リルン 2018-01-22 22:08:36 |
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~復讐の始まり~
ふと、リダル師匠の教えが頭に浮かぶ。“自分らしく行け„と。彼との会話はこれが最後になった。彼は死の道を選んだ。彼は最期まで私の師匠だった。彼のためにも、この戦い……負ける訳にはいかない……!!
「戦機№0324~0612までは、真っすぐ飛び込め!! 基本的な罠にあえて引っ掛かれ!! 大丈夫、死ぬことはない。残りは私と共に来い!!」
『戦機№0612、承知した!!』
『戦機№1346、了解ぃーと!!』
戦機グループを二つに分けた。作戦はこうだ。私達を油断させるつもりなら、私達で相手を油断させるのだ。そのために、あえて誰もが分かる罠に引っ掛かるのだ。だが、全員で行くと駄目だ。そこで、半分に分けたのだ。我々は我々の戦い方をする。ならば、罠の対処が得意なグループをそこに残せばいい。私を含めた残りの半分は裏に回るのだ。裏には秘密口が隠れていることが多い。そこから、敵アジトへ侵入するのだ。侵入してしまえば、こちらの勝ちだ。私のグループは主に、実戦に向いている。どうやって倒すかなんて、簡単だ。何のために半分に分けたのだ。そう、あの半分に大暴れしてもらうのだ。きっと、アジト内にいる奴等は強いだろう。だが対応に追われていれば、さすがの奴等も慌てるだろう。そしてそっちの応援に何人かが行く。よって、こちら側の人数が減る。……こういう感じだ。
『突入許可、求む!!』
どうやらあちら半分の準備が整ったようだ。こちらも準備万端だ。
「……許可する」
さぁ、復讐の始まりだ……!!
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