銃と魔法と煙の街【スチームパンク/ファンタジー/参加制限無し/複数キャラ保有推奨】

【規約】
・セイチャット、なりきりの規約マナーは守ること
・ドッペル不可、複数キャラ保有を推奨
・必ずトリップ機能を活用すること（キャラ管理の便宜上、また誰の手が空いているのか等を分かりやすくするため）
・中文（最低100字）～上限無し、終止系小説系許容、確定ロルや自分最強ロルは禁止
・100レス毎を目安に現状のキャラシートと追加設定の纏めをトピ主が投下する為、新規参加希望者は最新の「100の倍数のレス周辺」を確認しておくのが吉
・3L可、描写は常識の範囲内で
・画面の向こうには同じ人間がいる事を忘れずに、ただの口喧嘩や悪口は禁止、トラブルになりそうだったらその前に背後同士で話し合うこと
・一週間無言で注意の呼びかけ、そこから更に一週間無言でキャラ登録の解除、どうしてもしばらくロールが出来ない場合はそれまでにお声かけを

※【】……大項目　『』……小項目
※各設定や種族は追加も可能、気になった時は気軽に質問相談を。

【世界観】
20世紀初頭頃の海外がモデル。
戦争の熱狂から冷め、技術革新と人々の生活基盤の整備が同時進行で進んでいる。
交通手段は蒸気自動車が主流、固定電話が連絡手段として家庭にも普及し始めており、最新鋭の技術で建造された蒸気飛行船が空を飛んでいる。
蒸気機関と魔法の力にこじつけることが出来て、且つ世界観を過剰に壊さない範囲のハイテクノロジーは許容される。
（ジェット機、レーシングカー、携帯電話、インターネット、レーザー銃等、現代～未来レベルは不可）

【カルメリア半島連合（略称：半島連合）】
大陸から連なるカルメリア半島内に領土を持つ複数国家による連合国家。
30年前の「カルメリア戦役」によって半島の大部分の支配権を得た「フォード共和国」が、周辺諸国を国としての体裁を保ったまま実効支配する形で成った。
政治体系は連合を構成するそれぞれの国家から議員を選出する議会制民主主義、人間と亜人が垣根を越えて融和し暮らす理想国家を標榜する。
表向きは平和そのものだが、その実議会では半島の実質の支配権を巡る複数の国家代表者による権力闘争や汚職事件が後を絶たず、人間と亜人も差別が完全に失せているとは言い難い。
他国より頭一つ抜きん出た蒸気技術や半島という立地を利用した盛んな貿易により人々の暮らしは安定期に入りつつあるものの、上述の政治的事情に端を発する仄暗い事件や諍いも度々起こっている。
このトピックの主舞台である「港湾都市オリビア」は、この半島連合に属している。
金の単位は「ヴィル」。（1ヴィル＝10円、1500円の物は150ヴィルと表す）

『カルメリア戦役』
30年前に半島で起こっていた戦争のこと。
人間寄りの国家と亜人寄りの国家との間で巻き起こった領土争いに端を発し、半島全域を巻き込んだ一大戦争へと発展。
最終的には「フォード共和国」が他国家を実効支配し、半島連合が形成される形で終結した。

『フォード共和国』
カルメリア半島連合の実質的な盟主国。
戦役の際、争う諸外国を横目に漁夫の利的に半島内の大部分を実効支配し、そのまま他国を外交によって半ば吸収する形で半島連合を形成した。
元々人間と亜人の融和を命題として掲げていた国家だが、国民に向けた人気取りの為の建前と見る声も少なくなかった。

【港湾都市オリビア】
カルメリア半島の南東部に広がった港湾都市。
半島内でも特に人の出入りや交易が盛んで、議事堂等も存在する現在の半島連合に於いて首都としての役割も果たしている巨大都市である。
陸の入り口になる機関車駅周辺や、海の入り口になる港周辺は特に人通りが多く如何にも大都市然としているが、そこから多少離れた郊外には静かな田舎町の様な光景も広がっている。

『議事堂周辺』
半島連合の政治の中心地。
議事堂を中心に放射状に広がる町並みには主に議員の宿舎や警邏隊の駐屯所、政治家達に近しい富裕層、上流階級向けの屋敷等が存在する。

