異世界同士の導き手 2025-02-09 00:22:53 |
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( 先日のアフターで急遽任務の要請が入り昼食を終えたところで、怪異討伐が主な仕事であるためにどうしても外せないこともあって包み隠さず理由を話して一旦解散。あれから毎日忙しい日々が続きようやく休暇が取れ、謝罪の気持ちを込めて紙袋に入った菓子折りを持って店に訪れる。 )
── ……ふぅ。指名はリッドでお願いします。
( 久しぶりに訪れるここは時々通っていたあの頃と変わっておらず、あんなことがあった手前彼に嫌われていないだろうか、などと思えば思う程に来店するかどうか迷ってしまい。あの時のことを謝罪すると決めて来たため、内心緊張する胸を落ち着かせるように深く息を吐き店の中に入ると従業員のスタッフに指名を伝えてその場で待機し )
(どれも美味しくて本当に満足した彼手作りのお弁当を食べ終わり、次の移動の為休憩する間に電話が掛かって来て。誰からだろうかと首を傾げつつ様子を伺っていれば通話は終わり、真剣な表情の彼と目が合う。包み隠さず事情を伝えられ、彼が行かなければ危険に晒される人が居ると理解し、この場は仕方ない、昼寝の約束はまた今度にしようと自分から提案してその場で解散。走り出す彼の背中を見つつ「慌て過ぎて転ぶなよー?」なんて冗談半分に声を掛けては見送って。
本当はもう少し一緒に居たかったけど、あの時はそうするしかなかった。近いうちにまた会えるだろうし、向こうから連絡も来る筈だからと。そう思っていたのに…全然寄越して来ない。よっぽど忙しいんだなと理解は出来るのだが、心はまた別の問題で。メールくらいはしてくれてもいいだろと不満が募っていく。そんな中出勤したある日、指名があると伝えられれば相手が彼とは知らずいつもと変わらぬ様子で出迎えに向かう)
……よぉ、久しぶり。………VIPルーム。聞いたことくらいあるだろ。空いてるからそっちで話そうぜ。
(少し離れた位置から彼の姿を捉えた途端に足が止まる。久しぶりに会えると嬉しい反面、連絡も寄越さずに何をしてたんだと不満もあって。一度ゆっくり呼吸してからゆっくりした足取りで近寄って行く。軽く右手を挙げながら声を掛けるのだが、その声色も表情も不満だと伝えており、暫し黙り込んだ後キャストと二人きりの空間を楽しめる変わりに追加で料金を支払う必要のある個室の話をして。有無を言わさず背中を向ければ近場に居たスタッフに、今日はもう他の指名は受付なしで、VIPルームも貸し切ると伝える。聞かされたスタッフは心底驚いた表情をしつつも承諾して頷き、直ぐに動き始める。頼んだぜ、と背中に軽く手を振った後歩き出し、店の中でも奥の方にある個室へと向かい辿り着けば直ぐに扉を開いて中へと入り。寝転がれそうに大きく広い、豪華な装飾が施されたソファのど真ん中へと腰を下ろしてはバンバンと荒めに右隣を叩いて座るように促して)
( 案内されたVIPルーム── 最後に個室の中へ入るとゆっくり扉を閉めた途端にバンバンと荒目にソファを叩く音が響く。思わずビクッと肩を震わせ彼の方に振り向き、何も言わずにそちらへ近寄れば気まずそうな空気の中で促されるまま右隣に腰を下ろし。店の奥から姿を現した時から表情と声色で不満だと訴えているのを察する事が出来、あのお出掛けデートを最後に連絡すらしなかったのはこちらが悪いのは反省しており。流石に怒っているよな、と内心で思いチラリと隣にいる彼の顔色を伺うように見ながら眉下げつつ、開口一番に謝罪の言葉を口にすれば紙袋に入った菓子折りを手渡して )
リッドごめん!あの時任務の連絡がきて途中で帰って……本当に悪いと思ってる。その後連絡だけでもすれば良かったよな。……謝るだけじゃダメだと思ってこれ買ってきたんだ。
(久しぶりに会えて嬉しい。だけどメールさえ寄越して貰えなかったことがどうしても不満として引っ掛かり、そのまま態度として出てしまっている。腰掛けたソファの横を荒めに叩き早く座れと促してやれば肩を震わせる様子が見え、少しは不満が伝わったかと短く息を吐き出して。黙ったまま近寄ってくるのにほんの少し眉を寄せつつも、ここに座れと促した通り隣に腰を下ろしたのでまあいいかとまたも短く息を吐き出す。こちらの様子を伺う彼と目が合ったと思えば眉が下がっており、久々の再会は謝罪の言葉から始まると同時に差し出された菓子折り。とりあえず受け取るものの、暫くは黙り込んで。どう言葉を返したらいいのか悩んだ末に、長いため息を吐き出した後口を開き)
……そうだな。あの時諦めて見送ったけど、ユイトにしか出来ないことなんだしそのことは別に怒ってねぇよ。けどなぁ?そこからずっと連絡なくて、……不安だった。もしかして任務の最中に大怪我したんじゃねぇかとか、…他の店で気に入った奴が出来たのか、とか。他の客にはそんなこと考えたりしねぇのに、不思議だよな。
(怪異討伐の任務は限られた人にしか出来ない。彼が行かなければどうなるかは想像が容易いことであり、そこは怒っていない。だがその後音沙汰がなくなったせいで不安になったんだと、一度言葉を区切り黙り込んだ後眉を下げては小さな声で呟き。色々な可能性を考えて、この不安を、不満もしくは怒りに塗り替えてしまうことで日々を乗り切っていた。今まで生きてきた中でこんな風になったのは初めてことであり、不思議だと話す彼の表情は少し柔らかなものへと変化していて)
…これ、オレが好きな店の、一番欲しかったやつ。何で知ってんだ?
