匿名さん 2019-08-29 07:23:48 |
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うーん、……。( とりあえず英語の教材を開いて向かい合っては見たものの、最初から英訳に躓くと教科書を埋める英語の文字が全て呪文のように見え。頬杖をつきながら小さく唸ると、再び襲う睡魔に気付けばこくりこくりと舟を漕ぎ )
おい、また寝る気じゃあないだろうな?( 悩んでいるように見えたのも束の間、ゆらりと揺れる身体にはぁと溜め息を。緩く丸めた紙で頭を叩こうと、しかし痛くはなりすぎないようにと手加減しながらぱこんと叩き )
あいたっ…あはは、訳わかんない文字見てたら眠くなっちゃった。( 反射的に痛い、と口にし理由を説明するとふわ…と欠伸を零し。改めて教科書に向き直ると並んでいる英文の中から一文を指差して )…えーっとね、ここ。どう訳したらいいのかわからなくて。
わかった、説明するからちゃんと聞いておけよ?( 学力が良いとは言えなくとも、以前よりはずっとやる気を見せてくれていることに感心しては、文節で区切りひとつひとつの単語の意味から丁寧に説明を。一通り話し終えると理解できたか?とでも言いたげに視線を向けて )
ん?……。( シャーペンの持ち手上部分を額に当てながら英文と睨めっこ、懇切丁寧な説明をしてくれたおかげか英文の下に訳をさらさらと書けるとじっと見上げ )…こういうこと?
忙しくて遅れちゃった、ごめん!
おお、凄いな一花!正解だ!( 書かれた訳と答えとを見比べてはうんうんと頷いて合っていることを示して。少しばかり大袈裟な反応をしながら流れるように彼女の頭をぽんと撫で )
大丈夫だ、戻ってきてくれたからな。忙しかったら連絡しろよ、どこかいったら心配だから。でもまぁ、ゆったりと絡もうぜ?
フータロー君の説明がわかりやすかったからだよ。( ぽんと撫で受け褒められるとはにかみ笑いを浮かべながら解けた事の喜びを噛み締め。しかし頭を使ったせいか早くもシャーペンを置くと休憩を口にして )…ふう、ちょっと休憩する?
はーい、引き続きよろしくね。
あ、でもそろそろ二乃あたりと交代しておく?まだ早いなって思うなら遠慮せずこの一花お姉さんに言うんだぞっ。
解いたのは一花だろ?……早いな。でもまぁ、一応解けたしな。たまには許してやるよ。( 喜んだのも束の間、すぐにペンを置いて休憩しようとする彼女には苦笑いを。しかしモチベーションを長持ちさせるためには、とそれを受け入れ )
それもそうだな。勉強の話は一段落したところだし。あ、でも五月まで回ったらさよなら、なんてするつもりはないからな。一周したらまたお前と話したい。
やった、ありがとー。……!( 休憩の希望が通りぐぐっと伸びをするもスマホがメッセージ受信を知らせては画面を見て )あらら、ごめんフータロー君…急なオーディションが入ったみたいで今から行かなくちゃいけないみたい。ごめんね!( 教材をパパッと片付けると部屋から荷物を持って来て足早に家を出て )
もちろん、私も一回きりなんて寂しいし。それじゃあ次は二乃にバトンタッチするね。部屋で待ってるのも良いし、外に出掛けても良いよ。
……俺一人で他人の家にずっといるのはさすがにないよな。( 一花が出ていくのを見届けると自分も荷物を纏めて鞄を手に外へと出向き。誰かに会えるだろうか、なんて少し期待しつつも携帯を片手に涼しさを求めて近くのコンビニへ )
同じ考えで良かった。一応コンビニに向かってみたけど、まだ店内にはいないから適当に引き留めても構わない。それじゃ、有り難うな一花。
そういえばあのコンビニ、タピオカミルクティーが出たのよね…これは飲んでおかなきゃ。( 二人を引き連れて外出したものの三玖は別に用事があるのだと言って別れ、五月は図書館で勉強。一人でどうしようかとぶらついていればふとコンビニの新商品を思い出し向かうことにして )──……げっ…なんでアイツがここに居るのよ!( 曲がり角を曲がればコンビニがある、その曲がった瞬間前から相手が歩いてくるのが見えると表情を歪ませ、踵を返そうとして )
それじゃ店の外にさせてもらったわ、今回はレス長くなっちゃったけど別に合わせなくてもいいから!改めてよろしく。
____あっおい、二乃!何で逃げようとすんだよ!( 聞き覚えのある声に携帯から視線を上げてみれば、目の前には今にもくるりと方向転換しようとしている彼女が。自分を見て帰ろうとしたのであろうことを察すると急いで駆け寄りぱしりと腕を掴んで。勉強させる意思がないことを示せば大丈夫だろうか。何故か嫌われている状態を何とかしようと口から出た言葉は物で釣るかのようになっており )あー、なんだ。タピオカでも買ってやろうか?