『オリビア駅周辺』
蒸気機関車が絶え間なく出入りする陸の玄関。
観光客向けの案内所や、運び込まれた物を一時保管する貨物駅、人通りも多い為にそこを狙った商店等様々な施設が連なる。

『大港周辺』
旅客蒸気船、漁船等が出入りする海の玄関。
駅周辺と似た施設の他、各施設の長達が集まり会議を行う会議所等がある。

『中央大時計塔、飛行船発着場』
都市中央に聳え立つ巨大な時計塔はオリビア指折りの観光名所であり、最新鋭の技術によって開発された蒸気飛行船の発着場と整備工場も兼ねている。

『郊外』
都市然とした喧噪から離れれば、田園風景すら広がる長閑な田舎町の様な地域が存在する。
時計塔の鐘の音はここまで響いて来る。

『スラム街』
経済がある程度安定しつつある今でも、貧富の格差が完全に是正されたとは言い難い。
華々しいオリビアの街並みから外れた場所には行き場のない貧困層の人々が暮らすスラム街が雑然と存在する。

【人間と亜人】
ごく一般的な人間の他に、この世界には様々な「亜人」が存在する。
数自体は人間より少ないものの、それぞれがそれぞれの種族に通ずる特異な性質を持つ。
地域差こそあれど、古来より人間と亜人は互いに排斥、迫害を繰り返し基本的には交わる事無く生きてきたが、近年はその境を無くすべく活動する人々も増えてきている。

『人間』
最も数が多いごく普通の人々。

『獣人』
人間程では無いが多数派の亜人。
動物としての能力や身体的特徴を有している。
身体全体が毛皮に覆われた者もいれば、身体の一部のみが変化している者もいる。

『エルフ』
獣人に次いで多数派の亜人。
人間の倍近い長い時を生きることが出来る（「100年生きたエルフ」と「50年生きた人間」で肉体、外見年齢は同等になる）長命種族。
耳が長く肌は色白で、漏れなく全員が見目美しく成長するという特徴がある。

『ドワーフ』
獣人に次いで多数派の亜人。
その多くは力強さと器用さを併せ持ち、男性は髭が濃く、女性は胸が大きく育ちやすい。
身長は非常に低く成人しても人間の子供と比べて少し大きい程度に留まる。

『他多数』
新種族の追加はお気軽に相談を、小項目『』として種族の軽い設定を添えること。
エルフを越える長命種族は不可とする。

【キャラシートテンプレ】
「（サンプルセリフ、キャラの性格等が分かるものを1つ～2つ程）」
《名前》（洋名推奨）
《種族》（亜人の場合は種族名を）
《性別/年齢》（不明も可、ただし（）内に背後同士だけが把握出来るデータとして実際の性別と年齢を記載すること、エルフ以上の長命は不可）
《身長/体重》
《容姿》
《性格》
《職業》
《魔法》（初見殺し性能が高いもの、受け手側のダメージコントロールが難しいと思われるものは不可、魔法を使わなくても良い）
《所持品》（一般的に持っていてもおかしくない所持品は記載がなくとも携帯可、特別な物やキャラの個性を演出する物等を）
《概要》（キャラクターの詳細の説明を）

