夜空を渡って【 3L / 非日常 】

夜空を渡って【 3L / 非日常 】

車掌  2021-01-20 15:39:52 
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どこまでも、どこまでも、汽車は進んでゆく。
天上よりもずっと遠く離れたところまで。夜空を渡りゆく汽車の旅は、終わらない。
ゴトンゴトン──
汽車は進んでゆく。ほんとうの幸を見付けるまで。


>1 世界観
>2 注意事項


未だ発車時刻ではありません。発車まで、もう少しお待ちください──




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  • No.46 by リタ・グリーン  2021-02-03 21:19:58 




>44 アイザック

どこまでも行くんだから。勿論、本気で願えば此処から姿を消すことも可能だろうけどねえ。
( くすくす、と小さく笑みを溢す。汽車は現実から離れた空想だと思えてしまうほどにはリアリティーがない。どこまで行くのか、この旅に終わりがあるのかすら定かではない。気付いたら終わっているかもしれない、互いが共有しているだけの白昼夢であるかもしれない。そんな中でも不安さのない緩い空間では緊張する間もなく。「うん、切符。この汽車に乗るのにはこれが必要なの。ザックも持っているはずだよ」切符をひらりと揺らして、にっこりと笑い掛ける。きっと彼もどこかにこれを所有していることだろう。そうでなければ此処にいない。切符は此処にいる証とも言えるものなのだ。「そっかあ。小さい頃のザック、可愛かっただろうねえ」思わず想像してしまうのは過去の彼の姿。知らないからこそ、つい考えてしまう。頬を緩めて呟いた後、はっと気付いて無意味な、そして無駄なフォローをするべくふざけた調子で続けて )
勿論今のザックも可愛いけど……なんてね。


>45 アイリス


そうだよ。全部なかったことにしちゃえば、きっと楽になれる。
( 透明色。今の彼女に色があるとすれば、きっと無色。それは何物にもなれる色で、しかし染まってしまったら色を塗り替えることもきっと出来ない。ただ静かに答える、それが自分にできる精一杯。優しさも、常識も、何ひとつない自分が役に立てるとしたら、こうして話を聞くことだけだろう。隣にいることならできるだなんて、ちょっと気障かもしれないけれど。ふと彼女から発せられた問いに、どくんと胸が痛む。何が欠けているのか、どうしたら良いのか。きっともうわかっている、それでも目を逸らしていたい。視線を向けると、小さく息を漏らして数秒の間思案する。それから震える自身の両手を握り締めて、あくまでも何でもないことのようにさらりと告げよう。「まあね。わかってないわけじゃないけれど……でも、私は帰りたいとは思わないよ。ずっと旅を続けていたいんだあ」普段から言うわけでもない本音。隠してきたその冷たさが垣間見えたかもしれない言葉。彼女がほんとうの幸を見付けたら、そのときはきっとさようなら。だから深入りしたくない。そこまでを告げる勇気はなくて、表情を緩めては「うん、綺麗」だなんて夜空の方に関心を戻す。緩やかな時間が永遠と続けば良い。そうしたら何も考えずに済む。現実から目を逸らすことができる。きっと心が弱い、知っているからこそ取り繕うことが当たり前になったのだ。「フロートも美味しそう。アイスを溶かしたらきっとまた違う美味しさになるんじゃない?……あ、やられたあ」フロートに視線を向けていたところで伸びてきた手。止めるでもなくそのまま掬っていったのを見て、棒読みのような緩い調子でわー、と声を漏らす。勿論嫌であるはずもなく、にこにこと笑みを浮かべてはさくさくとパフェにスプーンを差し入れ、金平糖を掬いあげる。紫やピンク、赤や水色をひとつのところに集めて、「きらきらー」なんてふざけてみる。「アイリスの方もきらきらで良いねえ。んー、制覇したくなっちゃう。このまま他のところも行ってみたいなあ」食べ終わってもいないのに次へと思いを馳せ、ぽつりと呟いて )
勿論、アイリスも色々巡りたいって思ってくれてる……よね?