(言いたいことは伝えられたかなと短く息を吐き出せば、渡された紙袋の中身を取り出してみる。紙袋から好きな店とは分かっていたのだが、手に取って確認してみた中身は和菓子の詰め合わせであり。ユーリが作る洋菓子も好きではあるが甘めの物が多く、自分は甘過ぎる物は(全部食べるけど)実はあまり得意ではない。このお店の和菓子はどれも自分好みの味付けなのだが、一品一品がそれなりに高くどうしてもどれか一つだけ選んで買うことが多く、詰め合わせは値段が張る為に手が出せずに居た。自分が好きなお店の和菓子が沢山入った夢のような物を、偶然とはいえ彼が買ってきてくれたことに心底驚いており。その表情のままじっと彼を見つめる姿は、先程まで表していた不満や不安を心の奥底にしまい込んでいる様子で)
( 二人きりという貸切状態の個室で気まずい空気が漂う中、自身の謝罪と共に渡した紙袋を受け取ってくれた彼。何も言葉を発してもらえず暫し長いと感じる程に沈黙が続き、流石に耐えきれないのかこちらが何かを言う前に漸く彼が口を開いてくれて。その内容は自身の心配や不安といったものでそれほどこちらの事を気にかけてもらえたというのが嬉しくもあり、好意を寄せられているとは思っていないため友達だからこそそう思われているのかなと内心感じていて。本当は怪異討伐の任務中、謎の頭痛により記憶が飛んだりその影響で少し怪我を負ったのは内緒にした方がいいと自己完結しつつ、今度は真面目な顔になり身体を向けしっかりと彼の顔を見ながら )
そう、だよな……ごめん。これからは何かあった時はちゃんと連絡するよ。それと今度は二人で遊ぶ時は途中で抜けたりしないって約束する。
え、そうだったのか?リッドの好みが分からなくて結構悩んで選んだんだけど。…でも好きな和菓子だったみたいで良かった。
( 菓子折りについては色んな店を見て回ったり調べたりと悩みに悩んで選んだものだったため、その発言を聞いてこちらも驚いた表情を見せ。菓子折りを買うなら何個か買うより詰め合わせの方がいいよなと値段のことなど気にしておらず、それよりも奇跡的に彼の好みにあった和菓子を買えた事に安心したような笑みを浮かべ。好きなものを一つ知れたので忘れず覚えておこうと頭の片隅に入れておき、VIPルームに案内されたとは言えここは店の中である為に何か飲み物の一つは注文した方がいいかと思えば聞いてみて )
えっと……リッド、喉渇いてないか?飲みたいものがあったら頼んでいいからな。あ、飲み物だけじゃなくてお腹空いてるならそっちも頼んでくれていいからさ。
ん、そうしてくれよな。……気持ちは嬉しいけど、人の命が掛かってる時は迷わずそっちを優先してくれ。オレも手伝えたら良いんだけどな…
(自分の話を聞き届け、顔色を伺い眉を下げていた表情から真面目な顔へと切り替え身体ごとこちらに向けてはじっと見つめながら、真剣に返してくれて。これでもう長期間連絡がないなんてことはなくなるだろうと安心しつつ、大きく頷いて。しかし、怪異討伐任務よりも二人で遊ぶ時間を優先すると聞けば緩く頭を横に振る。出動が遅れればその分他の誰かが怪我をしたり、亡くなることだってあるかもしれない。だから仕事優先でいいと、真っ直ぐに見つめながら真剣に伝えて。怪異討伐は限られた人にしか出来ないと聞いた為に、その中に自分が居ないことを悔やみつつ手伝えたらいいのにと苦笑いを浮かべ。…彼の世界に足を踏み入れたことはない。自分の世界やホストクラブがある真ん中の世界で、怪異という存在は聞いたことがなく。共に戦いに赴いたとしても戦力になれる保証はないし、足手纏いになるかもしれない。だから、彼の世界に一緒に行ってみたいとは言い出せず)
あぁ。…そっか、悩んでくれたのか……嬉しいぜ。ありがとな?