【キャラシート使用例&トピ主キャラ】

「申し訳ございませんご主人様！蜂蜜と間違ってお酢を持ってきてしまって！」
《名前》カテリーナ・リリア
《種族》人間
《性別/年齢》女性/22歳
《身長/体重》161.4cm/42.2㎏
《容姿》
解くと背中にかかる長さの黒髪を後頭部で一纏めにしたお団子ヘア。
肌は白く気弱そうに垂れたブルーの瞳を持ち、太い眉と鼻頭から頬へかけて薄く散らばったそばかすが特徴。
華奢にも見える痩せた体格で、胸元は平坦。
丈の長いメイド服を身につける。
《性格》
何事にも真面目に取り組む温和な努力家だが、それを全て台無しにする不幸体質の持ち主であり、ドがつく天然。
人が良いうえに警戒心が薄い為、騙されやすくもあるトラブルメーカー。
それを自覚してもいるので、度々自虐的な発言も。
《職業》バーンウェル家使用人
《魔法》
息を止めている間だけ、自分が受ける肉体的ダメージを無効化する魔法。
特訓の結果、限界まで息を吸うことが出来れば1分程度は息を止めながらの行動を可能としている。
激しい運動や敵対者の攻撃等の理由によって息を吐き出してしまったりすると当然効果は切れる。
《所持品》
・懐中時計（バーンウェル家）
首にかけたチェーン付きの懐中時計、バーンウェル家からの支給品。
外装は真鍮製、飾り蓋には翼を広げた大鷲の姿を正面から見た様子が描かれている。
なお、カテリーナはよく所持品を壊すので他の使用人達より若干作りが荒い安物を支給されている。
・メイド服（バーンウェル家）
黒地に白いエプロン、いつも身につけているロングスカートタイプのメイド服、バーンウェル家からの支給品。
同じ物を数着支給されているので、代わる代わる洗濯し清潔感を保つ。
なお、カテリーナが身につけているものは清潔ではあるものの、ところどころ継ぎ接ぎが見え隠れしている。
《概要》
オリビアにその名轟く名家「バーンウェル家」の使用人。
オリビアからは遠く離れた田舎町の出身で家族の生活費を稼ぐため奉公にやってきている。
家事手伝いから買い出し、主人の付き添いに至るまであらゆる仕事をしているが、小さな失敗やドジが絶えず当の主人や他の使用人達からはかなりハラハラとした視線を送られている。
それでもクビにならずに済んでいるのは、致命的なやらかしだけは回避し続けていることと、その懸命さと真面目さを買われているからだろう。
趣味は裁縫、不思議なことに裁縫でドジを踏んだことは一度も無く、天賦の才でもあるのではないかとまことしやかにささやかれる。

背後：ただいまより書き込み解禁です、質問などございましたらお気軽にどうぞ。

「紳士として当然ですよ」
《名前》アレン・ロードアルベルト
《種族》
《性別/年齢》男/28
《身長/体重》 178cm/73kg
《容姿》
銀色のサラサラして長髪の為後ろで結んでいる。肌の色は白くで目は青色でつり目。
服装は黒色のハットを被っている。茶色いコートを来ていてその中に上下とも黒のストライプのスーツ。白のワイシャツを着ていて赤いネクタイ。履物は黒のブーツで同じ色の手袋をしている

《性格》
冷静で落ち着きの方がある紳士的な性格。自分に対して強い紳士としての誇りを持っていて、束縛を嫌い他人に対して縛るような事をしない。慈愛の精神を常に持っていて人や亜人、生き物全てに対して常に優しく愛情を込めて接している。
また、現実主義者で厳しい一言を放つ事がある。

《職業》
考古学者　兼　大学教授

《魔法》
ルーンの火炎魔法
ルーン文字を使用した術式から生まれる強力な炎を操る。

ルーン炎降霊術

アルベルト家に代々受け継がれる降霊術式と解読したルーン文字による炎魔法を組み合わせた現代魔術。
無機物に降霊術で召喚した魂を憑依させルーン文字で炎の属性を与えて強化する。


《所持品》
琥珀の化石がついたステッキ
幼い時に自身が初めて発掘した化石を加工したステッキ。
杖に小さくルーン文字の術式を刻んでいてすぐに簡易的な炎魔法を放つ事が出来る。

《概要》
議事堂周辺に屋敷を構える上流階級アルベルト家の現当主。アルベルト家は代々考古学の権威であり遺跡の発掘、探索などで数々の大発見をしてきた。ロードは当主である証。
アレンは考古学史上初めて死滅した『古代ルーン文字』を解読し現代魔法に応用する事に成功した。
その功績もありオリビア1の大学で名誉教授として教鞭をとっている。現地での調査活動は未だに積極的に行っている。


