匿名さん 2022-10-04 22:05:25 |
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『…偉くなんか、ない』
(悪魔は天使の彼の言葉を聞けば珍しく弱音を吐き、青年は「…もし、俺に赤ちゃんいたら、仕事とかどうするの」と尋ねてみて)
『!…どうして?』(天使は、珍しい様子に少し驚いたが、首を傾げてどうしてそう思うのか尋ね、『俺は、偉いと思うけどな』と言い。一方、部下は、少し考えてみては、「わかんないけど、お世話しながらになる、かなぁ。やってみたかった事だし」と言い、「この質問するって事は、もしかして…?」と青年を見つめながら尋ねて)
『…俺しか、継げるのがいないから』
(悪魔はぽつりぽつりと話し始め、『本当は、やりたくない…』と呟いて。一方、青年は「…もしもの話、だから」と顔を逸らし)
『…そっか』(天使は、悪魔の相手の言葉に、相手の兄にも悪魔の相手でなければならないと言われたことを思い出し、なにか無いかと考えては、『ネロに一番近い兄様の血を、フレッチャーの血に出来たりしないかなぁ…』と呟き。一方、部下は、少し残念に思い、またソファーに凭れては、「そっか…でも、もし俺たちがお仕事する日とかは、俺がお世話することになるのかなぁ」とぼんやり考えていて)
『…あいつはだめ、純血じゃないから』
(悪魔はいつの間にか目の端に溜まっていた涙を拭いながらもそう呟き、青年は部下の残念そうな様子を見てはいつ言い出そうかと悩んでいて)
『そっか…じゃあ、お兄さんでもダメ?』(天使は、確かに混血の悪魔の兄ではダメかと思い、それならばと相手の兄はと伝えてみて、『まぁ、血を変えられるかわかんないけど…』と言い、ぬいぐるみで悪魔の相手を抱きしめて。一方、部下は、ゆっくりとココアを飲んでいて。そこに、部屋を仕事していた天使の兄が来ては、「戻ってたのか」と声を掛け)
『…あいつは、そもそも血が違う』
(悪魔は兄が養子なため継ぐのは無理だと告げて、『だから、俺しかいないの』と言い。一方、青年は天使の兄がやって来ると相手の父に言われたことを思い出し、「ねえ、ちょっと話いい?」と尋ね)
『ダメかぁ…』(天使は、やはりダメなのかとしょんぼりとして、『出来ることなら、俺が代わったげたいくらいだよ』と言い。一方、天使の兄は、水を飲んでいたが、声を掛けられては、「…少しレン借りるぞ」と部下に言い、青年を連れて部屋に行き、「少し散らかってるが許せ」と言って、椅子に座って)
『…お前はそもそも天使じゃん』
(悪魔は天使の彼の呟きに対し呆れたようにそう告げて、青年は「あのさ…今日、神様にお腹に赤ちゃんがいるって、言われたの」と話し始めて)
『それはわかってるけど、それくらい代わってあげたいってこと!』(天使は、天使だからダメなことはわかっているが、代わってあげられるなら代わってあげたいのだと言い。一方、天使の兄は、青年の話を聞いては、「…そうか」と言い、少し黙ったあと、「研究所でちゃんと検査してみるか」と提案して)
『…そんな気持ち、いらない』
(悪魔は自身を助けられないのならそんな心はいらないと告げて、青年はこくりと頷いては「…うん、それで。あの…ルーにはまだ、内緒にしててほしいの」と伝え)
『…どうにか出来たらいいのにな』(天使は、本当になんとか出来ないかと考え込むも、やはり悪魔の兄がなる以外思いつかず、『やっぱり、兄様に頼むくらいしか思いつかないや…』と残念に思い。一方、天使の兄は、「お前のことだし、それは構わねぇが…何かあるのか?」と尋ねて)
『…いいってば、俺がやる』
(悪魔は天使の彼から距離を取りつつもそう告げて、青年は「まだ言う決心が、つかないっていうか…」と目を伏せて)
『…でも、苦しそうなのに』(天使は、悪魔の相手の向かいに座りつつ、無理をして苦しんでるように感じると伝えて。一方、天使の兄は、「…そうか」と言い、青年の頭をぽんと撫でて、「明日、研究進める予定だから、終わってからやるか?」と提案して)
『苦しくない…』
(悪魔は天使の彼から目を逸らしつつそう告げて、『俺は魔力体だから、苦しいとかないし』と言い。一方、青年は「うん、それがいい」と言いつつも天使の兄に寄りかかり)
『…あまり、無理しないでね?』(天使は、それ以上何も言えず、心配そうに伝えて。一方、天使の兄は、青年が寄りかかってくると、「お前が寄りかかってくるなんてな」と呟き)
『…無理なんかしない』
(悪魔は天使の彼に背を向けつつそう告げ、『…まだこの部屋いるつもり?』と尋ねて。一方、青年は「…ちょっと、こうしたくて」と言いながら目を瞑り)
『…頑張ってね』(天使は、心配に思うも、仕方ないと思うことにして、そう言っては、まだいるのかと言われ、これ以上は嫌なのかもと思い、自分の代わりにと、ぬいぐるみで悪魔の相手の背に抱きつき、『大好きだよ』と言い、ぬいぐるみを置いて、部屋を出ることにして。一方、天使の兄は、「…そうか」とだけ言い、撫で続けてやり)
『…』
(悪魔は天使の彼が出ていくと背にあるぬいぐるみを抱きしめて、青年は「…赤ちゃん、欲しいけど…ちょっと怖い」と呟いて)
『…難しいなぁ』(天使は、部屋を出ては、ぼんやりと窓から見える空を見ては、当主問題はやはりどうも出来ないんだろうなと考えていて。一方、天使の兄は、「お前の中で、何が怖いんだ?」と尋ねて)
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