居候戦争ラプソディ 〆

居候戦争ラプソディ 〆

ゼル  2026-03-18 21:26:45 
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――これは、拾われた魔王と拾ったヤンキー女の
ゆるファンタジー日常ラブコメである。

◆世界観
舞台は現代日本
基本は日常コメディ寄り
ロルは会話中心~中程度まで臨機応変

居候戦争、開幕。




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  • No.41 by アカネ  2026-03-24 12:09:13 




……へー、災いを招く可能性もあるんだ。怖いね。(試すような問いにも怯まず、そんなの今更でしょと鼻を鳴らして笑い)あんた言ってなかったっけ、魔王の加護がどうたらって。その恩恵を受けられるならこっちも得するでしょ。(今さら損得勘定で考える気はないが、何も悪い事ばかりではないはずと言い聞かせるように)

(そして「預けてやらぬこともない」という相手の発言に、差し伸べた手を掴んでくれたのだと実感する。少しずつ心の距離が縮まっていくような感覚にじわりと胸の奥が温まった。野良猫が懐いた時にも同じような気持ちなる、なんて。目の前の男を動物扱いするのは止められそうにない)……はいはい。その髪も大事なもんなんでしょ、勝手に触ったりしないよ。(ただペット扱いするだけではなく、相手の意思は尊重しつつ。椀を受け取り、その後も皿洗いの共同作業を続けていった)

(――皿洗いが終わった後。座卓を隅に避け、空いたスペースに布団を敷いて)あんたの身長じゃ確実にはみ出すと思うけど……ま、我慢して。風呂入ってくるから、先に寝ててもいいよ。(言い聞かせながら結んでいた髪を解き。一人にするのは多少不安ではあるが、家を荒らしたり何かを盗んで逃げたりなんてしないだろうと信じ切っていて)


  • No.42 by ゼル  2026-03-24 16:21:06 




(隣で“怖いね”と笑う彼女を静かに見下ろす。普通の人間なら“災い”と聞けば怖じ気付くものだが、この女は怯えず、退かず、値踏みもしない。まだ手品師だと思われているのか、それとも本気で我をペットにするつもりなのか。どちらにしても奇特な存在であることに変わりはないと、少しだけ口元を緩めて)魔王とは本来、畏れられるものだ。……だが我を拾ったこと、後悔はさせぬ。

我が居るだけで、アカネの店の格は上がる。客足も増えるであろうな。美しい王が在るのだ、繁盛せぬ方が不自然だろう。これぞ加護。(真顔。本気でそう思っている様子。それから少しだけ声を落として、真剣に)……それに。アカネと、アカネの店を守るというのは本当だ。王とは己の領域を守るものだからな。

(皿洗いが終わり、アカネが自分のために布団を敷く様子を腕を組んで観察する。明らかに短い。はみ出す未来が見えた。しかし追い出される立場であることは理解しているため、家主の前で余計な口は挟まない)……まあよい。貸し与えられた寝床に文句を言うほど、落ちてはおらぬ。(マントを脱いで座椅子の背もたれに引っ掛けつつ、風呂へ向かう彼女を大人しく見送って)

(――アカネが視界から消えた後。静まり返った室内。敷かれた布団を見やり、ゆっくりと腰を下ろす。やはり小さい。足がはみ出る)……狭い。不便だ。(そう言いながらも、どこか穏やかな表情で。徐に布団に横たわり、天井をぼんやりと見上げながら今日の出来事を思い出す。“チューカリョーリ”に“オムスビ”、洗剤の香り、髪を解くアカネの横顔。今までになかった時間。静かに目を閉じて、ぽつりと)――まさか拾われる日が来るとは。……悪くない。(しかしその顔に後悔はない。むしろ胸の奥に、奇妙な静けさがあった)



  • No.43 by アカネ  2026-03-24 17:12:42 




(――風呂から出た後、ちらりと布団を覗くと男が横たわり目を閉じていて。案の定はみ出た長い足を見れば少しの罪悪感が湧く。寝息は聞こえず、眠っているのかどうか分からなかったが、なんとなく何も言わずに消灯して。眠る前に一言、襖の隙間から「おやすみ、ゼル」と声を掛けると、自分の布団に潜り込んだ)