(/素敵なトピックに誘われてきました！参加希望です！

>8　参加希望様
背後：キャラシートに問題はありませんので参加大丈夫ですよ、トリップ機能だけ活用をお願いします。
（使い方が分からないなどであればお声かけを）

>ALL

「リンゴ、小麦粉、卵……あとは各種スパイス……」

（オリビア陸の玄関、機関車の汽笛の音色が響く商店通りを、メイド服姿の女性が手提げの買い物籠を手に歩いていた。
古くから高名な軍人や学者などを輩出し続けている名家「バーンウェル家」で使用人として働くカテリーナ・リリアの右手には、買う物の一覧を書いたメモが握られており、籠の中には買い物代として持たされた金が入った巾着袋が入っている）

「ご主人様が飲むお酒と、おつまみにナッツと……ふぅ、やっぱりメモを書いてきて良かった、こんなに沢山覚えきれないですよ」

（馴染みの店に向かおうと角を曲がった時だった、まるで計ったかのように小さな人影が跳び出して来た。
元々そんなに反応が早い方でも無い、ドンと人影に身体をぶつけられ大きくよろめいた）

「わ、わ！？」
『アブねぇな姉ちゃん！気をつけろよ！』

（人影の正体は薄汚れた服を着た10歳前後の少年だった、頭には犬の耳と思わしきものがある、獣人だ。
慌てて壁にぶつかるカテリーナの目を盗み、彼はかなり手馴れた様子でカテリーナが持つ買い物籠の中へ――そこにある巾着袋へと片手を伸ばした）

>主様

(/参加許可ありがとうございます！！トリップ機能の件了解しました！！不慣れでご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします！

>9

ふぅ… バーンウェル廷はどこだろうか。遺跡ならこうはならないのに、どうも私は現代社会とは合わないようだ。

(学界でも名の通った名家バーンウェル家に向かっている最中渡された地図を見ながら歩き回る。しかし、どうも迷ってしまったらしく困った様子で上記を述べる。すると薄汚れた服を着た10歳前後の頭に犬の耳と思わしきものがある、獣人の少年が女性の目を盗み巾着袋へと片手を伸ばしたのに気がつくと


「おっと、失礼馬車が通りますよ。」

『え？…ちょッ！おま!』

「おや？これは申し訳ない。私の不注意で服に泥が付いてしまった。弁償させて欲しい…これを」

『…ふん！』

(馬車が通るタイミングに合わせて少年をヒョイっと持ち上げ馬車避ける。すると彼に服の弁償をすると言ってお金が入った巾着を差し出した。少年は少し驚いた顔をするが袋をバッと取ってその場から走り去り

「はは…元気がいい事だ。さて、お嬢さんお怪我は？』

(笑顔で少年を見送ると壁にぶつかった女性に手を差し伸べて怪我なとばないかと声をかける

>10 アレン様
背後：書き込み欄の下に小さなトリップ欄というものがあるのが分かるでしょうか？
そこに半角英数で適当な文字列（例：「1234aiueo」みたいな感じ）を打ち込むと、私の名前の後に表示されている様な「ID」として文字列が表示されます。
トリップ欄に打ち込んだ文字列が何であるかさえバレなければそのIDが個人の証明になりますので、試してみてください。
新キャラを投下する際も同じトリップを使用して頂けると助かります。
当トピックはキャラの複数保有を推奨している便宜上、どの背後さんがどのキャラ達を保有しているか管理をしておきたいので、ご協力をお願いします。

>10

「わ、すみませんすみません！ご心配ありがとうございます！」

（差し出された手に申し訳なさそうにしながら自分の手を預ける。
走り去る少年には彼の方にこそ怪我は無かっただろうかと心配の視線を送った、スリに遭いかけていたことなど知る由も無い様子だ）

「ふう……あ、あれ？メモ、メモはどこに……！？」

（ふと、さっきまでメモを握りしめていた筈の手が空であることに気付いた。
慌てて周囲を見回しても、大きな買い物籠とそこに入っていたお金こそ無事が確認出来たものの、やはり紙切れ一枚は風にでも飛ばされてしまったのか見当たらない）

「ど、どどどっ、どうしようどうしよう！買い忘れがあったらメイド長さんに……ああ、ご主人様にも怒られるぅ！」

（助け起こされたその直後にも拘わらず、頭を抱え青い顔をして地面に座り込んだ。
動作の拍子にちゃらりと首元で揺れたのは、翼を広げた大鷲の姿が刻まれた懐中時計。
それがバーンウェルの紋にも描かれている存在であることと、カテリーナの言動をよく聞けば、彼女がアレンの目的地であるバーンウェル家に仕える人間であることを推測出来るかもしれない）

