キケンな駆け引き 〆

あれ、俺のこと、探してくれてたんじゃないの？
(驚いた様子で立ち上がった相手に、きょとんとした表情を向けると、テーブルに置いた自分の分のコーヒーを手に取り、一口啜って)


(/承知しました…！ご丁寧な反応を有難うございます。これから宜しくお願いします…！背後の方はこのあたりで一度、引っ込みますね)

誰がお前なんか──!!
(すぐにでも頭を吹き飛ばしてやろうかと思ったが、今ここでは人目がありすぎる。こんなところで事を起こせば、後々にも響くし上にも爪が甘いと危うくはこちらが消される可能性もある。だから、今この場では相手に手出しは出来ない。それを思えば拳銃に伸ばしかけた手を戻して腰掛けては下記を問いかけて)
…お前、ここで何も出来ないと知ってわざと来たのか…？

(こちらを非難しかけた相手の言葉に、周囲の客や大通りを歩く人間のうち、ほんの数人がチラリと視線を寄越す。付近の席に座っているカップルが"痴話喧嘩か？"、"別れ話じゃないの？"と囁き合っている声まで耳に届けば、ここで騒ぎは起こせまい、という実感が強まってニンマリと笑みを溢し。さっきの囁き合いは相手にも聞こえていることだろうと踏めば、敢えて本当の恋人同士を気取った言い回しで、立ったままの相手に着席を促し、自分の呼び方に笑顔で注文までつけて)

ほらほら、落ち着いて。話せば分かるよ。取りあえず座ろう？ あとさー、ギルって読んでってこの前、言ったでしょう？ バートでも良いけど。

っ…卑怯者めっ……
(周りからの囁き声からにしてやはり下手に注目を浴びるのは今ここでは場が悪い。だが、相手はそれらを逆手取ったかのような笑顔でこちらに周りの言う“恋人ごっこ”をしようとしてくる。ここで下手に反論しても注目が集まるだけ。それは避けたいし、そうなってチャンスを逃がすことになるのもきっと相手には全て見透かされている。小さな声で上記を言えば相手に言われた通り座り直して)
……ぎ、ギル…って呼ぶのは今回だけだからなっ
(と殺す相手の名前を呼ぶのは恥ずかしいし、そんなことより癪に障るほうが勝って上手く言えず声が少し上ずってしまい頬を少しだけ赤くしては誤魔化すように咳払いして)

じゃあ、次回からはバート？
(席につき、呼び方も変えてくれそうな相手の様子に満足というよりは、ただ嬉しそうに笑って。冗談もそこそこに声を潜めては、期待の灯った眼差しを相手に向け)
ねぇ？ 殺し屋さん、君のことは何て呼んだらいい？

何て呼ぶかなんて、私の勝手だろ……人前では名前で呼ぶ…
(相手はあの死神とまで呼ばれる最強の殺し屋。下手に動けばこちら側が足元をすくわれて終わり。ここで感情に任せても任務は失敗するだろう。はぁ、とため息を1つこぼしてはそれにしても、こいつは何で自分を狙っている相手のもとへと来るのだろうとふと考えていると、相手に名前を聞かれているのだろうと思い、いつもの癖で下記を言うと言ったあとで、これでは自分の正体を晒したのも当然じゃないか！と内心ツッコミながら後悔して)
私の名前か？名前は、オルガだ──!!

オルガ……良い名前だね。
(正直、はぐらかされるかな、と思いながら振った質問に、偽名の可能性はともかくとし、形のみでも普通の返答をして貰えて。予想外の嬉しい展開に瞳をキラリと輝かせ、相手が告げた名前を復唱すれば、その後はまたニッコリと笑い)
俺の首が欲しいんだろう？ オルガになら、あげてもいいよ。でも、ここでは困るよね。今は再会を祝してコーヒーを楽しもう。

さ、再会を祝してって…
(何なんだこいつ！と相変わらず内心でツッコミも、手元にあるコーヒーカップを持って一口飲んでは、ふと、2つ後ろの席に座る男2人の視線を察知しては。きっと、目の前の男を狙う他の殺し屋だろう。やはり、こいつの名は知れ渡っている。そんなことを思いながらカップに口を付けたまま目線だけを飄々とし表情の相手へと向けてはじーっと見つめて)