(好みが分からず自分の為に贈る物を頑張って探してくれた、そう聞いては心の中に暖かい気持ちが芽生えた気がして感情のままに嬉しいと伝えては、ニッと口角を上げた笑顔を向ける。気になる相手から貰えた大事な菓子折り、持ち帰って大事に食べたい、だけどここで開けて食べて感想を伝えたい、どうしようかと悩む内に問いかけられ)
んー、そうだな……なぁ、詰め合わせ、ここで食ってもいいか?食っていいなら抹茶って名前の苦いお茶がよく合うからそれがいい。
(顎に指先を当てほんの少し俯きながら暫く悩んだ後パッと顔を上げては彼を見つつ、やっぱり今目の前で食べて美味しいと伝えた方がお互いに喜べるだろうと思い提案してみて。了承して貰えるならドリンクは抹茶がいいと、じぃっと強請るように見つめ)
うん、わかってる。……前にも話したと思うけど、怪異は超脳力が使える人しか倒せない敵なんだ。だからリッドじゃ戦えないし危険な場所に連れて行きたくない。
( 緊急時以外の限られた時間でこうして彼に会いにこの店へ来ている訳で、自身の所属先の事を理解してくれており肯定するように短い返事と共に頷いて。苦笑を浮かべながら呟いた言葉に自身の任務は常に死と隣り合わせな危険な仕事で、目の前で怪異化した仲間や大切な親友を失った経験をしたからこそ余計に友達の彼を危険な事に巻き込みたくないため表情を変えること無く伝えて )
うん、いいよ。じゃあ俺は── コーラにしようかな。
( やはり好物の和菓子となればここで食べたいのか飲み物と共に強請るように見つめられれば、断る理由などなく自然と笑みが溢れてコクリと頷き。テーブルの上にVIPルームにもメニュー表が置かれており、其方へ身体ごと向け手に取るとページを捲って。ドリンクの一覧からとある仲間の少女が大好きな飲み物があったため悩むことなくそれを選び )
だよな……ん、分かった…。
(自分は怪異とは戦えない。改めて突き付けられた言葉に微かに俯くものの直ぐに顔を上げ、危険な場所に連れて行きたくない、それは自分ももし立場が逆なら思うことであり。これ以上我儘は言えないとゆっくり飲み込み、納得したように頷いてみせ)
よしっ。…あー……了解。
(強請る様に見つめながら提案してみれば彼は微笑んで頷いてくれた。それが嬉しくて思わず右手にガッツポーズを作りながら声を出してしまったのだが、急に恥ずかしくなってきて間延びした声を出し苦笑いと照れの入り混じった笑みを見せ。メニュー表を渡す、初歩の仕事も忘れていたと内心謝りつつ彼から注文を聞けば大きく頷き、VIPルームに特設されている注文用パッドをソファ横のポケットから取り出し慣れた手つきで操作すれば元の場所へとしまい。注文してから数分しない内にVIPルームの扉がノックされる。「入っていいぜ」と声を掛ければゆっくりと扉が開き緊張した面持ちの黒服が現れ、失礼しますと軽く頭を下げてはそぉっと近寄って来る…のだが、緊張し過ぎたせいか何もない場所で躓いてしまい身体のバランスが崩れ前のめりに。お盆に乗せていた茶器とグラスも倒れてしまい、それがどこに向かったかといえばリッドの胸元及び膝の上。あ、とは思ったが避ける暇もなくぶち撒けられる。ソファ横に倒れた黒服が大慌てで立ち上がり必死に頭を下げながら謝り)
あー…服が濡れただけだし、オレは大丈夫だ。それよりアンタは怪我してねぇか?結構派手に転んだだろ。…ん、大丈夫なら良かった。床とかも濡れちまってるからそこを拭いて貰うのと、終わったら注文したのまた持って来てくれ。……失敗なんて誰にでもあることだろ。次から気をつけてりゃいい。じゃあ、頼んだからな。
ユイトは…濡れてなさそうだな、良かった。悪いけどちょっと待っててくれ、着替えて来る。
(故意ではないのは分かるから大丈夫だと苦笑いしつつ伝えた後、自分より相手のことを心配して声を掛ける。思わぬ優しさに触れ驚いた顔で固まった後、吃りながらに大丈夫ですと黒服が答えれば安心したように微笑んでみせ。その後も怒ることなく指示を送り、戸惑う黒服に優しく言葉を掛けていて。あまりの優しさに泣き出しそうな顔をしてしまいつつ、頼んだからと言われれば大きな声で返事をし、ご迷惑をお掛けしますと二人に対して頭を下げてから部屋から出て行って。