>11 主様

(/大変失礼しました！！初めて使う機能で付けたつもりがまた間違えてきました…誠に申し訳ございません…


>11

え？…メモ用紙？んーこの辺りには落ちてないなぁ。飛ばされてしまったのかもしれないね。…ん？それは

(手を取った相手が急に慌てだし少し驚く。内容を聞くとどうやら何かメモを落としたらしく余程大切な事が記されているのだろうと心配するが流石に探し出すのは難しいと思い、どうしたものかと考えると彼女の首元で揺れる翼を広げた大鷲の姿が刻まれた懐中時計が目に入り

「君、もしかしてバーンウェルの人かな。申し遅れた私はアレン　ロードアルベルト。今日はバーンウェル氏と約束をした者なのだが、道に迷ってしまってね…よかったらバーンウェル氏の御屋敷に案内してもらえないか？仕事中私に案内を頼まれたと言えば恐らく咎められることはないと思う。どうだろう？」

(時計の翼を広げた大鷲の紋章とメモ用紙で慌てる彼女の様ならバーンウェル家の使用人ではないかと思い上記を尋ねる。もし、その通りなら上手くいけば自身を言い訳して手ぶらで帰っても彼女が咎められる事はなく、自身は屋敷やで案内してもらえると考える。

>12 アレン様
背後：大丈夫ですよ、よろしくお願いします！

>12

「……え？あ、お客様ですか？」

（真っ青な顔はきょとんとした表情へと移り変わり、ブルーの瞳がアレンをじっと見つめた。
清潔で整った身なり、それにバーンウェル家への客人となれば何かしらの偉い身分の人物だろうか。
ならばそんな人を放っておいて一人で嘆いている訳にはいかない、慌てて立ち上がり、メイド服についた土を掃い落とす）

「か、かしこまりましたお客様、それではご案内いたします！
少し長い距離を歩くことになりますけど……」

（屋敷に戻って買う物を改めて整理する必要もある、全く憶えていない訳では無いが、自分が記憶に頼って買い物をした結果など目に見えているのだ。
買い物籠を両手で持ち先導して街路を歩く、時刻はそろそろ夕方に差し掛かる頃、真昼の明るい太陽は夕陽へと徐々に姿を変え始める）