(――ふと、浅い眠りから覚める。寝室を出て目線を下げてみると、長髪の男が布団で眠っている。寝ぼけ眼を擦って何度確認しても、やはりいる。昨日の出来事は全て現実だったと思い知らされ、朝から溜息が漏れた)

(今日は店の定休日。朝早くから仕込みをする必要はなく、いつもよりゆっくりと身支度を済ませて。数分後には器用な手捌きでホットケーキをひっくり返していた。いつのまにか起床していた男の前に蜂蜜をかけたホットケーキを出し、意気揚々と)今日はあんたの服を買いに行くよ。その格好で近所を彷徨かれると悪目立ちするからね。(先ほど「デカいメンズ 服屋」と適当にスマホで検索したところ、該当する服屋が徒歩圏内にあることが判明。今日は魔王をそこに連れて行こうと予定を立てた。相手が行きたくないと宣っても強制的に連れて行くつもりである)



  • No.44 by ゼル  2026-03-24 20:23:19 




(襖の向こうから聞こえた「おやすみ」という声が、意識の浅瀬に落ちる。しかし魔族には「おやすみ」に応じる習慣がないため、咄嗟に返事が出てこない。目を閉じたまま数秒思案し、イタダキマスとゴチサマと同じ人間界の挨拶だろうかと察した直後、彼女の音が遠ざかっていって。結局アカネに声を掛けるタイミングを逃し、気付けば眠りに沈んでいた)

(――翌朝。微かな甘い香りに意識が浮上する。魔界には存在しなかった匂い。瞼を開ければ見慣れぬ天井。数回瞬き、次第に昨日の記憶が順に繋がっていく)……拾われたのだったな。(はみ出した足を一度見やり、ゆっくりと上体を起こす。布団は確かに小さい。だが一晩眠れた。それだけで十分だと判断する)

(マントを肩に掛け直していると、台所の方から軽快な音が聞こえてきて。ゆるりと視線を向けた先には、手際よく何かを調理しているアカネの背中。その姿をしばし無言で凝視)

(やがて差し出された円形の甘い物体。ふわりと立ち上る甘い香り。蜂蜜が光を受けて艶めく。なんだこれはと首を傾げていると、唐突に「服を買いに行く」という宣告を受けて。衝撃を受けたように顔を顰め)……服?(己の漆黒の長衣とマントを見下ろし)これの何が問題だ。目立つのは仕方あるまい。王である以上。(が、昨日の視線を思い出す。通行人の怪訝な顔。手品師扱い。少しだけ眉を下げ)……郷に入れば郷に従えと言うことか?



  • No.45 by アカネ  2026-03-24 21:55:47 




(服を買いに行くことに難色を示す相手。しかしそれなりに思うところがあるのか、若干隙を見せた瞬間を見逃さずに畳み掛け)そーゆーこと。安心しな、お金は私が出すから。出世払いでいいよ。

(そして、一晩経った今でも清潔感を保ち続けている相手の姿を少し不気味に思いつつ、向かいの座椅子に腰を下ろし。「いただきます」と忘れずに手を合わせた後、蜂蜜のほかにチョコレートソースを追加した自分のパンケーキにナイフで切れ込みを入れて。ちらりと相手を見つつ)……ナイフは危ないからね。私が切るよ。(凶器にもなりうる刃物を渡すにはまだ信頼が足りず、怪我をさせるわけにもいかないので相手の分のパンケーキも切り分けて)

はい、フォーク。これは食べ物に突き刺してもオッケー。(箸を扱える相手に今更言うこともないが、一応説明しながら手渡し。はたして甘味は舌に合うのだろうかと反応を窺い)……どう?パンケーキっていうんだけど。



  • No.46 by ゼル  2026-03-25 14:21:00 




(既に王である己が“出世”という言葉を使われる立場にあることに違和感を覚える。とはいえ現状、居候もといアカネのペットみたいな立ち位置というのもまた事実で。魔界での正装が此処では不自然だと異界の人間がいうのなら、彼女の意に従うしかないかと半ば諦め混じりに小さく頷き)……承知した。(さらりとした長い髪を片手で軽く後ろに払い)借りは忘れぬ。いずれ倍にして返す。宿代も、食事代も、衣装代も。くりぃにんぐ代とやらもだ。
 
