乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

＞カタリナ様
カ、カタリナ様……
(笑ってくれた貴女を見て恥ずかしい気持ちもあり嬉しい気持ちもあり複雑で、顔を真っ赤にして下を向き)
は、はい！美味しいものを沢山作りましょう！
では私はお肉を買ってくるのでカタリナ様、野菜の収穫をお任せしてもよろしいでしょうか？

マリア本体様>
(/お返事を下さっていたのに長期間返事を出さずに本当に誠に申し訳ございません！)


マリア>
(野菜で溢れかえる籠を背中に背負い、満面の笑みで相手へと近寄り)
マリア！見て、大量のお野菜！これで沢山作れるわ！
それから家の本棚をひっくり返して探したお菓子のレシピ集！料理人に話したら、「大切な友達の頼みと有れば...」って書いてくれたの
マリアにプレゼントしたいんだけど良いかしら？いつもお菓子を作って貰ってるお礼

＞カタリナ様
まあ！まあっ！
(貴女の持ってきた野菜とレシピ集を見て驚いて興奮気味に目をぱちぱちさせながらそれぞれを交互に見つめて)
お礼？プレゼント？……いいえ、私は何も。こうしてカタリナ様とお話をしたり、私が作ったお菓子でお茶を飲んだり、そう言ったことが出来たらそれで十分です
(ふんわりと微笑み)

マリア>
...あ、あのマリア。迷惑、じゃなかったらで良いんだけど
今度マリアと一緒にお菓子を作りたいなぁって思って、るんだけど
(顔を赤くしズイッと顔を近づけたかと思うと思いっきり後退りをしだんだんと声が小さくなっていき)

＞カタリナ様
カタリナ様がお作りになりたいのなら、私は喜んで協力いたします……どなたかへのプレゼントでしょうか？
(貴女の言葉に微笑みながら返すもその反応に、誰かへのプレゼントではという思いが過り、送る相手として明るく元気なお友達や本が好きな娘、彼女の婚約者、義理の弟等候補が次々と浮かんできて、平静を装いながら問い)


(/遅くなってしまい本当に申し訳ございません！)

マリア>
プ、プレゼント...え、あ、うん
(驚きの表情を見せ下を向くと空中に照れ隠しで「の」の字を描いて)
みんなに、かな。ほら私突っ走るタイプでしょ、それでみんなに迷惑かけてるからいつもの御礼で

＞カタリナ様
……皆さんに、そうでしたか？迷惑だなんて、きっと皆さんカタリナ様の天真爛漫な所や豪快な行動力に救われていると思います。
(貴女の言葉を聞いて安堵するもその後の謙虚な言葉に笑みを浮かべて安心させるように述べて)
……お菓子作り、そうですね？マドレーヌか……せっかくですしこのレシピ集から選びますか？
(珍しく興奮気味にレシピ集を取り出し)