「あの、失礼を承知でお聞きしますが、お客様はどのようなお仕事の方ですか……？」

（ちらりと振り返り、小さく首を傾げる）

「さぁて、今日の獲物は豪華客船だ。金持ち共からぶんどれるだけぶんどってやれ」
《名前》サミュエル･サンダンス
《種族》人間
《性別/年齢》男性/27歳
《身長/体重》185cm/78.2㎏
《容姿》ボサボサになった暗い栗色の短髪にくすんだ翠玉色をした鋭い眼光を湛えた瞳、割合精悍な顔つきをしているが、貧民街特有の栄養失調や偏食からくる顔色の悪さが目立つ。元が白だったとかろうじて分かる程に油に汚れた麻のシャツ、濃い茶色のベルトを締め、茶色の革製ズボンに黒い鋲を打った半長靴。地上に居る時はその上から黒いフード付の安物の皮製フロックコートに、簡易的な装飾が施されたステッキを持ち、空に居る時は表地を革で裏地には安物の合成毛を使ったフライトジャケットにゴーグル、厚手の革手袋を身につける。
《性格》刹那主義的で金にもがめついが「最初から無抵抗の相手は殺さない」「仲間は見捨てない」など意外にも慈悲深い一面もある。とはいえ根はスラム街育ちである為、口よりも手か銃が先に出るタイプであり、彼の持つ慈悲深さはスラム街で共に育った者同士の結束でしかない
《職業》空賊(自称｢義賊｣)･『パブロニア号』船長
《魔法》特になし。
《所持品》
･懐中時計(略奪品)
首にかけたチェーン付きの懐中時計、数多の略奪行為で奪った品の一つ。
外装は銀製、飾り蓋には獅子の姿を正面から見た様子が描かれている。何となく気に入って闇市に売り払わずに持っている。ハスクヴィル家という共和国でも指折りの富豪が狩りに携行する為に特注させて作らせた物だったのだが荒っぽい使い方をされたせいで外装は所々剥げたり傷付いている
･拳銃
｢オースティン･リボルバーM11｣全長287mm、銃身長106mm、装弾数6発。カルメリア戦役中にて開発され、その携行性の良さから官民問わず愛用された中折れ式ダブルアクションリボルバー。サンダンスの所有している物はシリアルナンバーが削ぎ落とされており、恐らくは戦役中に軍から横流しされた物か、或いは密造された品である可能性が高い
･ステッキ
全長92cmの黒い杖と真鍮でメッキされた握りを持つ仕込み杖。白樫の木を用いて作られており、紡錘型の石突を持ち、その数センチ上にロック機構を備えた鎌のような形状の短剣がせり出す仕組みが組み込まれている他、内部にも刃長30cm程の両刃の短剣が仕込まれている。職人に頼んで作らせた特注品で握りは鉛を仕込んで重くしている
･飛び出しナイフ
スラム街の不良共の必需品と言っても過言では無いナイフ。全長22cm、刃長10cm。柄にスラム街を根城とする組織｢サタリスタ｣のシンボルである赤い数字の｢6｣をトリスケル状に配置した印章が彫られている。武器にするにはあまりにも頼りないが、ある種の共同体意識の表れのようなものであり、外套のポケットに忍ばせているがほぼ戦闘で使う事はない
･グレネードランチャー
全長740mm、銃身長356mm、装弾数1発、口径40mm、使用弾薬40×46mm榴弾、催涙弾、発煙弾、魔術阻害弾。大口径の散弾銃のような外観をした擲弾発射器。中折れ式で銃身と機関部が蝶番で接続されている。サンダンス達の手製ではあるが、比較的剛性の高い素材で作られている為か精度は案外良好である。銃床などは無く独立した銃把のみが取り付けられており、銃把下部にあるネジ穴に松葉杖を分解して作った銃床を取り付ける事で安定性を図る事も出来るが、狙いを定めて撃つような機会が少ない為殆どは銃把のみで撃っている。街中では目立ち過ぎるので専ら空賊稼業の時しか持ち出さない
《概要》
スラム街生まれスラム街育ち。娼婦の母親が商売で寝た男と作った子供であり、スラム街で生きる子供達の半分程が通る『流行病で母親を亡くして孤児院へ』という道を歩む。その後は日銭を稼ぐ為に技師の元で働きながらかつて孤児院で過ごした連中と徒党を組みギャング団『サタリスタ』を結成、既にあった古株のギャング団『ブライターズ』との抗争を経て組織を拡大していった。その後戦争の遺物となっていた『パブロニア号』を発見。大きくなった組織は結成メンバー数人に託し組織の中から乗員をかき集め、以降空賊として活動するようになった。空賊としてはまだまだ駆け出しであり知名度は決して高くは無いが船の性能や風を読む天性の才もあってか密輸などの請負や略奪行為で稼いでいる
『サタリスタ』スラム街を仕切る二大ギャング団の一つ。シンボルはトリスケル状に並べられた赤い「6」。好戦的な組織である一方でスラム街の相互扶助組織という一面もあり、住人にとっては喧嘩すれば厄介だが喧嘩を売らなきゃありがたい存在である。亜人も多く在籍している事が特徴であり、もう一つの組織で人間至上主義を掲げる『ブライターズ』とは常に抗争を起こしている状況である
『パブロニア号』全長34.94m、全幅15.28m、吃水1.67m、機関グランダニル社製蒸気機関&11式魔導エンジン改、兵装20mm高角二連機関砲3門(前部アウトリガーに各一基、艦尾一基)、40mm機関砲1門、後装式改造捕鯨銃3門(前部アウトリガーに各1門、艦中央に1門)、乗員10名。空賊たるサンダンスが駆る高速飛行艇。元は物資運搬用の民間船舶でカルメリア戦役で接収･改造され水空両用飛行艇として使われていたが戦争終了後に武装解除された後廃棄、朽ちるのを待つ身だったのをサンダンス率いる空賊が見つけ、同じく軍がかつて使っていたとされる洞窟内にてエンジンや装甲に改修を受け前線に復帰した。船首下部に衝角を持つがこれは魔導エンジン使用時に発生する仮想海(魔力によって構成される海)を渡る為の物である。また、船首両部に人二人程が入れる規模の装甲アウトリガー(舷外浮材)を備えている。海上･空中どちらも移動可能であり、比較的旧い船ではあるがその軽さと11式魔導エンジンの性能によって他の民間船舶では出せない走力や嵐の中を突っ切れる耐性を獲得している
『11式魔導エンジン改』現在開発されている魔力を発生させるエンジンの中でも最新式のエンジン。燃料に石炭粉や魔術に使用する鉱石類の粉末の混合物『錬金術師の粉』が必要であり、出力は高いものの燃料の配合割合の微量のミスで容易にエンジンが臨界点に達し爆発という不具合があった。『改』はその点を改良し、予め必要量が入った『燃料筒』と呼ばれる筒を挿入出来るようになっている。サンダンスの『改』ではその配合を乗組員の一人であり魔術に心得のあるエルフに任せている