(目の前でアカネが手を合わせるのを見て、一拍遅れて昨夜教えられた所作を思い出す。胸の前でそっと両手を合わせ)……イタダキマス。
(それから次々に切り分けられていく円盤を、座布団の上にきちんと正座したまま静かに見守る。世話を焼かれる、という感覚に若干戸惑いながらも拒みはしない。差し出されたフォークを受け取り、蜂蜜の染みた一片を慎重に刺し)ふむ、“ぱんけーき”。(口へ運び、咀嚼。ハッとしたように目を見張り)これは…っ…(迷いなくもう一口。魔界には甘いものがないため、初めての味覚に感動すら覚えて)このような甘美なものが存在するとは……!

(ふと向かいの皿を盗み見る。謎の液体の掛かったそれに目が止まると、興味を隠しきれずに)……貴様のぱんけーきにかかっている、その黒い液体は何だ?



  • No.47 by アカネ  2026-03-25 16:41:18 




(よほど衝撃的な味だったのか、間髪を入れず二口目を咀嚼する様子にくすりと笑う。どうやらお気に召したようだ。アカネ自身もそこそこ甘いものが好きであるため、食の好みが合うのは喜ばしい)

(美味しそうに食べる姿に食欲を煽られ、こちらも柔らかい生地を口に運び、我ながら良い出来だと小さく頷いて。すると、パンケーキに注目する視線に気付いて)これ?チョコレートソース。味見してみる?(甘すぎるかもしれないので控えていたが、甘味を気に入ったのならイケるだろうと相手のパンケーキにも少量のソースをかけて)

甘いものは好き、ね。了解。あんたの好き嫌い、ちゃんと把握しておかないと。(これから一緒に食卓を囲む相手なのだから、なるべく好みに合うものを食べさせてやりたい。「甘味(反応◎)」と頭の中のメモ帳に書き留めておき、今度は何を食べさせようかと想像を膨らませて。ふと気になった事を質問し)……そういえば、魔界でどんなもの食べてたの?好きな食べ物とかあった?



  • No.48 by ゼル  2026-03-25 18:55:44 




(黒い液体――“ちょこれーとそーす”とやらをかけられた己のぱんけーきを、フォークを手に持ったまま、じ、と見定め)……いただこう。(切り分けられた一片にフォークを刺し、優雅に口へ運ぶ。咀嚼するにつれ、ゆっくりと目を見開き)先程の黄金の液体とはまた異なる味だな。……濃く、深い。こちらも――良い。(真剣に分析しながらも、フォークを持つ手は止まらない。初めての甘味が気に入ったようで、次から次に口へ運んでいく)
 
(途中、「好き嫌いを把握しておく」と言われれば一瞬手を止めて)……我を把握するつもりか。(無意識に柔らかく目元を細め)悪くない判断だ。少しは、我が魔王であると信じる気になったか?(次は蜂蜜のかかった一片を口に運びながら、どこか満足げ)
 
(そして問いかけに、視線を遠くへ向け)魔界か。あちらには、ぱんけーきやちょこれーとそーすのような変わった味は存在せぬ。(少しだけ懐かしむように)……好んでいたのは、黒角牛(こっかくぎゅう)のステーキだな。大型の魔獣の腿肉を業火で焼き、星芥子と呼ばれる香辛料をまぶしたものだ。硬いが、噛むほどに旨味が出る。(さらりと言ってから、皿の上のぱんけーきに視線を落とし)だが、こちらの食事も好ましい。……アカネの世界は、存外に侮れぬ。

(――最後の一片をゆっくりと口に運び、名残惜しむように咀嚼する。皿の上には蜂蜜とちょこれーとそーすの痕跡だけが残っていて。静かに息を吐き、フォークを揃えて皿に置く。向かいのアカネを一瞥して背筋を正すと、両手を胸の前で合わせ)……ゴチサマだ。貴様の“ぱんけーき”とやら、見事だった。(素直な賛辞。その後、昨夜のように片付けをしようと、当然のように自分の皿とフォークを持ち上げる。ついでにアカネの皿にも手を伸ばして)



