【Free!】君と居ると

いいの！？ありがとぉ。
（相手のお弁当から玉子焼きをひとつとってパクっと口に入れ「美味しいぃ！」と話して。相手の顔を見ると口元にご飯粒が付いているの気付
きクスっと笑って。

ほ、本当か…！？
（頬に熱が残っているままだが顔を勢いよく上げると嬉しそうな声色で尋ね、顔を見て笑われると「な、なんだよ…。」と不思議そうな表情で首傾げ。）

うん。美味しいよ。
（口をモグモグさせながら上記のことを話して。「今日のお弁当隼人が作ったの？」と問いかけ。
相手に問われると「うんう。隼人かわいいなぁーって思っただけ。」と言うと、隼人の口元についているご飯粒をとって自分の口に運びニコッと微笑んで。

そうか…！さ、サンキューな。
（作ったのか問われれば無言で頷き「母さん先に家出てたから作る奴居なくてよ。」と理由も付け加え。“可愛い”なんて言葉を好きな人に言われるとパニックにならないわけがない。相手の大胆な発言と行動に顔を再び真っ赤にさせると「はぁ！？ばっかじゃねぇのお前！」と騒ぎ立て。）

すごいな。あ、そうだ。今度俺に料理教えてよ。
（キラキラ目を輝かせて上記のことを話して。相手が騒ぎ立てると少し考えてから「うーん。バカ…..かもね。」と言って。）

…、仕方ねぇな。ちゃんと礼してくれんなら教えてやる。
（一緒に居られる時間が増えるのなら、と考え了解するとニッと笑ってみせ。あっさり馬鹿だと認めてしまった相手に動揺の色が隠せず「変な奴…お前何か変だぞ。」と軽く肩を揺すりながら。）

お礼って例えばなぁに？
（笑って相手を見ると不思議そうに相手の顔を覗き込み。「へっ、変じゃないよ。てか、隼人のほうが今日変だよ。いきなり顔赤くなるし。」と、話し始めて。

バーカ、顔近ぇよ…そうだなぁ…じゃあまた弁当食わせてくれる、とかどうよ。
（額に軽くチョップを入れると何にしようか考え始め上記を提案して。「それはお前が…っ、…ハズいことしてくるからであってだな…。」こちらの様子を指摘されるともう少しで気持ちを伝えてしまうところだったが何とか誤魔化し。）

ごめんごめん。食べさせてあげればいいのね。
（違う意味で解釈したようで嬉しそうに頷いて。少し考えてから「恥ずいことしたっけか？隼人が意識し過ぎなんだよ。」と言ってぽんぽんと頭を叩いて。）

そ。…あ、お前の作った弁当なだからな、コンビニ弁当とか嫌だからな？
（頷き、念入りに確認をすると良いな？と首傾げ。ちっとも自覚をしていない相手に悔しく思い「…お前こんなこと七瀬にもすんのかよ。」と頭に置かれた手をギュッと握りながら。）

分かった分かった。
（ニコニコしながら嬉しそうに頷いて。手を握られ問いかけられるとしばし動揺するがその手を握り返して耳元で「隼人にだけ…..特別だよ///」と囁くと耳まで赤くして顔を相手の方に寄っかからせて。）

え？…って、わっ、おま…！
（驚きまともな声が発せず、抵抗しようとするのだがどうもそんな気にはなれず「ど、どういう意味だよ…？」と頭に疑問符を浮かべながら尋ね。）

（/すみません、「///」はなるべく使わない方向でお願いしますっ！）

隼人が好きなのかなぁ。分かんないや。
（一度素直な言葉を口にするもごまかして、ぱっと相手の手を離して「遙にやってたらどうするの？」と不思議そうに首を傾げて問いかけて。）

（/了解です！）

っ、お、驚かすなよ！…期待しちまっただろ…。
（バシッと相手の肩を叩き、最後の言葉は相手に聞こえるか聞こえないかのボリュームで。問いに対する答えに苦しみ「別に、どうも思わねぇと思う。」と嘘をつき。）

ごめん…..ホントは大好きだから。
（一言誤ると素直な気持ちを口すると前よりもっと顔を真赤にして。相手の答えにざんねんそうにして「…..そっか。」と力のない返事をして。）

…えっ、えっ…それってどういう意味での…
（もしかして、と心の中で期待しつつ、こちらも顔を赤くしながら尋ね。何処か残念そうな返事に首を傾げると「ど、どうしたんだよ。」とやや心配そうに。）

恋愛対象？みたいな。
（真っ赤な頬をポリポリと掻きながら恥ずかしそうに答えて。「いや。別に。」心配そうにしている相手の頭をわしゃわしゃと撫でて。）

…！！…お、俺もって言ったら、どうする？
（相手に聞こえないか心配なほど胸を高鳴らせながら、恥ずかしくてたまらないがまっすぐ相手を見つめて問い。「何だよ気になんじゃねぇか！」とお返しと言わんばかりに乱雑に相手の頭撫でながら。）

うっ、嬉しすぎて死ぬ。
（相手の問いに戸惑いながらも本当の気持ちを言葉にして。「少し妬いて欲しかった…..かも。」と恥ずかしそうに下を向きながら話して。）

…、馬鹿、そんくらいで死ぬかよ。
（だんだん嬉しさが込み上げてくるのがわかり、抑えきれなくなったのかギュウッと抱きついて。「…気付よこの鈍感。お前と七瀬が楽しそうに話してるの見てはずっと妬いてるっつーの。」と目逸らしボソリと呟き。）