逾槭?菴ソ縺 2018-10-12 20:29:55 |
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何となく、本当に何となく。気分転換に夜の散歩に出掛けて、廃れた神社に足を踏み入れた。酷く不気味なはずなのに、何かに惹き付けられてしまった。
─── りいん、りいん。遠くで鈴の音が鳴る。どぉん、どぉん。遠くで太鼓の音が鳴る。遠くで ──…、
気付けば赤提灯の灯る社の中。直感的に、本能的に、人の住まう所ではないのだろうと感じた。いつの間にか目の前に居た狐の半面を被った『 ナニモノ 』かは、にたりと不気味に口を歪ませて、放つ。
「 此処は神域、神の土地サ。そう、そう。つまりは御前サン、神隠しに遭ったのサ!残念だねェ…可哀想にねェ…──もう帰れやしないよ。 」
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此処は数百年に一度だけ人の世と繋がる『 黄泉 』、とはいえ死んだ人間が来る所じゃあない。魑魅魍魎の世界さネ。けど人の世と同じように飯だって食えるし、酒だって呑める、其処らにゃ店がたァくさんある。違うとすれば此処には朝が来ないこと、妖怪の世界だってことくらい。住めば都とはよく言ったモンで、御前サンも慣れりゃァ此処も悪くないって思うだろうよ。
住む場所は我が用意しておいてやるとも、此処からそう遠くない場所サ。後で案内係でも付けてやろうな、──あゝ、其処にゃ確か昔此処に来た娘が居たんだっけか。やあ忘れていた訳じゃ無い、ただ御前サンと同じ元人間だったか忘れていただけで……何だい、〝元〟じゃないって?変なことを言う子だねェ、此処に来た以上御前サンも最早魑魅魍魎の仲間だよ。
やれ、やれ。久方振りの訪問者につい喋り過ぎちまったナ、何か質問はあるかい?──…おや、我の正体が気になるか、では望みのままに教えてやろう。我は此処の主、つまりは御前サンを神隠ししたカミサマさ!
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舞台は人の世で言う『 江戸 』のような街並みをした『 黄泉 』。其処は妖達が集う町であり、常に賑わいを見せる。しかしどれだけの時が流れようと朝が来ることはなく夜のまま、提灯が赤く町を照らし続けている。
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壱:利用規約厳守
弐:描写必須
五十 〜 一五〇程度迄の短文推奨
参:上下空白必須
肆:性問わず恋愛自由
伍:返信速度不問
連絡無し三週間無言でさようなら
陸:相性重視、お断りも有り故ご了承願う
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♀:廃れた神社の神
♂:廃れた神社に住まう一体の狛犬
♂:最近神隠しされた少年
♀:昔に神隠しされた少女
♀:宿に少年少女を住まわせる妖怪
♂:宿の付近で店を営む妖怪
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自己紹介には『 名前 / 年齢(人間のみ) / 性別 / 容姿 / 性格 / その他諸々必要と判断したもの 』を記すこと。
また自己紹介と同時に描写も提出必須、参加受理後それを初回の文とするも良し。勿論新たに出すということであればそれも良し。
枠の取り置きは二十四時間、声掛けがあれば延長可能。読んだ印として初回声掛け時、何処かに花を一輪。
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: 鈴( りん )
: ♀
: 自由気侭、気分屋にして掴み所がなく何処か胡散臭さが漂う。人であれ妖であれ種族を問わず我が子であるかのような態度を見せることもあれば、はたまた急に冷めた一面も見せる。落ちぶれたモノとはいえ神は神、極々自然に自身こそが頂点であると言わんばかりの態度を取るのもその生まれ故か。しかし基本的に一度懐へ入れてしまえば甘い。
: 一見少女のような見目。鈴とタッセルの付いた白い狐の半面を被っており、そこから覗く瞳は紅い。濡羽色の髪は肩に届かない程度の長さで切りそろえられたおかっぱ頭、しかし両側のもみあげのみ若干長め。紅を塗った唇は大抵楽しげに弧を描いている。身長は一五〇糎前後、高下駄を履いておりそれを含めると一五〇後半。無地の白い着物に赤い袴、その上から彼岸花の刺繍が施された黒い羽織を腕を通さず着用。
: 廃れた神社の神、時代の流れと共に段々と人々の信仰が無くなったが故に半ば妖と化した。酒と甘味を好む、というのも未だ信仰があった頃に供えられていたものが反映されただけ。数百年に一度人の世との門が開いた時、その瞬間神社に人が居たならば気紛れにそして無差別に神隠しを行う傍迷惑な神。
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よしよし、これで皆を迎え入れる準備は完璧だ。──何だい御前サン黙りこくって、…あゝ我が黙るように言っておいたんだったねェ、これは失敬。もう喋ってくれて構わんサ、ほれほれ、改めてその愛らしい声を聞かせておくれよ。
: 桂木 ( かつらぎ )
: ♀
: 緩り緩りとした喋りで本心を見せない食えない女妖。自堕落な生活を愛し、何時見ても真面目に宿屋業をしていない。だが異様な迄に人の子への執着を見せ、且つ猫可愛がりする為預けられた人の子の世話役としては適任やもしれぬ。基本的な対人スタンスは来る者拒まず去るもの追わず。色恋沙汰にもだらしなく、そんなスタンスも相俟ってか揉め事を起こすのも一度や二度ではない。
