Dedicate to you【〆】

そんなこと言ったら俺の方こそ...由莉奈にはいつも迷惑ばかりかけてるし、出かけるときも何かと気使っちゃうし...(申し訳なさそうに首の後ろを掻きながら)

どうしてこうなっちゃったかはわからないけど、でも俺のことで不安にはならないでほしいよ。

あたしね雄と学校で会うとき正直ツラいんだ…だけど風紀委員長としてやっていかないといけないし冷たい態度とる度に雄に嫌われてないかな、雄怒ってないかな、ちゃんと家に帰ってきてくれるかなって…すごく不安になっちゃう。学校だと2人っきりで会えないからさ…家に帰って雄の姿見たら安心してたまに泣いちゃうときあるんだよね…
ってせっかくのデートなのに何話してんだろっ、、
(いつの間にか自分の中の不安な気持ちを話してしまい慌てて話題を変えようとし「お願い事もしたしそろそろ帰る？」と聞いて)

待って。由莉奈...俺は、(話題を避けようとする彼女の腕を掴み)

俺は由莉奈のこと嫌わないし、怒らない。毎日ちゃんと家に帰るよ。だって、由莉奈のことが大好きだから。
だから泣かないで。それだけ。(少しばかり眉間にしわを寄せては、しかし優しく語り掛けると)

雄……ほんとに嫌いにならない？あたし学校ですごく冷たい態度とってるんだよ？ほんとに、、怒ってないの…？(彼に腕を捕まれじっと見つめもう一度確認するかのように聞いて)
……っ…あたしも、、雄のこと好き…大好きだよっ…(彼に大好きと言われ安心したのか急に涙が溢れ言葉に詰まりながら話して)

ほら、泣くなって。あぁ、もう。(困ったように見つめながらも微笑み)

一度も怒ったり嫌ったことないし、これからもそうだよ。由莉奈がずっと好き。なんなら神様に誓ってもいいよ。(ポンポンと軽く頭を撫でてはそっと抱き寄せ)

(彼に抱き寄せられしばらく彼の胸に顔をうずめ落ち着いた所でそっと彼から離れ)

……ありがとう。だいぶ落ち着いてきた、、あたしもずっとずっと雄だけが好き。…神様に誓うなんて大袈裟だよ…(頬を赤らめながら話し)

大袈裟かなぁ。俺結構真面目に言ったんだけど…(こくん、と首を傾け)

由莉奈が落ち着いたらなら何よりかな。ほら、もうお家に帰ろう？(ふぅ、と一息つくと手を差し伸べながら)

…そうなの？(彼が真面目に言ったと聞いて驚くもその言葉に嬉しそうに笑って)
うんっ、今日の晩ごはん何が食べたい？(彼の手をぎゅっと握りリクエストを聞いて)

晩御飯か…由莉奈の手料理ならなんでも美味しいからなぁ。でも今日は疲れてるし何か買って食べるのもアリだよ。(うーん、とちょっと考えては)

なんなら俺が作ってもいいんだよ？(少し自慢げな表情を作ると)

久しぶりに買って帰ろっか？でも、雄の手料理も食べてみたい気もするし…(こちらも「うーん」と考え)

でもさ、雄だって疲れてるでしょ？(彼の手料理は最近食べてない事に気付き少し遠慮気味に聞いてみて)

俺のことはいいよ。そんなに疲れてないし。(首を横に振りながら)

それに…たまには俺が作ってあげたいし。まあどうせ消し炭になりそうだけど…(ちょっと自信が無いところもあって最後の方は声が小さくなり)

そっか…なら今日は雄に作ってもらおっかな？(優しく微笑みかけて)
何作ってくれるの？雄って得意料理なんだっけ。(彼の言葉にくすっと笑い「楽しみだなあ」と付け足し遊園地を出て)

得意料理....消し炭...?(今まで自分の作った料理を思い出しながら険しい表情になって)

まあともかく今日は俺に任せろ。食べたいのあったら教えてくれ。(「スーパー空いているといいな」なんて呟いては)

(彼の険しい表情に気付き「雄、大丈夫…？無理しなくていいからね？」と心配そうに話して)

…まあ任せるけど。食べたい物かあ…カレー食べたいかも！(カレーなら彼でも作れるだろうと思いそう答えて)

カレーか…了解。任せろ。(とグッと拳を見せては)

…で、材料って何が必要なんだっけ。(と頼りない声で囁いて)

へっ？材料…って、、もう雄ったら…何とぼけてるのー？───えっと、ニンジンとじゃがいもと玉ねぎとお肉とカレールーがあったら大丈夫…だよ？(まさかの言葉に冗談を言っているのかと思い大げさに返してみたものの、これは本気で言ってると察知し慌てて教えて)

ニンジン、じゃがいも、玉ねぎ....うん。わかった。(神妙な表情を浮かべながらもこくりと頷いて)

他に何か食べたいものはある？...なるべく手間かけないやつで。(ちょっと申し訳なさそうに眉をひそめて)

ほんと、大丈夫…？(心配そうに見つめ首を傾げて)
んー、そうだなあ、、あっ…じゃあサラダとかは？そんなに手間かからないし！(少し考え笑顔で答えて)

サラダか...!いいね、それ。(手間もかからない上、作り方も余程じゃない限りわかる内容の料理名に嬉しそうに頷いて)

そうと決まれば買い物だな。俺はこのまま買い物行くけど由莉奈はどうする？(そうこうしているうちに最寄り駅にたどり着く。「疲れてるなら先帰ってていいんだよ」と付け加えて相手の顔を覗き込みながら)

サラダなら雄にも作れるし何より簡単だし！
んー、あたしも買い物付き合いたいけど…洗濯物干したままだから早く取り込まなきゃいけないし先帰ってるね？雄に買い物任せちゃってごめんね！(うーん、と考えたあと洗濯物を干している事を思い出して。申し訳なさそうに話しながら「じゃあ買い物よろしくね？」と言って改札口に向かって行き)