  • No.47 by アイリス・スペンサー  2021-02-04 22:44:05 




>46 リタ

楽に、なれる……。
(空気に溶け込むほどの小さな声は、隣にいる彼女の耳にも届かないかもしれない。瞳には悲観も不安も滲んではおらず、ただただ心地良く揺れる桔梗や青く輝く道を心のままに見つめて。身体の力を抜くようにほうっと静かに吐息を吐き出す。思いの外、世間話をしているかのような、軽い声音の言葉が返って来てはいたが、握り締められた両手が震えていたことに気付いて彼女に目を向けて「ええ、そうね、リタ」彼女の願望を否定することなく、そっとその両手を包み込むように握り締められたのなら「あなたにとっても汽車の旅は必要なのね。あたし、リタと会ったばかりだけど、リタが楽しそうにしてくれるのを見るととっても嬉しいの。だから自分が思ったことや感じたこと、これからもたくさん聞かせてね」何の強制力もない柔らかな語調で言うと、穏やかに微笑んで。それは答えを持たない自分がすぐにいなくなることはなく、まだ旅を続けていきたいという意志の現れ。現実という箱に押し当てていた耳をそっと離し、再び心の底に仕舞い込む。それからリタのパフェを見ればスプーンの上に一箇所に集められた金平糖があってニッコリと笑う。言われたように、星型アイスの5つの尖端、そのうちの1つをスプーンで徐々に解していけば、青色のジュースにほんのりと白色が滲み。さらにくるくるとかき混ぜると、青空のような水色へと変化していき。頬がテーブルに触れるほど顔を傾け、横からグラデーションのグラスをほうっと感嘆のため息を零して眺める。そんな美しいデザートたちを見てしまえば余計に「ええ、もちろん。キラキラなこの〝駅〟を堪能したいって思っているわ。きっとあたし、このフロートもあっという間に食べてしまうわよ」目は笑みに弧を描いて。「どこか行きたいところはあった?」ここに来る道中で何か見つけたのだろうか、とまずは問い掛けを。フロートをストローで飲めばソーダに近いような気もするが、ベリー系の味もするような。「何だか不思議な味ね。リタも飲んでみる?」とススっとグラスを差し出して)


  • No.48 by リタ・グリーン  2021-02-05 22:35:39 




>47 アイリス


必要じゃなかったら、きっと存在すらしていなかっただろうねえ。逃げ道っていうと聞こえは良くないけど……汽車は存在意義、かなあ。
( 思わぬところで本音を溢してしまった。元々言うつもりなんてなかったけれど、緊張の糸が緩んだ、とでも言うのか、なんとなく話しても良いような気がしたのだ。ぽつり、ぽつり。小さいながらも確かな声色で話しつつ、手を握り返す。「アイリスのことも聞きたいな。話したくなったら、いつでも言って」知らないことばかりで、未だ会ってから少し共に過ごしただけの他人であることが事実。そんな中でも彼女がいなくならないでいてくれることに安堵したのもまた本当。何に対しても興味がなかったはずなのに。鸚鵡返しのごとく言葉を繰り返しては、やんわりと手を離す。温もりに甘えていてはいけない。優しさに触れていたらだめになる。ある種の警戒が生まれたと言っても良いかもしれない。「そうだねえ……甘党的にはお菓子屋さんが気になったかなあ。あまぁいキャンディーや色々ある店があってね、兎の店員さんが見えたの」行きたいところ。猫を追い掛けて、手を引かれる中で見えたきらきらな景色を思い返してみると、ひとつの候補が浮かんできた。赤い屋根に透明で飴のような光沢の窓、何よりそこからちらりと見えたふさふさの耳。出てくる客が持っていたロリポップ。目を引くそれらを簡潔に伝え、「うん、貰うね」とグラスを受け取ってフロートをストローで一口。アイスはパフェのものと同じようだが、飲み物が合わさるとまったく異なる味わいに変わる。「凄い。全然違う……美味しい」何とも形容しがたい。複数の味わいがぎゅっと詰まったそれに一言、単純な言葉を。それ以外言えない語彙力を恨めしく思いながらパフェを食べ進めていれば、いつの間にやら最後の一口。ソースまで掬いとるとあっさり完食。テーブルの隅に置かれている会計の詳細。月のような淡い色の紙を取り出しては、そこにあるのを見ながら硬貨を数枚取り出して )
よし。これでお会計、かな?