  • No.49 by アカネ  2026-03-25 20:05:26 




ふーん、やっぱり魔王サマは肉食か。(いち料理人として異世界の食べ物の話は興味深く、好奇心を刺激される。牛肉のステーキと聞けば少し親近感が湧いた。魔獣というくらいだから、人間界の牛とは見た目も味も違うのかもしれないが。一度食べてみたいなんて薄らと思った)

(食事を終えた相手の言葉に「ん?」と顔を上げる。ゴチサマ……。一瞬ツッコもうかと思ったが、小さい子どもみたいで可愛いので一旦聞き流し)お、ありがと。私もやるよ。(片付けを始める相手を手伝い、一緒に台所まで皿を運ぶ。一人だったら後回しにするところだが、せっかく手伝ってくれるなら皿洗いも終わらせてしまおう)

(――そうして片付けを済ませた後。そろそろ出掛けようかと軽く荷物をまとめ)準備できた?……って言ってもあんたは手ぶらでいいんだけど。(一人で自問自答しながら靴を履き、玄関の扉を開けた。すると、ちょうど朝の散歩から帰ってきたのか近所のおばちゃんと目が合ってしまい)……あ、おはようございます。(軽く会釈をすると、すたすた早足でこちらに近づき「アカネちゃん!昨日の男はどうなったの?」と興味津々に問いかけてきて。いや、その男なら今うちにいるんですけど…なんて言う気にはなれず、部屋の中を覗かれぬようにギリギリまで扉を閉めつつ愛想笑いを返して)



  • No.50 by ゼル  2026-03-25 21:33:29 




(朝食の後片付けを済ませ、いよいよ外出の時。特に身支度をしなくても、体内に残留する微かな魔力のおかげか、長い黒髪も衣装も乱れ一つないまま)準備は出来ている。(短く答え、アカネが荷物をまとめる様子を視界の端に捉えつつ、壁にもたれ静かに待つ。急かさない。王は出立を焦らぬ)

(彼女の準備が整うと、その後に続いて玄関へ向かう。靴を履こうとした直後、開かれた扉から僅かに外気が流れ込んできて――直後、玄関先から聞こえてくる、甲高い声。遠慮のない響き。昨日も相まみえた“おばちゃん”なる種族と瞬時に理解するなり、扉を閉めようとしているアカネの肩越しにひょこりと顔を出し)……何を隠している。(王に隠れるという選択肢はない。隙間から見える婦人を見下ろし、何事かと首を傾げて)

(次の瞬間、おばちゃんとばっちり目が合う。「あんらまぁ!!」何故か両手で口元を押さえたおばちゃんを前にしても動じず、いつもと変わらない堂々とした態度で)あぁ、昨日の。朝の巡回、ご苦労。(真顔。王の労い)



  • No.51 by アカネ  2026-03-25 22:37:54 




……っちょ、出てくんなって……!(背後から音もなく現れた男に驚かされ、ビクッと肩が震える。頼むから気を使って隠れていてくれないかと期待するだけ無駄だったらしい。なに普通に挨拶してんだ!と澄まし顔を引っ叩きたくなる衝動をなんとか抑え込み、どうしようもない状況に頭を抱え)

(いずれにせよ魔王を拾ったことはバレるだろうし、それは気にしない。こんな目立つ男を連れ回すことで好奇の目で見られるのも覚悟の上だ。ただ、やや照れた様子で「あらあらまあまあ」と微笑んでいるおばちゃんは確実に何かを勘違いしていて、それが不本意でならない。誤解を解くために説明しようにも、すべて逆効果になる気がして何も言えず。かくなる上は、とゼルの腕を引っ掴み)じゃ、ちょっと出掛けてくるんで!行ってきます!(半ば強引に相手を引き連れ、そのまま脱兎の如く階段を駆け降りて)

(――こんな全力ダッシュをしたのは何年振りだろうか。軽く息を切らしながら、なんて幸先が悪いんだと早々に疲労を感じて)はー……絶対誤解された、最悪……(逃げ出す直前の呆気に取られたようなおばちゃんの顔が脳裏に浮かび、ひしひしと罪悪感を覚えて。誤解も何も、男を一晩泊めたことは紛う事なき事実なんだけど。複雑な心境のまま、ぽつぽつと小さな歩幅で歩き)