ケーキどっちがいい？
(困惑気味の相手の態度をよそに、フルーツタルトとチョコレートケーキが乗ったトレイを、笑顔のまま片手で指し示して。ふと、そこで相手の視線が一瞬、遠方に飛んだことに気付けば、さりげなくテラスに面して設置されているカフェの窓ガラスを確認し。異常な気配を感じた時、下手に振り向けば、そこに刺客がいた場合、こちらがその存在に気付いたことがばれてしまう。情報というのは一方的に持っておくに限るもので、易々と渡すものではない。そんなことを考えながら、確認してみた窓ガラスは……やはり、二つ後ろの席に座る不審な男たちの姿を映していて。あーあ、変なのがいるなぁ、と思うも、つけ狙われるのも日常茶飯事。むしろ、男たちを撒くことを口実に、今日は暫く相手と行動を共にできるかもと安直で邪なことを考えれば、機嫌も良さそうにまたコーヒーに口をつけて)

ぇ、ケーキ…？じゃぁ、フルーツの…って違う！
(差し出されたトレイにはどちらも美味しそうなケーキが並んでおり一目に入ったフルーツタルトを選んでは、相手の流れに入り込んでいることに我に返りなるべく大きな声は出さないように上記を言うと、続けて何かを言おうと口を開いたが、相手が一瞬だけ見せた“殺し屋”の顔を見逃さなかった。きっと、相手も殺し屋の2人組に気づいたのだろう。それをこちらも察しては静かにケーキを食べてから｢人気者は大変だな｣と嫌味も含めて言って)

そろそろ、ベリーが美味しい季節だよね♡
(相手がタルトの方を選ぶと、上機嫌で他愛のない話を続け。しかし、相手が潜めた声で後方に佇む刺客のことを話題に上げると、こちらも声を潜め……だが、この状況を楽しんでいるかのような余裕たっぷりの表情で「多分"ブラッドベリー"の奴等」と見当をつけた敵陣の所属組織の名を述べ。続いて、自分もチョコレートケーキを崩しながら、冗談めかした口調で)
しつこいことで有名なのは知ってるかい？ 撒くの手伝ってくれないかなぁ～？ じゃないと明日には俺、頭と胴が繋がってないかも。


(/寝落ち、及び返信が遅くなりすみません…！;)

ブラッドベリー……
(相手から発せられた組織名には聞き覚えがある。かなりの過激派で有名であり、自分の組織とも獲物を狙って争いになることもしばしばだ。そんな手段を選ばない組織がこぞって目の前の男の首を狙っている。それが、どれほど重要で危険なのか、きっと自分が想像しているそれよりはるかに深く、濃いものなのだろうと考えていると相手から飛んできた提案に疑惑の表情で)
頭と胴が繋がってないのは奴らだろ。
(と返し提案を断ろうとしたが、これはチャンスなのかもしれないと｢わかった。手伝う｣と承諾して)


(/全然大丈夫ですよ！こちらも日によっては、返せない時があるので…！寝落ちは私もありますので、その辺りは寛大にいきましょう！最低でも、3日に1度返して頂ければいいので、慌てなくて大丈夫ですよ〜。)

やだな、オルガには俺がそんな男に見えるのかい？
(相手に胡散臭そうな表情を向けられれば、茶目っ気たっぷりの笑顔を浮かべ、すっとぼけた台詞を口にして。不意に相手の皿にまだ残っていたタルトの上のベリーを一つ、スッとフォークで刺して奪えば、流れるような動作で口に含み。静かに微笑んで「こっちのベリーは美味しいんだけどな」と溢せば、少しだけ不満そうに瞳を伏せ。どのみち、恐らく刺客の組織は過激派。どこまでこちらの情報を抜いているかは分からないが、同じ場所に居合わせてしまった以上、ただでは済まされないだろう。自分だけ逃げおおせたとしても、そしたら、オルガの方に自分との関係を疑って詰め寄ることも考えられる。なに、彼女もプロ。それもかなり腕が良い。返り討ちにぐらいしそうな気もするが、万が一ということも考
えてした提案に色好い返事を貰えば、相手の瞳を真っ直ぐに見つめて嬉しそうに)

そうこなくっちゃ。じゃあ、早速だけどね、オルガって彼氏はいるの？


(/お優しいお言葉を有難うございます…！ しかし、とても不本意なのですが…突然、ご報告しておきたいことが出来てしまいました。昨日、現実でトラブルが発生してしまい、トピがスタートしたばかりの時にこのようなことを言わざる得ないのは本当にすごく悔しいのですが、事後処理のため返信が三日をオーバーして遅れかねない見通しです……。落ち着く目処も今はつけられていません。ここまでの絡みのみでも大変楽しませて貰っており、可能なら続けさせてほしいと思っていますが、勝手な自己都合を押し付けるわけにはいかないので、もしでしたら、新規に募集をかけて貰っても構わないと思っています……。突然、本当に申し訳ありません。また、継続して頂けるようであれば1～2週間以内のお返事は心掛けたいと思っています。余計なお手間をお掛けしてしまいますが、ご判断はお任せ致します)