  • No.49 by アイリス・スペンサー  2021-02-06 18:48:33 




>主様

(/お世話になっております。質問があり、背後会話のみで失礼致します。
このまま会計を終わらせてカフェから出ようか考えておりますがその場合、支払い時は現実と同じように硬貨は回収されるのでしょうか。それとも硬貨の光がなくなり、輝きの失われた硬貨が自分の手元に残る形となるのでしょうか。
会計時で止めてレスを回すことも勿論可能ですので、何か不都合がありましたらお申し付け下さい。お手隙の際にでもお答えいただければ幸いです。)


  • No.50 by リタ・グリーン  2021-02-06 19:56:59 




>49 アイリス背後様


( / 硬貨は回収される方向で、と考えております。輝きの失われた硬貨が残るのもありですが、しっかりと財布が軽くなった方が旅らしいのかな、と。手持ちの硬貨がなくなった場合、汽車の中にいつの間にか出来ていたゲームセンター的なもので勝つと硬貨が増える、なんてのも良いかもしれません。取り敢えずは何ヵ所か回った後汽車へと戻る流れでいきたいと思っております。)


  • No.51 by アイリス・スペンサー  2021-02-07 00:49:08 




>48 リタ

ふふ、何だか哲学的ね。でもあたしそういう話も好きよ。
(零れ落ちた彼女の本音をそっと掬い上げて、嬉しそうな微笑みを浮かべて。「汽車は自分が生きていく意味を探す場所でもあるのね……?」そして見つからずともずっとここで揺蕩うことも出来るのだろうと。ふんわりとした雲を掴むように言葉を置き。けれど自分の都合の良い解釈で理解してしまわないために、淡い線の上を鉛筆でなぞるかのような確認の問い掛けを。「まあ、そう、そうだったわね。そういえばお互い、自分の名前くらいしか言ってなかったものね」顎に手を当てて、思わず不思議そうに呟き。握られてから離された手を少しばかり寂しそうに開いたり閉じたりしてから、手のひらを見つめて。自分の手に刻まれた歪な、しかし自分だけの曲線。それを眺めては、ふいににんまりと悪戯をする子供のように笑うと「ふふふっ、でもいいの?リタ。あたし、こう見えても結構困った人なのよ?目の前の楽しみばかり目に入ってしまうの」やれやれと自分自身に肩を竦め。また、次来る楽しみを考えることもやはり好きで、カフェまで来る道中にそんなお店があったと知れば「じゃあ次の行き先はそのお菓子屋さんね!」フロートを食べて一言感想を言うリタを満足そうに見つめつつ、次の行き先が決まったところで再びフロートに手をつけ。早くその兎に会いたくなって気づけばあっという間にグラスの中身は空っぽ。「お会計しましょ?」銀色の透き通った紙と硬貨、リタの空のグラスを目にしては"待ち切れない"というように輝く瞳、緩む頬。伝票を取って軽やかな弾んだ歩調で会計へと向かい、そこにいたのは案内をしてくれた藍色の瞳を持つ猫の少女。財布から数枚の硬貨を取り出して回収されると「美味しかったわ、猫ちゃん!ありがとう!」手を振れば猫は自分たちにウインクをキラリと飛ばして来て「可愛い!」と思わず言って。お店の外へ出ると機嫌良く、くるんと半回転。希望に満ちた笑みを浮かべてリタの方を向くと)
兎のお菓子屋さん!あたしとっても楽しみだわ。ここに来る道中にあったなら、来た道を引き返して行けば着くかしら?