  • No.52 by ゼル  2026-03-26 13:47:04 




(腕を掴まれた瞬間、わずかに目を見開く。逃走の気配。状況は読めないが抵抗はせず、引かれるままに階段を駆け下りて)……??待て、何故走る。(王は滅多なことでは走らぬ。だが今は引きずられる形で疾走している。奇妙な体験だ)

(マントをばさばさと靡かせながら、引っ張られるがまま駆けていたが、アカネの勢いが落ち着くと、小さくなった歩幅に合わせて速度を緩め、息を切らす彼女の横顔を見つめる。己は呼吸一つ乱れていない。アカネの手料理と一晩の休息によって、少し体力が戻ってきたらしい。ふと嘆くような呟きが聞こえてくれば、何のことか分からず不可解な面持ちで問い返して)誤解?何をだ。(眉を寄せ、数秒思考)……あの婦人は、我を敵と見做したわけではあるまい。むしろ好意的であったように見えたが。

(朝の通りには既に何人かの住人の姿。好奇と憶測の視線がこちらに向く。長身長髪に場違いな衣装――目立たぬはずもなく。だが当の本人は悠然とした歩調を崩さない。王とは常に見られる存在。畏怖も敵意も浴び慣れている。この程度で動じる理由はなかった)

(沈黙の後、ちらりと周囲に視線を巡らせてから)……それとも。我と並ぶのは、不都合か?(僅かに身を屈め、アカネの顔を覗き込む。何に傷つき、何に焦ったのかを理解しようとする眼差しで)



  • No.53 by アカネ  2026-03-26 20:51:52 




(顔を覗き込まれると、思わず足を止め。――いかにも心配しているような、気遣うような眼差しに驚く。傍若無人のくせに意外と優しいところもあるんだ、と見直しつつ)……いや、そういうことじゃないよ。あんたは知らなくていい。てか説明したくない。(ムッと顔を顰めつつもどこか羞恥心が滲むような表情で)

(それでも必要以上に拗ねている場合じゃないと、気持ちを切り替えるように自身の膝を叩き)……さ、行くよ。すぐそこだから。(いつものカラッとした調子に戻ると、服屋を目指して歩き出して)

(――言葉の通り、少し歩いただけで目的の店が見えてきた。大きいサイズの服を取り揃える専門店。店内では力士のような大柄な男性や筋肉質な男性が思い思いに買い物を楽しんでいる)……おー、品揃えいいね。あんたに合う服もありそう。(普段は入らないような店の雰囲気に少し気分が上がり、先ほどの気まずさも吹き飛んだようで。相手に笑いかける余裕も生まれてきた)

どう?これ、サイズ合うんじゃない?(そう言いながら手に取ったのは無地のシャツ。悪目立ちを避けるための服なのでシンプルなデザインのものを選んだが、むしろ容姿の良さが引き立つような気もする。目を閉じながら適当に選んだ服でも似合ってしまうのではと思うと恐ろしい)


  • No.54 by ゼル  2026-03-27 16:28:35 




(説明を拒まれると、そっと目を伏せ)そうか。……人間は難解だな。(深追いはしない。知らなくていい、と言われたことには少し引っかかりを覚えつつも、それ以上踏み込まない。人間の生態について興味はあるが、今は神妙に並んで歩く方を選ぶ)
 
(――やがて目的の店へ辿り着き、アカネに続いて店内へと足を踏み入れる。何処から流れているのか分からない軽快なBGMに警戒心を抱きながら辺りに視線を巡らせて。するとそこには、整然と並ぶ衣の群れ、溢れる布地の匂い、己と同等かそれ以上の体格の男たち)……ほう。(この世界にもこれほどの戦士がいるのだな、と感心している様子)

(差し出された無地のシャツを受け取り、広げる。まず表面を見て、次に引っくり返し背面を見て。布を指先でつまみ、質感も確認。現在着用している衣装とは異なり、生地は軽く薄い。自身の胸元に軽く当て、近くにあった鏡に姿を映しながら、つい率直な感想が漏れ)随分と簡素だな。王の装束としては些か地味ではないか?(不服そうな顔。しかし、たまたま視界に入った一枚に目を奪われると、一切の迷いなく手に取り)これはどうだ?