: 肩にかかる程度に伸ばされたふわふわ猫毛の白髪。前髪は目を完全に覆い隠す程の長さで、表情を読ませない事に一役買っている。つりあがった狐目とは対照的に眉は垂れており、瞳は金色。虹彩は獣のような細いもの。肌色はやたらと白く、いっそ灰色にすら見える事も。唇の色は白の紅で消され、時折覗く舌のみがぞっと赤黒い。白縹色の着物を着崩し着用しており大きく開かれた胸元からは豊満な身体付きが垣間見得る。二足歩行をしてはいるが、足は体毛に覆われた虎足。
: 鵺と呼ばれる妖怪。吉兆を知らせると言われ数多くの逸話を残す、筈だが此処ではその片鱗さえ見せず只の木偶の坊と化している。何にも興味を示さない女がやたらと執着する人の子への感情は愛玩か、それとも食欲かは分からない。だが本性を見せない内は良くも悪くも無害。
御前様、ご機嫌麗しゅう。この顔に見覚えが御座いますかねェ?_ええ、ええ、桂木と申しますけれどもお忘れかしら。嗚呼もしや妖違い、という事も御座いましょうなァ。其の場合はどうぞ切り捨てて下さいまし。あらヤダ話が逸れちまった、今日この桂木が来訪した理由はただ一つ。可愛い人の子がやって来ると聞いてこれは参らねばと思った次第で御座いやすよォ。切り捨てて下さいなんて言ったのは撤回して、どうか桂木を御前の領内に御検討下さいな。人の子を一目見てみたいモンですもの。と、以下が漸く描写ですンで此方もお目通しお願い致しますよォ。
ちっちぇ花だねェ。ようここいらに咲いたもんだよ。摘み取ってあの子にくれてやろうか
(宿屋の暖簾を掲げる店の前、着崩した着物から碌でなしを匂わせる店主が気怠げに客引きへ立っていて。往来を眺めていた視線がふと地の花へ、薄く笑えば長い爪を茎の根元に差し伸べて。)
( / 妖しげな雰囲気に惹かれ、レス解禁を心待ちにしておりました。宜しければ、昔に神隠しされた少女枠の取り置きをお願い致します。時期は幕末頃を考えておりますが、もう少し昔の方がよろしいでしょうか? )
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>5様
おや、おやおや。これは僥倖、まさかこんなに早く来てもらえるとはねェ…はは、まあ我が呼んだのだから当然か?
御前サンに間違いないとも、桂木。人の子の世話は頼んだよ、──という訳だ、我は御前を歓迎し迎え入れよう。初回はそれを使うも良し、新たに出しても良いが…何方にせよ、改めて『 初回文 』として出して貰えるかい?手数を掛けて悪いネ、頼むよ。
>6様
( / 背後より失礼致します。この度は参加希望並びに嬉しいお言葉を有難うございます、少女枠の取り置きの方承りました。時期の方も問題ございませんので、どうぞお好きなように作成して頂ければと思います。それでは只今より二十四時間、娘様を楽しみにお待ちしておりますね。 )
(/不思議な世界観にひかれて思わずお声掛けさせていただきました。お差し支えなければ宿の付近でお店を営む妖怪をkeepさせていただたいとおもいます)
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(/お初にお目にかかります。彼岸花の似合いそうな妖しげで何処か退廃的な世界観に惹かれてレス解禁をお待ちしておりました。少々出遅れてしまいましたが、問題がなければ最近神隠しされた少年の取り置きをお願いします。)
アン、御了承頂き有り難く存じますわ御前様。人の子の世話はどうぞお任せを。桂木が真心込めてお世話致しやすよゥ。なァに、取って食いやしませんって。…んふ。さてさて、怒られる前に要らぬ喋りは止めておきやしょうかね。初回文は前回提出させて貰った奴と同じのを使わせて頂きますよ。其れではこれからどうぞ宜しく御願い致しますねェ。
ちっちぇ花だねェ。ようここいらに咲いたもんだよ。摘み取ってあの子にくれてやろうか
(宿屋の暖簾を掲げる店の前、着崩した着物から碌でなしを匂わせる店主が気怠げに客引きへ立っていて。往来を眺めていた視線がふと地の花へ、薄く笑えば長い爪を茎の根元に差し伸べて。)
>8-9様
( / 纏めてのお返事失礼致します。参加希望誠に有難いのですが、規約の方に目を通して頂けていないとお見受け致しましたので、この度はご縁が無かったということで取り置きは不可とさせて頂きたく存じます。折角のお声掛けを無下にしてしまい申し訳ございません、御二方に良縁がありますことを陰ながら願っております。 )
>10様
( / 初めまして、参加希望並びに嬉しいお言葉を有難うございます。全く問題はございませんので、少年枠の取り置きの方承りました。それでは只今より二十四時間、息子様を楽しみにお待ちしております。 )
>11 : 桂木
やあや、桂木。花を手折って何する気だい?宿にでも飾るか、──否、御前サンに限ってそれは無いかねェ。
( ふらりと神社を離れて町を闊歩していては視界に入った見知った姿、その背から近寄りつつ問いを投げて。しかしその直後彼女の仕事への態度を思い返すなり、緩く首を左右に振り肩竦めて溜息混じりに紡ぎ )
食われたなら食われたまでサ。生憎、我はそこまで奴等の世話をしてやる気は無いんでねェ…。─さて、と。改めての提出感謝しよう、手間を掛けた。それじゃあまァ、此方からもこれから宜しく頼むとしよう。之は蹴ってくれて構わんからナ。
>鈴
おや、お酷ェことを言いなさる。桂木だって風流を解する情緒くらい持ち合わせておりますよォ。まァ、之は桂木から愛し子への贈り物ですがね。今日は、何の御用で下迄お出ででェ?
(聞き覚えのある声に振り向けば口許を綻ばせ。笑いの含んだ声色が嘘八百の反論をしつつその用途を説明し、此方からも質問を)
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