男子高校生 2020-07-29 14:18:37 |
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そうですか…その症状というのは……いえ、この話しは今はいいですね、それより蒼から借りた本早速読みましたよ
(今は無理をしていないということは理解出来たが、彼の言うその不調というのはこれまで実はずっと黙っていただけで前からあったのではないかと追及をしようとしたが、もし危惧していることが事実で彼の抱える嘘を知ってしまったら自分は我を忘れて感情的になって止まれなくなってしまう気がして、そうなれば彼と険悪な雰囲気になってしまうかもしれずその事を恐れれば話題をすぐに当たり障りのないものへと切り替えて)
……、あ、本読んでくれたんだ!どうだった?
(彼女の事だからもっと詳しく言及されるのではないかと考えていたが、意外にも昨日貸した本の話題へと転がった。取り敢えず、今まで体調を偽ってきた事が彼女に見付かって更に心配を掛けさせることは無くなったと一安心して。やはり、折角彼女が来てくれているんだから、自分の病気の話なんかより、もっと色々、楽しい話をしたい、というのが本音。巧い具合に話も切り替わったため、その流れで本について感想を問い掛け)
私は蒼から聞いていたイメージ通りとても素敵なお話だと思いました、主人公は魔法を見返りも何も求めずにこっそり人の助けになるために使ってて私もこんな生き方をしたいと、そんな風に思えて共感できる部分が沢山ありましたから
(まさか自分も魔法使いなどと名乗ることは出来ないが魔法の力でこっそり人助けをする主人公に対する感情移入を語り、あくまでも人として感謝の言葉も見返りも求めないそんな生き方を自分も見習いたいと自分の魔法のことについては伏せながら感想と共に想いを口にし、自分の中で彼の為に彼を助けてこの先も生きていこうという決意を改めて固めるキッカケになったようで)
だよね!僕、その続編を読み終わったんだけど__
(彼女もどうやらこのお話を気に入ってくれたらしい。よかった、とにっこり微笑んで。彼女とこうして共通の話題で盛り上がれるのは嬉しい。丁度今朝その二作目を読み終わったこともあり、思わずその内容についても語り始めるが、途中でこれはネタバレになってしまう、と気付き慌てて口を押さえ。側にある鞄からその続編を取り出すと、よかったらこれも読んで、と彼女に差し出し)
実は、続きが気になってここへくる途中で買ってきてしまいました
(続編について言及しようとしてネタバレを防ぐため口を噤んだ相手に小さくクスッと笑い、貸してくれるつもりでいるのだろう本が鞄から取り出されるのと同時にこちらも持っていたバッグからまだ本屋の袋に入ったままのそれをとりだしてそれには及ばないと笑顔で小さく首を傾げて)
!……縁!
(彼女の持っているそれを見てきらきら瞳を輝かせ。自分の勧めた作品をそこまで気に入ってくれると自分としても凄く嬉しい。それに感動したのか思わず彼女の名前を呼ぶと、先程までの憂鬱な気分が吹き飛んだかのようににこっと笑って。)
その本もね、1作目に負けないくらい面白かった!
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