(王が手にした服は、黒地に銀糸の不可解な模様の刺繍、襟元に謎の金具、背面に悪魔の翼のような意匠、無駄に長い裾。罰ゲームみたいなデザインの服を意気揚々とアカネに見せ)



  • No.55 by アカネ  2026-03-27 17:32:55 




……なにそれ。そんなん誰が着んのよ。(彼なら何でも似合うと思ったばかりだが、すぐに考えを改めた。見るからに悪趣味な服。こればかりはいくらゼルでも着こなせるか怪しいので即却下)

(今の格好と比べて簡素だと思うのは仕方がないが、人間界に馴染むためには必要なことだと陳列された服を物色しながら諭し)地味でもいいんだよ、むしろそれを求めてんの。目立たないようにするのが目的なんだから。(とはいえアカネ自身もファッションには無頓着で、メンズの服なんてさらに専門外である。どうしようかと店内を見渡し、ふと目についた物を見つめ)いっそのことマネキン買いでも……あ、すみません。(店員を呼び止め、マネキンの着ている一式を指差し)これ試着したいんですけど。

(――了承した店員が服を用意する間、隣の男に問いかけ)あんた一人で着替え……できるよね。子どもじゃないし。



  • No.56 by ゼル  2026-03-27 20:06:57 




(一考の余地なく即却下されると、釈然としない様子で悪魔の翼付き謎衣装をもう一度広げ、上から下までまじまじと見下ろす。何が駄目だったのか本気で分からないようで、小首を傾げながら不服そうに目を細め)……解せぬ。この銀糸の刺繍など、実に見事だと思うが。(ぶつくさ言いながらも出資者の意向にそぐわないなら仕方ないかと、不承不承、といった様子で罰ゲーム服を元の場所に戻し)

(その後、無表情で立つ“まねきん”という人形を、こちらも無表情のままじっと観察していると、隣から失礼極まりない問いが投げ掛けられて。腕を組み、店員が“まねきん”の服を脱がしていく様子を見守りつつ、機嫌を損ねたような低い声で)一人で着替えられるか、だと?貴様、我をなんだと思っている。

(店員から服を一式渡されると腕に抱え、案内されるがまま“試着室”と呼ばれる狭い箱の前で立ち止まり、カーテンを指先でつまみながら)ここで着替えるのだな。……布一枚で隔てるとは、随分と脆い結界だ。(不意にアカネの方を振り返ると、ふ、と笑って)……覗かぬようにな。(中に入り、カーテンをシャッと閉め)



  • No.57 by アカネ  2026-03-27 21:43:47 




はいはい、冗談だって。(分かっていましたとも、という風に肩を竦めながら返す。しかし、魔王サマが身の回りの世話をどれだけ従者に任せていたかなんて一般庶民には想像もつかない。もしかしたら着替えすらも一人で出来ない可能性を考えたが、流石に杞憂だったらしい)

(試着室に入っていく背中を見送り、去り際の一言に一瞬思考が止まる)……は?誰が覗くか!(カーテンを閉める音に意識を引き戻されると、即座に言い返し。無駄に色気があったな……なんて考えてしまう自分にも呆れて、眉間を指で押さえた)

(ゼルが着替える間、手持ち無沙汰になり適当に店内を見ていると、先ほどの個性的な衣装のことをふと思い出して。もう一度手に取り、改めてじっくり状態を確認。やっぱり趣味が悪いという感想は変わらないが、どうしても意気揚々とこの服を見せてきたゼルの顔が脳裏にちらつく。そして、却下した時の不服そうな顔も。――……まあ、一着くらい、いっか。部屋着にするくらいなら許してやろう。誰も聞いていないというのに心の中で呟きながら、渋々と罰ゲーム服をカゴに入れた)