その背中を見守った後ゆっくり立ち上がり、彼が濡れていないことを確認すれば流石にこのまま話し続けることは出来ないと苦笑いを浮かべ、着替えてくると伝えては一旦その場から立ち去って。待っている間に先程粗相した黒服が戻り、「お二人の貴重なお時間を奪ってしまい申し訳ございません。直ぐに終わらせて新しい物をお持ち致します」と改めて謝罪してソファの上や床を元の綺麗な状態に戻して立ち去り戻って来れば、今度こそテーブルの上に注文の品を置いて。ご迷惑をお掛け致しましたと頭を下げた後扉の方へ向かい、出る前にもう一度頭を下げてから退室して行き)
悪い、待たせたな。結構時間かかっちまった。
(それから程なくして扉が開いて新しい服に着替えた彼が戻って来て、苦笑いしつつ謝りそばまで来ては隣に腰掛ける。下の黒いズボンに変化はないのだが、上の服が白いシャツから赤色のオフショルダーニットへと変わっており。肩と首が出た服装は部屋の照明も合わさったせいか妙な色気を持っているのだが、本人は至っていつも通りに「乾杯しようぜ?」と口角を上げ話し掛けて)
( 他愛も無い会話しつつ注文してくれた後、新人らしき黒服の人が姿を現すも彼の胸元から膝にかけて飲み物を零す。自身の超脳力である念力を使えば事態を未然に防ぐことが出来たものの、咄嗟に身体が動かずこれがもし戦闘中だとしたら、と考えてしまって。彼が着替えに向かった後も何度も謝罪を繰り返す黒服の人に「大丈夫です、何度も謝らないでください。それと飲み物ありがとうございます」と優しい声色と共に安心させるように笑みを浮かべて見送った後にすれ違う形で彼が部屋に戻ってきたようで。 )
あ、おかえり。ううん、全然だいじょ……ぶ…
( 着替えを済ませた彼の方へ視線を向け、軽く首を振り否定しつつもその姿を見た瞬間固まってしまい。隣に座った彼の服装は先程とは違い肩と首が見えて明らかに露出度が上がっており、はっと我に返れば二人きりの部屋で尚且つ照明のせいもあって妙に色気が増したような気がしていつも通りに接する相手とは対照的にほんのり顔を赤くさせながら上着を脱ぐとそれを彼の肩にかけると視線を逸らし告げて )
──……相手が俺だったからまだ良かったけど、そんな服着たら他のお客さんに狙われるよ。
ん、ただいま。…どうかしたのか?
(黒服が退室してからそう経たずまた扉が開き、着替え終わった新しい装いで戻ってきては待たせたことを謝りつつ彼の隣へと腰掛ける。おかえりと言ってくれたことが何だか嬉しくて口角を上げつつ、何事もなかったようにただいまと返したのだが何故か彼は固まっていて。不思議に思い軽く首を傾げつつ問いかけてみれば、彼の顔がほんのり赤く染まっており。そのまま上着を脱いで自分の肩に掛けてくれた為に暑いのか?と全く見当違いなことを考えていたのだが、視線を逸らされ続いた言葉に漸くどうゆうことかと理解し、間延びした声を出しては苦笑いを浮かべ)
あー……そう、だよな。何か今貸し衣装がこれしかないとかで着たんだ。…まあ、気をつけとく。
(着替えに下がった場所で遭遇したのはお店No.1のユーリであり、事情を説明してみれば一瞬悪い顔をしたような気がしたのだがその後は何やら残念そうに説明されて。そんな筈ないだろと思いつつあれこれと言いくるめられ、結局は肩と首が露出した今の服に落ち着いてしまい。そこは伏せながらこの服になった理由を説明した後、もしかして似合ってないのかと眉を下げてはまあ気をつけると返して。こういった服であろうとなかろうと、お客によってはしつこいスキンシップもある訳で…何度かストーカー被害もある。早朝狩りに出掛ける日々の為にアフターは断り続けているのだが、仕事終わりに待ち伏せて声を掛けられたり尾行されたりだとか。その度に走って撒いたり、少しだけならと付き合ってやったり…これ、ユイトには絶対言えないな。こうして心配して貰えるのは嬉しいけどわざわざ話すことじゃないよなと言葉にせず仕舞い込み)
……乾杯、しなくていいのか?