(/スチームパンクに惹かれてやってきました。参加希望です)

>13

「構わないよ、私は古代遺跡など調査する考古学者だよ。そして大学で教鞭をとっている。僕の家は代々そう言う家系でねぇ。君、遺跡とか考古学に興味は？」

(職業柄足腰には自信がありしばらく歩くのは問題ないと承諾し、自身の仕事について少し話す。これからしばらく歩くのなら何か膨らむ話題はないかと、とりあえず自身の得意分野である考古学について彼女に問いを投げる。すると新聞を読みながらヒソヒソと話す2人組み

『また、切り裂きジャックの被害者がでたってよ…しかも今度は2人だ。』

(耳に入ってしまった情報に軽く眉間にシワを寄せる。内容は今世間で話題の連続殺人鬼［切り裂きジャック］の話題でまた被害者が出たらしく、慈愛の心を強く持つ自信にはいい話ではないため聞かなかったことにしようとそのまま歩き

>14 参希様
背後：問題無いですよ、オリビアへようこそ！

>15

「学者様！やっぱりお偉い方だったんですね、先程はとんだ失礼を……！
あ……もしかして用事というのは、ご主人様が先日入手した骨董品の鑑定とか……？」

（連合議会にその名を連ねる議員の一人である、バーンウェル家の現当主。
そんな彼が、先日何やら大きな壺を大切そうに掃除していたのを思い出した。
考古学者であれば鑑定も容易いことだろう）

「私はその、ただの田舎者で使用人でして……考古学とかはあまりよく分からないんですけど……。
でも遺跡とかは神秘的で、行ってみたいなぁ……なんて、思うこともあります」

（田舎から奉公にやって来て、給料は殆どを家族への仕送りにあてている。
遺跡巡りなどの旅行も憧れはするがそんな贅沢を出来る程の余裕は無いのも事実。
小さいため息を吐いて行く先の街路を見つめた、駅近くの賑やかな街並みは徐々に、富裕層が暮らす静かで規則正しく美しい姿へ変化していく）

