✿　常世雑記帳

(/早速ですが失礼致します！現在掃除係というお役目を担っていますが炊事洗濯と出来る事を増やして恩返ししたいついでに黒縄さんの好物を用意したく教えて頂けますでしょうか？頃良い時に是非お渡ししたいと考えております。また、常々金銭面でも負担をかけ続けるのは募集Cが好ましく思わないと考えられますので何か金銭を稼げる方法があれば此方も知りたくお願い致します！)

>苑背後様

(/こんにちは、早速この場を活用していただけて嬉しい限りです……！
黒縄の好物についてなのですが実のところ黒縄には好物と言える好物がありません。向こうの小噺「妖の暮らし」にて記載したように妖の衣食住の食は抜け落ち気味(食は所謂嗜好品扱いで殆どなくても大丈夫)なのですが、黒縄はそれ以外のものも抜け落ち気味です。必要でないなら排除していくという性格のため、募集C様がやってくるまでは最低限の睡眠や洗濯以外は見回りをしているといったような生活でして……。しかしながら嫌いな物もこれといってありませんし、募集C様のご厚意を無下にする男ではありませんから、あまり顔には出さないかもしれませんが喜ぶと思います。強いて言うならシンプルで使い勝手の良い物などが良いかもしれません……！
それから募集C様が金銭を稼ぐ方法なのですが、一先ず別提供Cの酸漿が経営するお店の店員として働くという方法を取ることができます。酸漿は多種多様な店を営んでおりますので、ご希望があれば様々な業種の中からご紹介できると思います。)

(/これからも度々活用させて頂くかもしれません、場所をお借りします…！
ご回答ありがとうございます、シンプルで使い勝手の良い物を検討しつつ張り切ってお仕事したいと思います！シンプルイズベストな生活が黒縄さんらしくて納得してしまいました。その他雑務や何かお役に立てそうなケースがあれば都度立候補させて頂きますね！
酸漿さんに是非お仕事を紹介して頂きたいのですが、その場合は直接お願いする必要がありますでしょうか？青二才の若者でも活躍出来る職場で生活費をバリバリ稼ぎつつ常世について知っていければと考えています！もし直接の応募が必要であればタイミングを見て一度酸漿さんを訪ねるような流れを作りますので…！)

>苑背後様

(/いえいえ、またいつでもご活用くださいね……！
只今買い物に出る所なので、もし宜しければ買い物終わり頃に酸漿の方から接触しようかなと思っております。酸漿は非常に人間に友好的なので一言言っていただければお仕事をご紹介できますので……！)

(/何から何までありがとうございます！これからもどうぞ宜しくお願い致します…！
畏まりました、では酸漿さんとの出会いを楽しみにしながら黒縄さんとのショッピングを満喫させて頂きますね。常世での就職をわくわくしながらお待ちしています！)

(/此方こそ引き続き宜しくお願い致します……！
それではその方向で本編を進めて参りますね、此方も募集C様が常世に馴染んで行くのを楽しみにしております！)

折角考えていた設定なので、何処にも出さずに終わってしまうのは……と、終わらせたのは自分なのですが口惜しく、此方にてひっそりと更新して参ります。いつの日かなどと勿体ぶってみたはいいものの、忘れてしまう前に忘備録として。


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「常世からの呼び声」

タイトルについてですが、お気付きの方もいらっしゃるかもしれません。某有名なTRPGの題名クトゥルフの呼び声からのオマージュです。


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「石階段の上のナニカ」

募集Cを呼ぶ導入の呼び声はクトゥルフ神話でいう神話生物のような名状し難いナニカ。募集Cを常世へ呼び込むための舞台装置のような役割です。ナニカの呼び方は定まっておらず、神社にいることから常世の住人達にはカミサマと呼ばれていたり、単にナニカと呼ばれていたりしていました(力量不足により本編中に確りと出すことはなく終わってしまいましたが……)。募集Cが常世に呼ばれてしまった理由はハッキリと申し上げますと有りません。ナニカは手頃で呼び込みやすく波長の合った貴方を迷い込ませ、傀儡にしようとしています。呼び声を聞けば心を奪われ、近付けば記憶を失い、見れば最後、貴方を構成する何もかもはまっさらに平らげられてナニカの世話をする傀儡となる。
普段は眠っているため近付きさえしなければ害はありませんが、姿を見てしまえば呼び声を聞いていなくても傀儡になることは避けられません。傀儡になる＝キャラクターとしての死であり、その末路を知る者は誰もいないのです。常世の住人達がナニカを恐れているのはそういった理由からでした。
募集Cが提供Cの制止を振り切って石階段の上に向かうと④『？？？』というエンドを迎える予定でした。正式には④『傀儡』というタイトルで、貴方は自分が何者であったのかを思い出すどころか、自我さえも失ってナニカの世話する。幸せや不幸を測ることすらできないけれど、苦痛を感じることは決してない。感じる心を失ってしまったのだから……。という後味悪めのバッドエンドです。

今更と言う気もしますが、ふと思い出したので。

提供キャラクター黒縄についてのあれやそれを綴っておこうかなと思います。
幸運にもお相手していただいた中では一番動かすことができた黒縄なのですが、提供達の中では特に妖らしく寝食を必要としない癖に人間を気遣う優しさは見せる(といってもぶっきらぼうなので伝わりにくいですが……)、といったCでした。黒縄が持っている情報は少なめで、他の提供から情報を仕入れる必要がありますが、黒縄自体の交友関係は狭いので情報が出しづらいという……これは完璧に主側の設計ミスでした。反省点です。
（余談ですが途中で苦し紛れに会話の中で出した黒猫がいたのですが、黒縄以外から情報を手に入れるためのお助けキャラでした。にぼしを報酬に募集C様が聞いたことは大抵教えてくれる可愛いやつです。ダンディなボイスで喋ります。）
見た目的特徴として烏面をしており、翼が生えているのですが、空を飛ぶことはできません。跳躍が得意なのでそれに近いことはできますが、翼はシンボルマークのようなものです笑。ちなみに烏面は戦闘時に敵に視線を気取られないため、という理由でつけています。ストックをたくさん持っているし、戦闘が起こるような状況でない、或いは外していた方が有意だと考えると特に抵抗なく外します。なので、初遭遇時に黒縄を選んでいただいた場合は烏面を募集C様に渡していました。