(こうしてじっとしていると肩に掛けられた彼の上着から、熱が伝わる気がして微かに頬が赤く染まる。ついでに何かこう、いい匂いまでしてくるような…意識したらマズイと軽く頭を横に振った後、切り替える為に抹茶の入った茶器を手に取り、飲んでしまう前に乾杯はいいのかと、軽く首を傾げつつ問いかけ)
……そ、そっか。心配しすぎかもしれないけど、こういう仕事をしてたらきっと厄介なお客さんとかいると思ったら、さ……。言わずにはいられなかったんだ。あと、別に似合ってないとか思ってないからな…!
( 顔に熱が集まり鼓動が高鳴るのが早く今までに仲間に対して感じた事もない為、まだこの意味が分からず彼の顔を直視できないまま。此方の言葉の意味を理解してくれたようで今の服になった理由を話してもらえば、何度か言葉を交わしているが今のところ被害にあったという話はない為に内心安心している自身がいて。自身の気持ちが伝わったようでゆっくりと彼の方へ視線を戻すが微かに頬は赤いままで、何故先程の反応をしたのか訳を話すものの慌てて服の感想も添えて )
あ!そうだった。……えっと、乾杯。
( 乾杯、の言葉にハッとしつつもグラスに入ったコーラは若干氷が溶けかけており、気にした様子もなく片手で持ち上げる。その言葉と共に掲げたグラスを少しだけ割れぬ程度に茶器に合わせれば口に運び喉を潤し、喉が渇いていたこともあってか半分ほどコーラを減らし。お詫びとはいえ和菓子の詰め合わせを贈った時の嬉しそうな笑顔を思い出し、こんなに店に通っているのに好きなものや趣味──リッドのことをそこまで深く知らない。もっとリッドのことが知りたい。そう思ったら即行動ではないが、一旦グラスをテーブルへ置くなり聞くなら今だと言わんばかりにじっと彼の顔を見れば聞いてみて )
あのさ、そういえばまだお互いのことってそんなに知らないよな?俺、リッドのこともっと知りたいって思ってる。だから、好きなものとか教えてくれないか?
ん、ありがとな。心配して貰えて嬉しいぜ?…ならいい。そう思ったなら早く言えよな、不安になっちまったじゃねぇか。
(厄介な客がいるかと思った。やっぱりそうだよなぁ…実際居るんだけど彼の反応からしてやっぱり話さなくて良かったと自己完結させて。心配して貰えたことは嬉しいとお礼と共に微笑んでは素直な気持ちを伝えるのだが、ゆっくりと戻ってきた視線と微かに染まったままの頬に、ちょっとだけ意地悪を言いたくなって。似合ってないとは思ってない、それをもっと早く聞きたかったと眉を頭を少し下げてはチラリと様子を伺い見て)
ん、乾杯。…本当、贈ってくれてサンキューな。
(応じてくれたなと笑みを向けつつ、グラスと茶器を合わせた良い音を奏でた後抹茶を一口。この苦さがまた美味しいんだよなぁと思いつつ、早速贈って貰えた詰め合わせと一緒に嗜もうと袋の包みを開ける前に笑顔で声を掛け、いつもは適当に破る包み紙を丁寧に開けていき、蓋を開く。現れた和菓子に思わず目を輝かせつつ、先ずはシンプルな三色団子を手に取り口へと運んで。あまりの美味しさに頭上に音符でも浮かびそうな笑顔を見せつつ、抹茶を一口。あぁ美味い。ずっと食べて飲んでたい、なんて思いながら手を動かしていれば彼から声が掛かりパッと顔を向けて)
ん?…そういやそうだな。俺もユイトのこと、もっと知りてぇ。
好きなもの、か………とりあえず肉。後はあんま甘過ぎない菓子と…ぼーっと空を眺めたりとか。昼寝も好きだな。他には……あ。この間食べたユイトの弁当、すげぇ美味かったからそれも好きだな。また食いたい。……んー、そのくらいしか思いつかねぇや。なぁ、ユイトは何が好きなんだ?