「（……やだなぁ、物騒なお話……）」

（再度のため息は、嫌でも聞こえてきた話題に対するもの、忘れようと首を振った）

背後：バーンウェル家当主のキャラシートを投げておきます。

「世界はそれ程人に優しくは出来ていないのだ、だからせめて、私達くらいは人に優しくあろうではないか」
《名前》ヘイムズ・バーンウェル
《種族》人間
《性別/年齢》男性/50歳
《身長/体重》173.5cm/64.8㎏
《容姿》
オールバックに撫でつけた黒髪短髪。
年相応にうっすらと小皺が刻まれた白い肌に、柔和に垂れたワインレッドカラーの瞳を持ち、口元には綺麗に整えられたカイゼル髭。
痩身だが決して華奢な訳では無く立ち姿は真っ直ぐに堂々としており、名家の人間にして現職の議員らしく清潔感と気品のある振舞いを心がけている。
背広を着て、外出時には更に外套を羽織る。
《性格》
清廉で篤実、名家の出であることへの誇りを持ち、100%の善意と良心を以て紳士的に振舞う。
ただし、やや理想主義者な面が強く出過ぎるところがある。
《職業》連合議会議員
《魔法》魔法を使わない。
《所持品》
・懐中時計
胸ポケットに収納してある懐中時計、やや厚みがある。
バーンウェル家の紋にも居る大鷲の姿が刻まれた外装は純金製。
文字盤を前後から挟む様な構造になっている二枚蓋はスライドオープン式で、裏蓋側には亡き妻の写真が収納されている。
・ゴールドリング
左手薬指に嵌めた指輪。
純金の下地に小粒のダイヤモンドを散りばめたもので、今は亡き妻との結婚指輪である。
なお当人は知る由も無いが実は魔除けのまじないが施されている。
・ステッキ
黒く染められた木製、持ち手は銀、外見上の飾り気は無い観賞よりも実用向きの品物。
外国の希少価値が高い木材から作られたものであり、その軽さからは考えられない程頑丈で、並のナイフ程度であれば傷一つつけることも敵わない。
・スモーキージャック
軍用品の老舗ロデオ工房製、短銃身大口径のフリントロック式、所謂「ラッパ銃」の類。
弾を発射する機構こそ備えているものの、骨董品じみた外見、性能共に実用性は低く、専ら鑑賞用。
今のところ使ったことは無いが、ヘイムズ自身射撃の腕には全くと言っていい程自信が無いので護身用にすら殆どなっていない。
《概要》
古くからフォード共和国領に籍を置き、数多くの学者、軍人達を輩出してきた名家バーンウェル家の現当主。
自身も現在は連合議会の議員として国政に参画しており、人間と亜人の融和や貧富の格差是正を目指す指針とその人柄から多くの人々から信任を得ている。
ただ、それが100%の善意から来ている振舞いとはいえ、大袈裟なまでの身振り手振りや過剰なまでに「紳士的」であることに拘る姿が「劇場型議員」と皮肉混じりに揶揄されることも。
オリビア内にある孤児院に資金提供を行っており、慈善活動家としての側面も持つ。
左手薬指の指輪が示す通り既婚者。
4年前に亡くなった妻は元は戦役による戦災孤児であり、彼女への恋慕が今の思想を構築する要因にもなっている。
22歳の長男（魔法医志望、ジェイムズ・バーンウェル）、20歳の長女（大学生、レイシィ・バーンウェル）、17歳の次男（高校生、マクス・バーンウェル）という三人の子がいる。

>16

お、察しがいいね。君はきっと良い考古学者になれる。

(自身の話を聞いてズバリ内容を言い当てた彼女に少し驚きながら潜在的推理力を感じてきっといい学者になれると述べる。しかし、彼女の身の上話を聞いて苦労をしてるのだろうと鞄から一冊や本を取り出して

「楽しめるかわからないけど、僕が出してる本だ。遺跡の写真を沢山載ってるから気分だけでも」

(相手が気にいるかわからないが少しでも旅行気分を味わってくれればと願わくば考古学に興味を持つ若者が増える事も考えて笑みを浮かべなら上記を述べる。

失礼しました！トリップ機能つけ忘れてました！

>18

「へェっ！？そうですか！？
……えへへへへ、お仕事クビになったら勉強してみよっかな……」

（褒められるとすぐにその気になってしまう単純な精神構造をしているのが、この短いやり取りでもアレンには伝わるかもしれない。
とはいえ今は主人に仕える身、違う仕事に気を取られてはいけないと慌てて緩んだ頬を引き締め首を振った）

「良いんですか？あ、ありがとうございます！大切に、大切にしますね！」

（差し出された本を受け取って、ほくほくとした表情でそれを懐にしまう。
街並みが整うにつれて、通りを行く人々の衣装も清潔で整ったものに。
前方に見えて来たのは如何にも立派な大きな門を構えた屋敷、門前に立っていた憲兵に事情を説明する）

「どうぞ、ご主人様の元へご案内いたします！」

（所持していた鍵で錠を解除し、半分程門を開いたところでアレンの方へと向き直った）