…!?か、彼氏っ…!?
(相手が敵を撒くと言うのでその作戦を聞こうと待っていたが、出てきた相手の言葉に一瞬反応が遅れ、思考が追いついたところで慌てふためいたような表情で相手の言葉を復唱する。その質問がなんの役にたつのか分からなかったが、何を言ってもきっとこいつはしつこく聞いてくるのだろうと思い下記をどこか寂しそうに言って)
そんなの、彼氏なんて……いない、こんなことをやってる奴が、ごく一般のような色恋なんて出来るわけないだろ…

(/大丈夫ですよ〜！規則通り、相談があればそれに応えていきたいと思っています！焦らず時間がある時にでも返して頂ければ大丈夫です！)

(/背後からのみ失礼致します。返信の頻度について、とても寛容なご返答を有難うございます…！とても嬉しいです。そして、次は別件なのですが、本編へ返信させて頂く前に展開と表現についての相談を宜しいでしょうか…？ この後、ギルバートに娘様宛てのメモを書かせたいと思ったのですが、それを表現するのに、下記のような囲いの使用は控えた方が良いでしょうか…。不意な思い付きで、ロルを回した後に添える形で掲載すればメモっぽさが出るかな、等と愚考したのですが、好みに合わなければ、ばっさり却下して下さい。またもお手数ですが、ご回答を頂けると幸いです)

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このような形です。
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(/表現の1部としてなら、そういった特殊？な記号を使って頂いても大丈夫ですよ！)

そう。じゃあ、気を遣わないといけない男はいないわけだ。
(相手の返答を聞くと、短く相槌を打ち、少しだけ瞳を伏せて静かに感想を囁き。一時、感傷的な雰囲気が場に漂ったような気もしたが、すぐに口元だけでニヤリと笑えば、何らかの期待かそれとも野心か、光を灯し、どことなく輝いている視線を相手に向け。その後、テーブルの上に置いてあったカフェのアンケート用紙を抜き取って裏返せば、付属のペンも借り、サラサラと素早く文字を綴って、一番下には穏やかな顔で手を振るクマのイラストも描き足し。無論、イラストはともかくとして、筆記に頼ったのはすぐ近くの刺客による盗聴を危惧したからである。テーブルに両手をつき、すっくと立ち上がるの同時にその紙を相手の方に押しやれば、またも爽やかなぐらいの明るい笑顔で)
今日だけでも良いのさ。宜しくね…！


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ここを出た後も、今日は
恋人として振る舞ってください。

奴等が君の正体を掴んでいるかは
分からないが、一緒にいれば、
興味は持たれるでしょう。

昼間は普通に
デートをしてくださいね？
相手の油断を誘うためです。

そして夕方、適当な頃合いで
挟み撃ちにして
成仏して貰いましょうか♪
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(/素早くて寛大なご返答を有難うございました…！活用させて頂きました)

なっ…!?
(相手から差し出された紙には｢恋人として振舞え｣と書かれている。たしかに、相手の提案にのるとは言ったが、なぜこの設定なんだ!!と内心大声でツッコミたくなる欲求をぐっと飲み込み、これもこいつの首をもらうチャンスの1つだと自分に言い聞かせる。屈辱と羞恥心は今は抑えておくべきだろうと、小さくため息を零してはあまり、任務で男に言いよったりするのは少なく苦手だが、と意を決して立ち上がり下記を優しい微笑みを浮かべながら問いかけて)
ねぇ？このあとどこ行く…？

折角久し振りにあったんだし、服でも買いに行こうよ。
(どんな反応が返ってくるかと邪な期待をしつつも話を進めてみれば、相手は流石に本心ではないだろうが、予想外に優しそうな笑みを作ってくれて。……正直、かなりドキリとした。思えば、相手の笑顔を見たのは今が初めてだろう。心の動きを悟られることを拒むように一瞬、無意識のうちに瞳を逸らしてしまったが、すぐに視線を戻すと、すっかり平常心に戻ってニッコリと、相手に買い物を提案し。空になったトレーを専用のカウンターに返却にすれば、足取りも軽く相手とともにカフェを出て。チラリと盗み見た視界の端では案の定、例の二人組の男が何かを囁き合った後に席を立ち、尾行してくることが予想でき。否応なく、油断したら本当に死ぬだろうな、と思わされるも、それは相手にも分かっているはずと考えれば声のボリュームこそ控えめだが、かえって機嫌良く)
なるべく賑やかで楽しそうで、光が満ちているようなところに行かないとね。暗くてひと気のない場所は、何が起こるか分からないから。

(/こちらの最終レスより、今日で丁度１週間。僭越ですが一度、上げておきます)