(じっと目線が合う中、問いかけられた内容に確かにそうだなと大きく頷いて。お互い知りたいと思う気持ちは一緒だなと嬉しく思いつつ、自分の好きなものについて改めて考えてみる。暫し悩んだ末、一番に出てきたのは矢張り食べ物であり。しかしそれも数が少なく、続いて普段よくやることを話し。…これだけかと自分で驚きつつ、他にも何かないかと思考を巡らせてみればふと思い出したのは手作りのお弁当であり。本当に美味しかったと満面の笑みで告げ、また暫し悩む。しかしもう出てこない為にこれでいいかと終わらせてしまい、さて、彼は一体何が好きなんだろうかと少し身を乗り出しつつ問いかける。…その際ちょっと上着がずれて鎖骨が見えているのだが本人は気にしておらず)
ご、ごめん。そうだよな、次から気をつけるよ。
( 矢張りそこを指摘されると何も言えずに謝罪の言葉を口にし、着替えた姿を見た時開口一番に似合っていると褒めるべきなのは分かっており。然しながら首と肩を曝け出した服装で現れるとも思っておらず寧ろ心臓に悪く、自身の上着で隠さないといけないという気持ちの方が強かったがそれは言わずに後半の台詞を述べる。が、上目遣いでじっと見てくる彼の顔を見れば不覚にもドキッとしたのか再び顔を逸らしてしまい )
( 自身が贈った和菓子の詰め合わせを開けてキラキラと目を輝かせたかと思えば団子を食べた時の笑顔を見る。贈ってよかったとこちらまで何だか嬉しくなり、表情豊かな彼の顔を見れば笑った顔好きだな…と思いながら無意識にじっと眺めていて。──こちらがした質問に悩みながらも一つずつ答えてくれて、その中には前に出掛けた時に作った自身の手作りのお弁当が含まれており。覚えてくれていたこと、また作ると約束していた事もあり思わず嬉しさから顔がにやけそうになるのを手で口元を隠して抑え。どうやら彼の好きなものは終わりのようで口元から手を離して教えてくれたことに礼を述べ、次は自身の番であるものを取り出そうとしたところで身を乗り出したことで上着がずれて彼の鎖骨が見え。一瞬ドキッとするが平静を装いながら上着を整えてやり、あまり意識しないようにすれば気を取り直して肌見放さず持っているバッキィちゃんの紐付きマスコットを取り出すと笑顔で見せて )
教えてくれてありがとう!次は俺の番だな、俺が好きなものは──…って上着がずれてるぞ、これでよし。
……ああ、ごめん。俺の好きなものだよな、それはバッキィちゃんだよ。見てくれ、このもちっとした丸いフォルム。可愛いだろ?
そうしてくれよなー?
(ほんの少し意地悪するつもりで言ってみれば直ぐに謝ってきた為に、まあ許してやるかと思ったのに。様子を伺おうと少し下から見上げた瞬間また顔を逸らされる。…まあ次から気をつけるらしいしそれで譲歩してやろうかと考えつつ、こっち見ろよと頬を指先で軽く突いてやり。目線が合ったのなら嬉しそうに無邪気な笑顔を見せるであろう)
(聞かれた質問に対して、一生懸命に考え答えていく。この間作って貰ったお弁当がまた食べたいと、人によっては一種のプロポーズに似た言葉に聞こえないこともない台詞を笑顔で伝えてみれば、彼は口元を手で隠してしまって。変なことを言ってしまったかと首を傾げそうになったのだが、その前にお礼を述べられた為に単純に喜んでくれただけかと安心し。さて、今度は彼の好きなものが知りたいと身を乗り出し問いかけたのだが知らぬ間に上着がズレたらしく、指摘しながら直してくれた為にお礼を伝え)
あ、悪ぃな。サンキュー。
……バッキィちゃん…?へぇ……言われてみたらそうかもな…?
