悪魔と天使の密会

んー…とりあえず、お家じゃない？(傷が治ると、相手の身体から手を離し、自分もどうするか考えては、家が必要だと思い、そう提案して)

まぁ、そうだよな。でも、人間って金がないと生活できないんじゃなかったか？ルカは持ってるのか？(知識程度には知っているが、札と小銭の価値までは知らず、首を傾け)

んとね…一応お金は持ってきたけど、足りるのかな(仕事で得たお金を貯めていたため、それを持って来たが、足りるかわからず、パンパンになるほど入れている財布を取りだして相手に見せつつ、首を傾げて)

ヘェ～、準備いいんだな。俺は人間界の事はよく知らないからなぁー
ルカに任せる(自分より詳しそうな相手にお願いする事にして)

そんなぁ、俺だってそんなに知らないのに…(相手に任せると言われると、困った顔をして、相手と会うために人間界の事を調べた程度な為、あまり詳しくはなく)

頼りにしてるからさ(ルカの肩を抱き寄せると頬にキスして)

うぅ、面倒だけど頑張る…(面倒だからと相手にも任せようと思っていたが、相手に抱き寄せられ、頬にキスをされれば、相手のために頑張ろうと思い、「でも、家ってどこ行けば借りられるんだろう…？」と呟いて)

さあな。誰かに聞いてみたらいいんじゃねーか？(辺りを見渡し、めぼしい人間を探し)

緊張する、ルシファーやってぇ(人間に聞こうと思ったが、緊張してきたため、相手の腕に抱きつきながらやって欲しいと言い)

あ？別にいいぜ。さっきからこっち見てる人間がいるからな(女子高生だろうか、美系がいるとコソコソ話しをしているようで、その人間に近づき)
なぁ、ちょっと聞きたい事があるんだけど、いいか？

…(相手の腕に抱きついたまま、少し隠れるようにして様子を伺っていて)

あのさぁ、俺ら住む所探してるんだけど、どこに行けばいいか教えてくれない？(彼女達は、キャーキャーいいながら、快く教えてくれて、分かりやすいように地図ナビ機能を教えてくれて)
ほぉ、じゃあこの、不動産屋に行けばいいんだな。ありがとな

あ、ありがとう、お姉さんたち(教えて貰っているのを聞いていて、彼女たちに笑顔を浮かべながら、お礼を伝えては、「人間は優しいね」と相手に言い)

よし、早速言ってみるか(携帯を片手に持ってナビに従い歩きだし)

うんっ！(相手の言葉に頷いて、ご機嫌な様子で歩き始め)

随分と機嫌いいな。何かいい事でもあったのか？(不思議そうに首を傾けて聞き)

だって、ルシファーとずっといれるんだもん(相手に理由を聞かれると、そう話して、「絶対楽しいことばっかりが待ってるんだから」と言い)

そっか(頭を撫でて微笑み)
あ、ルカ。どうやら不動産屋とやらに着いたみたいだぞ

ほんとだ！(不動産屋に着くと、目を輝かせて、早速中に入っては、「すみません、俺たちが暮らすお家探してるんですけど…」と店員に声を掛けて)

(店の人が椅子に座るように促し、どんな家を探しているのか聞き)
どんなって言われても、、(よく分からずルカの方を見て)