着ぐるみパンダ 2019-01-04 13:13:03 |
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わかった。それじゃあわたしの手にしっかり捕まって!(怯えきった表情ですがりつく彼女にこくんと頷けば、片手を差し出して。相手が自分の腕を握ったら行動開始しようと心に決めていて。)
う、うんっ!
(言われると、まるで彼女の手が天から1本垂らされた蜘蛛の糸であるかのように必死で握って)
…で、でも
逃げるってどこに
他にもいるかもしれないし…
(びくびくと震えながら周囲に視線を向けて)
あそこはどうかな?もし他にもいたら退治するし大丈夫だよ。(自分も必死でこずえの手を握りながらも逃げる場所を探すとこずえに問いかけてからもし他にも居たら退治すると安全を保障して。)
退治って、そんなことできるの?
(突拍子もないことを言う彼女の顔を唖然として見つめて)
と、とにかくここを離れよう
(立ち上がろうともがくゾンビの唸り声を聞くと背筋に悪寒が走って
彼女に移動することを急かして)
とりあえず声に出して言えば達成できるかなぁって思って。
それじゃあ行くよ、準備は良い?(唖然としながらこっちを見てくる相手にあははと笑いながらも言うと、真剣な顔でこずえの急かしに頷くと準備はオッケーか前置きとして聞いて。)
結局、なにも策は無いのね…
(ほんの少しでも期待を抱いた自分がバカだったとがっかりするとともに、やはりほんの少しだけれど、沙穂と離ればなれになってから沈みっぱなしだった気持ちが軽くなった気がして)
う、うん
あの…お願いします
(目の中に弱々しくはあるけど決意の光が宿って)
あはは、まぁでも少しは安心できたでしょ?
OK!いくよっ(がっかりするこずえを見るとこずえが持っているであろう不安を笑い飛ばし。少しは安心できた様子を相手から読み取るとにっこり微笑みながら安心できたか尋ねるとこずえの手を掴んだまま空いていた階段を見つけるとタタタッと走って行って。)
安心はぜんぜんできないけど…
(彼女のことをまじまじと見つめて)
ほんの少しだけど気持ちは楽になった
…って、うわわっ
ま、待ってぇ~~~?!
(彼女が急に走り出すと、掴んだ手に引っ張られるようによろめきながらも懸命に後を着いて階段を駆け上がって)
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