(取り出して笑顔で見せてくれた紐付きマスコット。しかし今まで見たことのないキャラクターであり、伝えられた名前を軽く首を傾げつつ復唱してみる。…正直なところ日常生活で物に対して可愛いとかあまり思ったことはなく。それでもとりあえずじぃっと観察していれば、何となぁく可愛い気がしてきて。言われたらそうかも、なんて曖昧な言い方ではあるのだが自分にしてみれば珍しいことであり、同時に少し、バッキィちゃんという存在に興味も湧いているのたが言葉にはせずチラリと彼を見て)
──ん?……何だか今日は嬉しそうだな、リッド。
( ふと頬を突かれ不思議そうに顔を向けると嬉しそうに無邪気な笑顔を見せる彼の姿が。機嫌が良くなってくれた事に内心ホッと安堵しつつ、笑っている顔を見れてこちらまで嬉しくなるようで自然と笑みを浮かべると思った事を口にして )
だよな!?リッドもそう思うよな!やっぱりバッキィちゃんは可愛いよな~。あとさ、この癒される笑顔もいいんだよ。
( 曖昧な言い方など気にもせず共感してもらえると嬉しそうに笑っては、大事に両手で持っているバッキィちゃんを見ながらもちっとした丸いフォルムに加えてもうひとつの魅力的なポイントを語り。ふと、彼の視線がバッキィちゃんではなく自身に向けられていることに気が付き、顔を上げて其方を見れば目線を合わせると少し首を傾げつつ尋ねてみて )
どうしたんだ?……もしかして、リッドもバッキィちゃんに興味持ってくれた、とか…?
そりゃ、久しぶりに顔見れたからな。元気そうだし、オレの好きな菓子買ってきてくれたし…喜ばない理由がねぇだろ?
(目が合ったことが嬉しくて自然と笑顔を見せていれば、彼からも同じように笑顔が返ってくると共に問いかけられる。別に、とか言っても良かったがここは素直に答えた方がいいかと考えてはそのまま真っ直ぐに伝えていく。あの日以来音沙汰なく不安な日々だったが、こうして元気な顔が見れた上に好きなお菓子まで貰えて、今日は幸せな日なんだと言葉にせずとも伝わってしまいそうな心底嬉しそうな笑顔を見せており)
お、おう。そうだな…?
(彼が熱意を込めて語る様子に目を丸くしてはへらりと笑いつつ、そんなに好きなんだなぁと少し羨ましい気持ちもあり。笑顔もいいと聞いてもう一度バッキィちゃんを見つめてみれば、やっぱり何となぁくそんな気がするなぁと。そんなに熱く語るなんて一体どんな存在なんだろうかと興味が湧きチラリと彼を見れば目が合い、首を傾げつつ問いかけられ。少し悩むものの今の気持ちを伝えてみることにして)
んー…そうだな、興味あるぜ。オレ、普段物に対して可愛いとかあんま思わねぇんだけど…バッキィちゃん、だっけ。何か気になるっつーか、可愛い感じがして。それにユイトがこんなに熱く語るってことは、よっぽど好きなんだろ?だからもっと知りたい。
(物はあくまで物でしかないし、緑髪の幼なじみからあれこれ可愛いでしょと言われても、ふぅんとか、よかったなくらいにしか思えなくて。だけど不思議なことに、ユイトが教えてくれたバッキィちゃんに対しては熱量は違えど同じように可愛いと感じることが出来ている気がする。だからもっと知ってみたいと、包み隠さず真っ直ぐに素直に話して)
それもそっか、今日は嬉しそうなリッドがいっぱい見れて嬉しいな。
( 心底嬉しそうな笑顔が瞳に映ればその理由も納得できるもので、中々時間が取れなかったことが悔やまれるがその分二人の時間を埋めるように怪伐軍の任務がない日は優先して会いに行こうと改めて心に誓って。お菓子は偶々彼の好みに合った物が買えただけな気もするがそれは心の中に留めておきつつ、幸せそうだというのが伝わってきては“友達“として嬉しくなるようで笑みを浮かべたまま告げて )
うん、バッキィちゃん大好きだよ。だけど、何よりリッドがバッキィちゃんに興味持ってくれて俺嬉しいよ!
( 自身の好きものに対して特に笑うでもなく、寧ろバッキィちゃんが可愛いと言って興味を持ってくれて。真っ直ぐに素直な今の気持ちを話してくれた言葉を聞き、姿勢を正すなりぱあっと効果音が付きそうな嬉々とした表情を見せながら嬉しさのあまり膝の上にバッキィちゃんを置いて無意識に彼の手を握っており。バッキィちゃんのことをもっと知りたいと言われたのは彼が初めてであり、それなら自身の暮らす──スオウの街に案内すれば今ならスメラギ凌でバッキィちゃんとコラボしている。他にも仲間の内の一人であるカゲロウから聞いた情報ではバッキィちゃんカフェがあり、そこにはまだ行ったことがないためにじっと顔を見つめながら二人でお出掛けという名のデートに誘ってみては彼の反応を伺い )
──それならさ、今度二人で出掛けないか?俺が暮らしてる街を案内するよ。そこに行けばもっとバッキィちゃんのこと知れるし、あと今バッキィちゃんカフェがあってリッドと一緒に行きたいなって思ってるんだけど……どうかな?