  • No.58 by ゼル  2026-03-28 10:21:37 




(試着室の中。元々身につけていた魔王服を脱ぎ、隅に置かれている丸椅子の上に置いてから、渡された“まねきんセット”を手際よく身につけていく。落ち着いた色味の上着、すっきりとしたシルエットのテーパードパンツ。インナーは、先程アカネに渡された無地の服を着てみることにして)……。(着替えを終え、袖を通し終えたシャツの感触を確かめる。軽い。動きを阻害しない。戦装束としては頼りないが、確かにこの世界に“紛れる”には適している)
 
(――数分後。カーテンを開け、姿を現す。簡素な装い。脱魔王コスプレ。過剰な装飾が消えた分、無駄に整った顔立ちと体躯の良さが際立っている。少し離れたところで服を見ている彼女を視界に捉えると、早速声をかけて)アカネ。

(長い髪を片手でさらりと後ろに流しながら)……王が纏うには、やはり地味だが。人間の目には違和感なく映るか。(視線を少し横へ流し)あの賑やかな“巡回兵”(※おばちゃん)に再び呼び止められることは、ないだろうな。



  • No.59 by アカネ  2026-03-28 12:10:51 




(変な服の他にも肌着や靴などを物色し、適当にカゴに放り込んで。ワンセットだけでは足りないので他にも着れるものがないか探していると、試着室から出てきたらしい声に振り向き。ゴテゴテとした装飾品が取り払わられ、スタイリッシュな印象へと変貌を遂げた男。ひとつ瞬きをすると、徐に近寄り)……わあ。すごいね、あんた。どっかのモデルさんが出てきたんかと……(思わず素直に褒めてしまうくらいには様になっていて、全身をくまなく眺め。ふと呟かれた言葉に引っかかり)……巡回兵?……いや、これもこれであの人が見たら放っておかないんじゃない?カッコイイ~とか言って。(巡回兵=おばちゃんだと解読すると、黄色い声をあげる彼女を想像してくすりと笑い。先ほどの出来事を気にするようなゼルの仕草を可愛らしいと思いつつ、アカネ自身は吹っ切れたような態度を見せて)

(そして通りすがりに「おぉ…」なんて嘆声をもらしている店員に声を掛け)……すみません、他の服も試着できます?

(――それから追加で二体のマネキンから衣服を剥ぎ、魔王サマに献上することに。興が乗ってきたのか心なしかテンション高めで)はい、次の服ですよモデルさん。これも着てみて。



  • No.60 by ゼル  2026-03-28 16:58:33 




(……“もでる”。聞き慣れぬ単語を頭の中で反芻する。人間界での称号だろうか。意味は分からないが、アカネの様子を見るにどうやら悪い意味ではないと察し、上機嫌に軽く顎を上げ)無論だ。王たるもの、装いが変わろうと格は損なわれぬ。(魔界では装束は常に側近が選び、用意していた。己が“似合うかどうか”など問われたことはない。王が纏えばそれが正装になる――それだけだった。けれど今は違う。目の前の人間は、己そのものを見て言葉を選んでいる。彼女が笑うのを見て、自然と表情が緩んだ)

(その時、店員の感嘆の声。視線が集まる。不快というより、慣れた感覚。玉座の間で向けられていたそれと似ているかもしれない。次いで、アカネから当然のように追加の服を何着も差し出されると、露骨に眉を寄せ)まだあるのか。(視線を落とし、手渡された服の生地を撫でながら)……貴様、随分と楽しそうだな。(小さく溜息をつきながらも拒否はせず、踵を返して再び試着室へ)

(――それからしばらくの間。差し出される服を受け取って、試着室へ入り、着替え、カーテンを開けてはアカネに見せ、また引き返す、を繰り返すこと数回。ジャケット、薄手のニット、パーカー、デニム、スウェットパンツ、どれもシンプルなデザインのものばかり。最後の試着を終えると、簡素な人間の衣服を脱ぎ、漆黒の魔王服へと袖を通す。重みのある生地が肩に乗った瞬間、身体に馴染む感覚。カーテンを開け、ほんのりと疲労の滲む声音で)……王である我が、これほど衣服の試着を繰り返す日が来ようとはな。(じ、とアカネを見下ろし)これ以上は勘弁だ。どれにするのか、後は貴様が決めろ。



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