おう、此方こそよろしくな。長さは二乃のやりやすいようにしてくれ。また何かあったら声掛けてな。
!…ちょっと、離しなさいよ。( 逃げようとした瞬間に腕を掴まれムス…と唇を尖らせながら、腕を掴んでいる手と相手の顔を交互にじとりと睨み。物で釣るつもりかは知らないがハンっと鼻で笑えばニヤニヤと痛い所を突くように話し )えーっ、アンタそんなお金持ってるわけぇ?
わかったわ、じゃあこっちは一旦引っ込むわね。
お前が逃げるからだろうが!勉強させる為に探してたとかじゃないんだから逃げるなよ。( 彼女が睨んでくることにも構わず言い返し。いつものように嫌味らしき言葉を聞くとやはり傷付きながらも平然とし )うるさいな、そうでもしないとお前どこか行くだろ?
そうならそうと早く言いなさいよ!全く紛らわしいわね。( 無茶振りしながらも逃げる姿勢をやめると相手に向き直り。相変わらずツンとした表情を浮かべながら、勉強でないなら何の用なのか率直な疑問を問い掛け小首を傾げ )っていうか勉強のことじゃないなら何の用なのよ?
お前が逃げようとするのが悪いんだろ、二乃。( やれやれ、といった様子で溜め息をつきながらもそれ以上言い合いを続ける気はないことを示して。問い掛けに対して正直な気持ちを吐露しては、で、どうするかとでも言いたげに視線を送り。"勉強はしない"と言い切ったこともあり勉強を強制するつもりはなく )あー、一花が撮影で出ていったから家に誰もいなくてな。さすがに誰もいないのに家にいるのも悪いと思って出てきたんだよ。お前に会うとは思わなかったけどな。
ニ乃……!良かった。その……お前が来てくれるだけでも嬉しい、からさ。無理せず来いよ。なんなら豆~短程度で雑談にしても大丈夫だからな。リアル優先だし……まぁ、忘れられるのは勘弁だけどな。( 慣れないことを口にしたせいか照れ隠しに頬を掻き )
ちょっ…私だけが悪いみたいに言わないでよ。…っていうか一花ってばアンタを置いて出てったのね、家から出てきたその判断は賢明だわ。( 言い方にムッとした表情をしながら胸の下で腕を組めば一花の言動に呆れたように溜息をつくと、当初の目的だったタピオカを求めてコンビニへ進もうとし )…ほら行くわよ、奢ってくれるんでしょ?
…そんなに嬉しいんだ。( 薄く頬染めながら視線を外し )一応、一周するまではちゃんと上みたいな感じで回してみたいなって思ってるの。少し時間掛かるかもしれないけど、つ…付き合ってくれる?
別に二乃だけが悪いなんて言ってないだろ。( 被害妄想だとでも言いたげにわざとらしく溜め息をついて見せ。しかし彼女が機嫌を直したかのようにコンビニへと歩みを進めたことに一瞬遅れて反応すれば、当然だと頷いて )ああ、もちろんだ二乃。
まぁ、な。大丈夫だ、寧ろ歓迎するに決まってるだろ。二乃がそう思ってくれてるだけで充分だ。( こくり頷き )それから、俺もちょっと遅れて悪い。ま、お互いやりやすいペースでやろうぜ。
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