(/硬貨の件、お答えいただきありがとう御座いました。ゲームセンターもとても面白そうです…!硬貨が数枚入った箱が景品のUFOキャッチャーや、レースゲーム、叩くとキラリと光るリズムゲームなんかが思い浮かびました。また、何ヶ所か回るということで小高い丘から街全体が見えたり、星空色のキラキラした花びらの桔梗があったりとか……その場に合わせて考えつつ楽んでいけたらと思っております…!)


  • No.52 by リタ・グリーン  2021-02-08 18:42:41 




>51 アイリス


うん、きっとそうだよ。だから汽車はどこまでもいくの。ずうっと止まらない旅なんて、素敵でしょう?
( 自分はなぜ生きているのか、なんて哲学的な問いをたてるつもりはない。しかしながら、何か大切なものを見付けることができなければ戻ることはできない。恐らくは、乗客皆が同じ状況に置かれている。終わらない物語。永遠と続いてゆく線路。未だふんわりとしたことも、口に出すと現実味を帯びてくるから不思議。「そうだよ。まだ、なぁんにも知らないんだろうなあって、思うから」煌めく青に視線を落として、さくさくと小気味良い音に耳を澄ます。静けさの中に周りの人の談笑が微かに混ざり、落ち着いた空気の中で思考を巡らす。やや冷たい風が心を和らげてくれる気がした。「じゃあ、反対かも。私は何にも興味持てないから。だからね、今びっくりしてる。アイリスのことが気になってるの」ぽつりと溢した言葉が彼女に聞こえるかはわからないけれど、からからと音を立ててスプーンを動かしてパフェを空に。会計が終わると少しだけ軽くなった財布と幸福感を抱えて店を出て。「多分、そのまま行けば着くと思うの。さっきはわくわくしてたから、どこをどう行ったのかちゃんと覚えられているかはわからないけれど……」すん、と鼻を動かして、香りで辿ろうと試みる。犬のような仕草ではあるものの、こうして嗅覚を用いるのが一番確実。人よりも優れたそれが香りをキャッチしたところで、足元にいたのはキャラメル色の毛並みをした兎で。くりくりとした赤い瞳が此方を見ている。「こんなところに……これ、また着いてきてってことかな?」先程猫に導かれてカフェに来たのは記憶に新しい。それならばこの兎も同じ要領で迎えに来てくれたのかもしれない。そもそも飼い主のいない状態で兎がいることさえ珍しいのだから、そうとしか思えない。彼女へと視線を向けては、ゆるりと首を傾げて )
どうする?


( / 取り敢えずは兎に導かれてお菓子を購入し、そこから自由に行動ということで景色を見たり、花を摘んだりと遊べたらなと思っております。ゲームセンターを見付けたなら、汽車に戻ってからも楽しめそうですね……!)


  • No.53 by エリック・ミルワード  2021-02-08 22:40:33 



( / ご無沙汰しております、エリックの背後です。なかなかお返事を返せない状態が続いており大変申し訳御座いません…。先週頃から私生活が忙しくなってしまい、まだ暫くこのような状態が続きそうですので、レス返し出来るようになるのがもう少し先になってしまいそうです。(技量不足で元々遅筆なのもあるのですが…!) 落ち着き次第戻って参りたいと思いますので、今暫く席を残しておいて頂けましたら幸いです。取り急ぎご連絡のみ失礼致しました。 )


  • No.54 by リタ・グリーン  2021-02-09 16:37:01 




>52 エリック背後様


( / ご連絡有り難う御座います。勿論現実優先でゆったりとした旅を楽しんで頂きたいですし、無理はなさらないでください。落ち着いてから再び戻ってきてくだされば大丈夫ですので。またエリックさんとの旅を再開できるのを楽しみにお待ちしております……!)


