《貴方の癒しに(〆)》

久我さんはありますか？　お酒で失敗したこと（バーのマスターをやっているのだからお酒も好きだろうと思い）
日本酒を飲まれるんですね。何というか、バーの印象が強くてカクテルを飲んでいるイメージでした（オフの日に日本酒を飲むことがあると聞くと以外そうに）
そうだったみたいです。発表後、少し話したのですが、自分でも思っていた以上に発表出来て驚いたそうです（フフッと小さく笑って）

…そうですね…私ではありませんが、若い頃はありました。お客様が飲み過ぎて店の商品は壊す、店で暴れるなんてよくありましたね。お止めするのが大変で…。(照れ臭そうに頭を掻き)
日本酒以外にも色々飲みますよ。時々はウォッカなんかも飲みますね。
(案外酒に強い一面を見せるように控えめな笑みを浮かべ)
ふふ、それはよく聞きますね。素晴らしい発表をしたのに、後になると自分でも何故あんなに出来たのかあまり覚えていない、というものでしょうか。(微笑みを浮かべたまま首を傾げつつ)

あー……酔うと暴れる人いますよね（ジントニックを煽って）。大変でしたね。怪我とかは大丈夫でしたか？　その人はその後どうしたんですか？（眉をひそめ苦そうな顔をして）
おぉ、ウォッカですか。お酒強いんですね
それだけ発表に必死だったんでしょうね（その時のことを思い出すように柔らかく微笑み）

スクリュードライバーお願いします（ジントニックを飲み終わり次のカクテルを頼んで）

その後…ですか。幸いお客様には怪我も無く、何とかお止めしてお連れ様に連れて帰っていただくことが出来ました。(ふと思い返すように微笑み)
ふふ、かなり嗜む方ですよ。田辺さんはどうですか？(控えめに首を傾げ)
ふふ、そうなのでしょうね。少しお待ちください。(注文を受けると奥に下がり、新たなカクテルを入れたグラスを運んできて)

連れの人が居たんですね。その人も驚いたでしょうね（普段は暴れるような人じゃなかったのかなぁと思いつつ）
風呂上りにビールを飲んだり、人並みに嗜む程度ではないでしょうか。飲み会の時はそれなりに飲みますが。まぁ飲みたい時はここに来るんですけどね（微笑みスクリュードライバーを飲んで）

ええ、とても驚いておられましたよ。どうやらお客様、普段は大人しい方だったようで…。田辺さんはそのような経験はないのですか？(微笑みが困ったような表情になり)
ふふ…意外でした、よくこちらにいらっしゃるのでてっきりお好きなのかと。来ていただけるのは私としても嬉しい限りです。
(目線は相手に向けたままグラスを磨き始め)

あちゃー、大人しかった人が酔って暴れたのか。俺ですか？　泣き上戸や笑い上戸の人は見たことありますが、暴れた人はまだ見たことないですね。突然泣き出したのには驚きましたが（普段しっかりされている方だったので、と苦笑して）
飲むのは嫌いじゃないですよ。家で一人で飲むより、人と話しながら飲むのが好きなんです。だからこうして久我さんと話しながら飲むのも凄く楽しいです（上機嫌な様子で微笑むとグラスを傾けて中身を飲んで）
んー、カクテルで何かオススメありますか？　柑橘系が結構好きなのでそれ系統があればなぁって思うのですが（あと少しで今のグラスも空きそうなことに気付くと尋ねて）

ああ…それは確かに驚きますね。普段がしっかりしている方ですと尚更。(困ったような微笑みを浮かべ)
ふふ…お褒めいただき、ありがとうございます。…オススメですか？そうですね…ディアブロでしょうか。度数も低いですし、悪酔いしませんよ。他にもエル・プレジデンテなどをお勧めします。(しばらく考え込むような仕草を見せて)

えぇ本当に。色々苦労されたんだなぁと。それを見た人はその後彼に優しくなりました（小さく笑って）
ではこれを飲み終わったら次はそのディアブロをお願いします
オフで久我さんと飲むのも楽しそうです（見慣れていないから最初は慣れないんだろうなぁと思いながら微笑み）

ふふ、そうでしょうね。こちらに来店されるお客様も酔うと豹変される方は多いですから。(瞳を伏せて静かに笑い声を上げ)
かしこまりました。…ふふ、それは良い案ですね。機会があればご一緒させていただきたいです。(相手に向けて一際柔らかな笑みを浮かべて)

酔った姿がその人の本当の姿だと聞いたことがありますが、久我さんはどう思います？（相手が酔った時はどのようになるのだろうなと想像してみるも、いまいち浮かばずグラスを傾けて飲み切って）
ディアブロ、お願いします
本当ですか？　ぜひ一緒に飲みましょう！　いつくらい都合がいいですか？（良い案と言われるとは思わず、嬉しそうに予定を確認して）

…どうでしょうね。どちらもその方の本当の姿、なのではないのでしょうか。…ふふ、難しい事はあまり分かりませんが。(少し照れ臭そうに頭を掻き)
かしこまりました。(奥に下がってしばらくすると血のような色合いのカクテルが入ったグラスを運んできて)このディアブロ、初めて見ると驚かれるお客様が多いんですよ。
…そうですね…明日の夜は定休日なので…明日の夜でどうでしょうか？(少し予定を思い出すように考え込んだ後、にこりと微笑んで)

どちらも本当の姿、ですか。確かにそんな気がしますね（相手の返答になるほどと納得し）
はは、俺も少し驚きました。だからディアブロですか？　何語でか悪魔って意味でしたよね、確か（赤いカクテルに釘付けになり驚くお客が多いと聞くと苦笑いして）
えぇぜひ。場所は……居酒屋とかは大丈夫ですか？　どこかのバーの方がいいでしょうか？（どこで飲もうかと考え相手をじっと見て）

ええ。こんな見た目ですが度数も低いですし、味もさっぱりとしているんですよ。ついつい何杯も飲んでしまうところから「ディアブロ(悪魔憑き)」の名前が付けられた、とも言われていますね。(柔らかな口調でカクテルの知識を話して)
ふふ…居酒屋でも、バーでも構いませんよ。
(微笑ましそうに相手を見つめ返し)

飲みやすくてついつい飲んでしまうと危ないところも悪魔っぽいですね。面白いです（グラスの中のカクテルを眺めた後、一口飲んで）
うん。美味しいです（満足げに微笑み）
では居酒屋でどうでしょうか？　場所は……（場所や時間などその他詳細を相手に話し確認して）

…ふふ、普段飲んでいるカクテルの名前にも色々な由来がありますからね。知るだけでも面白いと思いますよ。(微笑を浮かべたまま少しだけ首を傾げて)
かしこまりました。楽しみにしています。
(相手の話す詳細を静かに聞き、こくりと頷いて)

はい。好きなカクテルの名前の由来から調べてみようと思います（ディアブロを眺めた後相手に微笑んで）
俺も楽しみです。言ってみて良かった（嬉しそうに言うも酔いが回ってきているのかとろんと少し眠そうで）

ふふ、きっと楽しいと思います。
(グラスを磨く作業に戻ろうとするが、相手が眠そうなのを見つけ)
…おや…田辺さん、大丈夫ですか？眠そうですよ。

んー……少し眠くなってきました。でももう少し飲みたい気分なんですよね。もっと久我さんと話したい（眠そうに目をこすった後そう答えて）

…ふふ、嬉しい限りです。何をお話ししましょうか。(眠そうな相手を見つめると柔らかく微笑み)