から、複数の戦域で流行している噂話である。提督は勿論、多くの艦娘はこの噂を一笑に伏した。絶え間ない戦火に堪えかねた、希望を伴った妄想であると。現実問題として、あり得る話ではない。引き合いに出された大和型でさえ、莫大な資材と時間を必要とするのだ。故に軍部の管理は徹底しており、それ．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[3: 「ねえ、知ってる？あの噂。」 「『角鯨．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[「ねえ、知ってる？あの噂。」 「『角鯨』のことかい？名前は聞いたことがあるよ。」 「何なのです？始めて聞いたのです。」 「そんなんじゃダメよ！このご時世、どんな些細な情報でも、見逃したらいけないんだから。」 「でも、所詮は噂話でしょ？『ただ一人で戦争をする艦娘』だなんているわけが……一流のレディーなら噂話に流されちゃダメだと思うわ。」 「でも、色んな人が見たと言っているよ。案外噂で片付か．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[2: =艦娘誕生史= 1938年:第二次世．．．]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[=艦娘誕生史= 1938年:第二次世界大戦の開戦から程なくして、世界中に未曾有の大規模流星群が降り注ぎ、それら天体の90%が地球に落着する。人的、物的被害は極めて微少。 天体群の総質量は、当初地球の約0.15%程とされていたが、現在はそれ以上の量が採掘されていることが分かっている。 天体群は未知の金属物質であることが判明し、「M天体群」と名付けられ各国で研究が進む。 ● 1945年まで．．．]]></content:encoded>
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<title><![CDATA[1: 改夕立➰ポイ]]></title>
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<content:encoded><![CDATA[改夕立➰ポイ]]></content:encoded>
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