  • No.55 by アイリス・スペンサー  2021-02-09 20:06:40 




>52 リタ

とっても素敵!何だか映画の中にいるみたいね!このままずうっと、この世界の〝きらきら〟が失われなかったらいいのにね。
(最後に呟かれた言葉は、祈りに似た響きが込められている。この世界に来てしまったのは何かしら意味があること、現実に戻りたくなければこの世界にずっといても良いのだということ。ならばこの旅だけは、ずっと居心地の良い、美しい場所であって欲しい。この青い道のように、ずっと遠くまで自分たちを照らしていて欲しい。そうやって歩きながら、お互いのことをもっと知っていったらどうするだろうとも考えていたから、隣で落とされた呟きには少し目を見開いたがそのまま地面に視線を落としたまま「ふふ」とくすぐったそうに笑って。自分が困った人なのだと告げてもそう言ってくれるのは心地良く、けれど自分の性質もよく知っていたから上手く飲み込むことが出来ずに、2人分の靴を視界に映したままでいて。「あたしもリタのことが知りたいって言ったら困らせてしまうかしら?」汽車の中で見せた彼女の表情を思い出し、素直に言葉を口にして。キャラメル色の可愛らしい兎が姿を現せば「きっとそうよ!ふふ、今度はうさぎさんね!」とうさぎの赤い瞳と目線を合わせるようにしゃがんで「うさぎさん、うさぎさん、あたしたちをお菓子屋さんまで連れてって下さいな」と子供のようにこてんと首を傾げて見せれば、ぴょんと跳ねるうさぎ。「こっちだって。行きましょ?」何となくそう言っているのではないかと思って、パッと立ち上がっては山なりに跳ねるうさぎの後を軽やかな足取りで追う。鼻歌でも歌い出しそうほどに心の調子が良くて、気付けば赤い屋根の家が前方に見えて来て。ほんのりと焼き目のついたビスケットの様な扉、飴色の窓。そこからうさぎの耳がちらりと見えれば顔を輝かせて思わず駆け出して。女子の中でも足は速い方で余裕でうさぎを追い越し、窓に張り付くように中を見れば、びっくりしたうさぎの男の子と目が合ってクスクスと笑い。「リタ!絶対ここよ!」と後ろを振り返って満面の笑みで手を振って)

(/了解しました、とりあえずお菓子のお家の前まで移動させてみました!これからも一緒に色んなものを見て、思い出を作れれば嬉しいです…!汽車に乗ってからもゲームセンターではしゃぐアイリスが予想されますが、今後ともよろしくお願い致します…!/蹴り可)


  • No.56 by リタ・グリーン  2021-02-11 20:36:51 




( / 遅くなっていて申し訳御座いません。明日中には返せるようにする所存ですので、お待ち頂けると幸いです……!)



  • No.57 by リタ・グリーン  2021-02-12 22:41:05 




>55 アイリス


……うん、ずうっとそのままなら良いと思う。きらきらはきらきらなままでいてほしいなって。
( 不変のものなんて存在しない。いずれ輝きは失われ、なくなってしまうのだろう。わかっていても、続いてほしいと思えてくるのだから不思議だ。此処で揺蕩う時間が何よりも楽しい。他の世界もきっと輝きを持っていて、だから零れ落ちてしまわぬように掴んでいたい。何があっても興味がなかったはずなのに、いつの間にかこんな世界も悪くないと思えた。「そうだなあ。でも、でもね。ちょっとだけ、怖い。話したらアイリスが離れていくんじゃないかって、思っちゃうから」思っているよりも素直にするすると出てきてくれた本音。弱さも、脆さも、彼女なら受け止めてくれるかもしれないとそう感じられたのだ。嫌われてしまったらそこでさようなら、なんて割り切ることは出来ないかもしれないけれど。ちゃんと笑えていたかは定かではないが、自分ではそこで微笑んだつもりでいて。「うん、行こっか!」ぴょんぴょんと飛び跳ねる兎を追い掛けてゆく。思っていたよりもすぐ近くにあったお菓子屋さんにびっくりしつつ、中を覗くとそこにいたのは兎の耳の生えた男の子。「アイリス、はやいね……?」軽く息を整えてから扉を開くと、外に漏れていたものよりもずっと甘い香りが出迎える。きらきらのキャンディーやパウンドケーキ、モンブランなどのケーキ類にクッキーなどの焼き菓子。どれも見てもポップで可愛らしい。驚いていた店員が此方にぴょんと駆け寄ってくるのが可愛らしい。「おすすめとか……あるのかな?」そもそも答えてくれるのかさえわからない問い掛けに対し、嬉しそうな笑みを浮かべた兎耳の子が手をぱっと広げてみせる。まるで全部がおすすめ!とでも言いたげに瞳を輝かせてくるその子に、どうしようかと悩むばかり。「アイリスは何が好き?」決められないのだから、一先ず好みを問うてみようか )



