× × × がしゃどくろ。 × × ×

・名前 紫苑 ─ シオン
・性別 男 ／ 身長 186cm
・所属課 事故死課
・容姿 足首につきそうなほど長い銀髪。右側の横髪は細い三つ編み。乱雑に伸ばされた髪は顔の半分を覆い隠しているが、その隙間から藤色の瞳が時折覗く。切れ長のタレ目。左目尻には泣き黒子。顔立ち自体は整っているが、肌は病的な色白さで全身の至る所に縫い合わせた跡がある。白いワイシャツに黒のスラックスと黒の革靴。上から袖口の広いロングコートを羽織る。首からは紅色の数珠と銀の十字架の両方を下げており、仕事時には白い手袋をつける。両耳に砂時計をモチーフにしたピアスをつけている。
・性格 常識知らずの変人であり異端。偶然によって起きた必然的な事故死に芸術性を見出しており、嬉々として自らの美学を語る。真面目とは言い難いが与えられた仕事はきちんとこなす。人の死に対しては何も感じておらず、弔いはあくまでも業務。熟れた果実が美味いように、壊れる瞬間こそが、美しい。その刹那を目に焼き付ける為、今日も仕事をこなすのだ。
・備考 美しい物を好むが価値観は大分ズレている。以前は戦死課を希望していたが、銃火器が普及し単調な死に方になってからは事故死課へ。全身の縫い合わせは自ら死と言う芸術を味わっていた過去を持っていた名残。惨殺、銃殺、絞殺などの自殺紛いのものや自動車、自転車、バイク、トラック、新幹線、など自ら飛び込んだ結果の肉体。尚、死にたい訳ではない。柔らかい食べ物が好き。中でも綺麗な洋菓子を好む。硬い物は苦手。


──いやはや、改めて自分を綴ると言うのは気恥しいものだねぇ…。（ く、と喉鳴らし、 ）さて。許可を頂けるのであれば戦時中は戦死課に務めていた事にしたいのだが……ま、今はあくまでも事故死課所属。フレーバー程度のものさ。無理なら過去に戦死課を希望していた、と言うだけで構わないよ。（ 用紙を差し出しながらゆるりと首を傾け、 ）