なら良かったぜ。
(嬉しそうな笑顔が見れて嬉しい。お互いにそう思えるなんて他の人が相手ならここまで喜ぶことはない筈。どうしてここまで嬉しいのか、その気持ちが何なのかよく分からない。それを言葉にすることはなく、今は一緒に居てこうして話せることを楽しもうと笑顔を絶やさず頷き)
そっかぁ。そりゃあ良かっ……
(姿勢を正し効果音までつきそうな嬉々とした表情をした彼の口からハッキリと大好きと聞き、それは良いことだし何だかバッキィちゃんが羨ましいような、なんて思いつつ頷いていたのだが。嬉しいと語る彼の手からあんなに大事に持っていた筈のバッキィちゃんが離れ、代わりに握られたのは自分の手であり、思わず言葉を失ってしまって。そのままじぃっと目が合ったかと思えば彼の口から予想だにしない提案を受け暫し固まり)
………いいぜ。ユイトの街、行ったことねぇし楽しみだ。オレは店の定休日なら基本的にいつでも空いてる。
(握られている手が、熱い気がする。お客さん相手にスキンシップとして時々ある際には何も感じないというか何なら少し引く場合もあるのに、彼が相手となるとどうも違う。視線を彷徨わせては何故だろうかと考えてしまいそうになる思考を止め、目線を合わせてはふっと頬を緩める。軽く頷いて了承の返事をし、彼の暮らす街へ遊びに行くなんて楽しみで仕方ないと口角を上げニッと笑って。時々幼なじみから急な呼び出しが入る場合もあるが、今回はもし言われても断ってしまおうと決意しつつ週に一度ある休みならいつでも誘ってくれて大丈夫と伝え)
……! やった!決まりだな。わかった、また出掛ける日が決まったら待ち合わせの場所と一緒に伝えるよ。
!!──ご、ごめん!気づいたらずっとリッドの手を握ってたみたいだ。嫌だったよな。
( 様子を伺うように見つめるが謎の間があり目の前で視線を彷徨わせる彼。あくまでもここでは客とキャストの関係であり友達といえどあまり自身から誘うことはなく、──というよりもただ誘うタイミングが無かった。でも友達を誘うだけなのに何でこんなにドキドキするんだ…?とこの感情の意味が分からず若干モヤモヤしつつ、暫しあった間は彼の返答によって無くなりその言葉を聞いた瞬間心の中でよしっ!とガッツポーズ。年相応な反応を見せながら嬉しそうに笑うと休みの日を教えて貰えば、自身も一度アジトに戻って出掛ける日の計画を立てたい為にそう告げて。ふと手元に目線向けると、テンションが上がって全く気付いていなかったのかいつの間にか彼の手を握っていて漸くその事を認識すれば慌てたように謝ると手を離してバッキィちゃん回収し )
──ごめん、そろそろ俺帰るよ。
( 無事デートに誘えた後にブレイングトークで仲間達からメーセージが来ており、特に緊急性のある用事ではないもののいつ自身の住むスオウの街で怪異が現れるか分からない為に残りのコーラを飲み切る。そう伝えると店の外まで見送ってくれるようで一緒にVIPルームから出て。入口付近まで来ると諸々の会計を済ませて店の外に出ては貸していた上着を返してもらい、それを着ると彼の方へ身体を向け別れの挨拶をしてから振り返ることもなく歩いてアジトへ──/蹴り可 )
今日はありがとう!たくさん話せて楽しかった。
──またな、リッド!
………。
( この間帰宅後すぐに出掛ける日と待ち合わせ時間と場所の連絡を送り日々を過ごせばデート当日の朝を迎え。出掛ける準備を済ませるが私服ではなくいつでも怪異が現れても対処出来るように怪伐軍の服装を身を纏い、軽く身嗜みを整えつつ時間を確認すると少し早い気もするが待たせるよりいいよなと内心で思えば仲間達に出掛ける事を伝えてアジトを離れ。外に出るなり太陽で眩しく空は晴天で雲ひとつなく、正にデート日和で彼と出掛けられると思うと頬が緩みきって上機嫌な様子で待ち合わせ場所へ。待ち合わせ場所はお洒落なカフェで案の定決めた時間より早めに到着した為まだ彼の姿はなく、店の前ではあるが邪魔にならないように端へ寄って待ち )
( / 思いの外回収する返信が長くなったので分けて投稿しました!/蹴り可 )
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