  • No.58 by 車掌  2021-02-20 11:40:18 




ゴトンゴトン──
汽車は止まらず進んでゆく。

お乗りの際は、くれぐれも切符をお忘れなきよう。


 >随時募集中


  • No.59 by 車掌  2021-03-06 22:22:46 




月が変わったようですね。
迷い込む乗客は、しっかりと注意事項を読んでからにすることをおすすめします。


 >随時参加者募集中、質問も受付



  • No.60 by 車掌  2021-03-21 20:13:28 




車内が静かになってきたようで御座います。
新たなご乗車も、引き続きのご乗車も歓迎しております。


 >随時参加者募集中

 >キーワードは「蝎(さそり)の火」



  • No.61 by リタ・グリーン  2021-04-21 09:06:09 




そして誰もいなくなった、なんてつまらないよねえ。ずうっと一緒に、旅をしようよ。

 >随時参加者募集中

 >質問だけでもぜひどうぞ


  • No.62 by 車掌  2021-05-26 22:25:21 




しっかり掃除しておかなくてはなりませんね。客人がいついらっしゃっても清潔を保てるようにしなくては。


 >随時参加者募集中


  • No.63 by 名無しさん  2021-05-27 21:03:15 

名前 / シャルロッテ・ショコラ
性別 / 女
年齢 / 19

性格 / 誰に対しても平等に優しく接する。時折遠い目で何処かを見つめているが、それがなんなのかは本人も知らない。誰に対しても平等だが、誰に対しても壁を作っているため、本人はいつまでも孤独である。人の幸せをいつも願っている。人のことは沢山聞くが自分の事は全く話さない。それを不気味がられて嫌われている。

容姿 / 長い透き通るような銀髪に長く伸びた前髪、宝石のような青い瞳。瞼は二重。洋服は茶色のトレンチコートに白いブラウス、黒いスカート。靴はハイカットブーツ。まるで人形のように肌が白い。身長は161cm、華奢な体格。大きな鞄を持っている。鍵のようなネックレスを首から下げている。

備考 / 記憶の一部が欠損している。自分の記憶であろう物を探して旅をしている。もしまた記憶が消えても手がかりが残るように、といつも日記を付けている。鍵つきで、鍵は首から下げているネックレス。日記は記憶を失う前からつけていたようで、自分の名前も日記から思い出した。それ以来日記に残っていた自分通りに振る舞っている。

(/初めまして、お邪魔させていただきます。素敵な世界観に惹かれて来ました。色々とまだまだ未熟者ですがご迷惑をお掛けしない範囲で一緒に楽しませて頂きたいです。今からでも参加が可能であればご検討頂けると幸いです。お手隙のある際にご確認お願い致します。蝎の火)



  • No.64 by 車掌  2021-05-27 21:29:44 



>63


久し振りに興味を持ってくださる方がいらっしゃって有り難いです。不備など御座いませんので、お手隙の際に絡み文の投下をお願い致します。


  • No.65 by 車掌  2021-08-18 21:29:58 




だいぶ暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。乗客がひとときを楽しめるよう、旅の案内をさせて頂きます。


>1 世界観
>2 注意事項


キーワードは蝎の火。


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