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魔法の鍵 2018-07-04 00:29:14 |
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(/大丈夫です！お気になさらずに！！)
これから1年間、よろしく。
(隣に微笑みを浮かべながら挨拶をすれば、席に座り入ってきた担任を見ながら、担任の名前や1年間のこと、そしてこれから行われる話を聞きつつそよ風が髪を撫でる。くすぐたさを感じながら双眸を細めつつ、前から順番に配られるプリントを受け取り後ろへ回しながらさっとプリントの文字に目を通し。それは1年間の前期の書かれたプリントでレクリエーションだとか、色々なことが書いてあり忙しくなりそうだなぁと息を吐き。そして、担任の提案により自己紹介をする事になれば、そんな話すことあるだろうかと首をひねり考え)
は、はいっ、えっと、桜です。
お料理するのが好きで、あ、あと林檎も好きです。…よろしくお願いします。
(プリント類を受け取り一通りの説明を受けると自己紹介をすると言われ、窓際から順番にあてられていく。自分よりも前に自己紹介を済ませていく生徒達を見てそれが終わると拍手を送りながら、頭の中ではなんと自己紹介しようとぐるぐると考えていて。そうして自分の番になると名前を呼ばれて立ち上り、ざっと周りを見ると多くの生徒達の視線が自分へと集中しているのを感じてドキドキとしてしまいながら自分の名前を伝えて。手持無沙汰な両手を下の方でもじもじとさせてしまうがしっかりとみんなのほうを見て自分の好きなものも話し。だが食べものばかりになってしまったことに気付くとややおろおろとしてしまいつつぺこりと頭を下げて席へと着き、それと同時に拍手がなされるとほっとしたように笑みを浮かべて)
(/ありがとうございます(´;ω;)!)
…、小狼です。サクラとは幼馴染で、俺も料理とか得意です。
あと…、運動も、体を使って何かをすることが好きです。
(次々と簡潔に自己紹介していく仲間たちの言葉を聞きながら、部活動であったり得意なこと、好きなことなどを頭の片隅に置きながら話す内容を考え。自分の番になれば、一息ついて笑みを浮かべながら立ち上がりしゃんと背筋を伸ばしながら口を開く。自分は体術だったり、空手だったりとにかく体を使って動くことだったりスポーツ系ならなんでも得意とそれを踏まえたうえで上記の自己紹介をすれば、興味本位でこちらを見るもの、多少の嫉妬を含んだような視線、または幼馴染なんだなんて意味を含んだ視線だったりとさまざまな視線を受けながら自己紹介を終えれば拍手の音を聞きながら静かに席に座って)
(自分の後も数人が発表したあとに相手の番になるとその背筋の伸びた背中を見ながら自分とは違い堂々とした話し方に思わずじっと魅入ってしまい。相手に向けられた嫉妬などの眼差しには気づかずに、相手が座ると自分も尊敬するかのような視線と一緒にぱちぱちと拍手を送って。相手の後ろの少女の自己紹介が始まるとそれもうんうんと頷きながら真剣に聞き、また拍手を送る。そんなこんなで全ての生徒の自己紹介が終わると、最後に担任からの話がなされ、終了のチャイムも鳴り。今日は入学式とこの自己紹介だけのようで生徒たちは帰る準備をして仲良くなった者同士で帰り始めて)
…サクラ、そろそろ帰ろう。
(先ほどまで、数人の女子に囲まれ質問をされていたがそれに驚きながらも律儀に答え質問がすべて終われば質問をしてきた女子たちは満足したのかお礼を述べながらこちらに手を振って帰っていくのを手を振りながら見送れば、斜め後ろの彼女のほうへ向き直り帰ろうと誘いながらいつの間にか教室内には己と彼女と数人しかおらずみんな帰っていくのが速いなと感心しつつ、明日は校内を説明しながら回ると言っていた担任の話を思い出しては、この学校広いし大変そうだと息を吐いては噂では剣道や柔道ができるところがあるらしく、部活はそういうのがいいななんて双眸を細め)
そ、そんなことないよ……。あ、うん！
それじゃ、また明日ね！
(相手が女子生徒たちに囲まれている間にプリントや筆記具を鞄の中にしまって帰る準備を進めつつ、隣の席同士になった少女とお喋りをしていて。どうやら彼女は自分のことを一目見たときから気に入ってくれていたようで、どこかのお嬢様なのか丁寧な口調で話し掛けてくる。可愛らしい子だなと思いながらも自分のことをべた褒めされてきょとんとなってしまい。苦笑いしてそんなことないと否定していれば相手から帰ろうと声が掛かってそれに反応すると鞄を肩にかけて彼女に手を振ってまた明日と言い彼女に見送られながら相手と一緒に教室を出て)
すごいな、サクラ。もう友達ができたんだね。良かったじゃないか
(己が話しかけた時、彼女は己の後の女の子とどうやら話していたらしく邪魔をしてしまったと反省しつつも仲良さげに話していた事を微笑みながら思い出して。友達ができるか不安だと言っていたことを思い出せば、彼女は持ち前の明るさですぐ周りには友達がたくさん来るだろうと思っていたからか己の事のように喜んでは彼女はなにか部活に入ったりするのだろうかと気になったのか彼女に視線を向けて問かけようか悩み)
知世ちゃんっていうの。今度小狼くんともお話してみたいって言ってたよ。
(教室を後にして廊下を歩きながら自分のことかのように喜んでくれる相手にこちらもさらに嬉しくなりエヘヘと少しの照れも含んだ笑みを浮かべながら弾んだ声で先程お喋りしていた友人の名前を教えて。自分が相手と親しい仲であるために何かに感づいているのか目を輝かせて彼女が相手とも会話の機会を設けたいと言っていたことを思い出すとそれについても言及しつつ、相手も彼女もお互いに気に入ればいいなと考えていて。だが歩いているうちに見えた相手の悩ましげな表情に首を傾げてじっと不思議そうに見て)
知世、ちゃんか。え、俺とも？
そういえば、サクラは部活はもう決めた？
(予想だにしていなかった言葉をきくと目を丸くして、自分と話したいなんてそんなことを言われるのは恥ずかしいような照れくさいような気分になりつつ頬を掻けば自己紹介を聞いていて、いい人なんだろうということは想像が出来て。不思議そうに彼女に見られていることに気付けば、表情を戻して頬笑みを浮かべながら首を傾げて問い掛け。もしかしたら、彼女は料理や園芸かもしれないなんて予想しつつ、部活に入ればこうやって登校や下校をすることが少なくなってしまうかもしれないと息を吐いて)
うん、友達の大切な人とは仲良くしたいって。
んー…まだ悩み中なの。お料理好きだし家庭科部とかいいかなって思ってるんだけど…。
(驚き混じりの返しにふふっと楽しげに笑うと、大切な人という言葉にも自分自身が心からそう思っているためにそこでは恥ずかしがることもなく、その理由として述べられたことをそっくりそのまま相手に伝えてみて。悩んでいた相手からこれからの学生生活でも大事になるであろう部活動について問われては今度は自分がその返答に悩ましいような難しいような気持ちを顔に現して。冊子を見ただけでも結構な数の部活動があったもので、数秒悩んだ後に苦笑混じりに悩み中なのだと正直に話せば、それでも相手の考えている通り、一応家庭科部を考えていると告げて)
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