『 一夜だけ 』

『 一夜だけ 』

匿名さん  2018-01-12 23:24:47 
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…………、こっちに、おいで。怖いことは、何もしねぇよ。

(時刻は夜10時を過ぎた頃。古宿の二階、角の部屋。蝋燭の明かりだけがぼんやりと灯る周囲の闇が濃いその空間で、男は大きなベッドに浅く腰掛け、戸口に佇む少女を、男なりにできるだけ優しさを込めた掠れ声でそっと呼び。
──彼女を購入したのは、本来彼女が仕事としている男女の営みを望んだからというわけではない。ただ……寂しかったのだ。長らく触れた記憶のない人の温もりを、全てを壊して喪った破滅的な人生の最期に、少しだけ味わいたかった。金を払わなければそうしてくれない赤の他人でも構わないから、誰かを腕の中に抱きしめて、罰を下され滅びる前に、一度だけ癒されたかったのだ。
少女を混乱させるだろうとはわかっている。それでも求めずにいられなかった。焦がれるような目を少女に向け、男はもう一度、店で知った彼女の名を呼び。大丈夫、契約は1日だけだ。朝になったらちゃんと解放するし、金も払う。だから今だけは──と、切なる願いを視線に乗せて。)



『 一夜だけ 』



▼罪人の男は訳ありで、明日には出頭しなければならない身。罪は重く、捕まれば死刑を免れることはまず出来ない。そのため最期に一度だけと、募集の彼女を買い取った……という経緯。
▼見ず知らずの他人同士で一晩だけ、けれど濃密に濃厚に、交流を深められたらと。





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  • No.1 by 匿名さん  2018-01-12 23:29:29 




(/>2252様、改めましてお声がけありがとうございました……!あのまま続きロルをくださるのでも、一旦は本体会話に専念するのでも、物語をちょっと仕切り直すのでも、お好きな始め方をお選びください。
またいずれの場合にしろ、一晩だけの関係ということで、髪の長さ、髪色、瞳の色、程度のかなり簡単なPFをいただけますと幸いです。こちらからは特に指定はございません! 逆に、男の要望やネーミング、正確についてご要望はありますでしょうか……?
他にもご相談したいことがございましたら、そちらも是非。)



  • No.2 by とある娼婦  2018-01-13 00:22:01 




とある娼婦 : 女性と少女の狭間の見目

艶やかな黒髪 / 腰に掠める程の長髪 / 大きな碧眼 / 身長は平均より高いと思われる / 服装は白を基調とした物 / 白い肌と細い肢体


( /トピの建設有難う御座います。この様な儚くも美しい世界観の中で一緒に物語を紡げていける事、非常に光栄に思います。本体会話で返答致しましたが、始め方は早くにも二人の物語を展開させて行きたく思いますので、あちらのロルの続きをお返しする、という物を選ばせて頂きます…!次レスにて続きから返答させて頂きますね。
本当にこんな簡素なもので良いのかと震えておりますが、上記にpfを提示させて頂きました。一晩のみ故に情報が少なく、見ず知らずの人という関係性が強調されておりグッと来ます……!
"男"に関しましては、背後様のお好きなように制作して下さって構いません。明確な萎えや地雷も当方有りませんので…!相談と言えるものか分かりませんが、一晩のみの関係という事なので何れ夜が明けたら二人はその時点でもう関わりのない関係性へと戻ってしまい必然的に物語も終わってしまうのか……?と思ったのですが、その点は如何お考えでしょうか……? )



  • No.3 by 匿名さん  2018-01-13 13:22:29 



 男 : 30代程度 : 「カイル」

ダークブラウンの単発 / 翳りのある暗緑色の瞳 / 184cm / 程よく筋肉質な肉体 / 暗色基調のジャケットにジーンズ、身なりからはごく普通の男という印象 / しかしどことなく秘密を抱えた雰囲気 / 褐色のくすんだ肌 / 肩に古い銃痕が、胸元に古い刺し傷がひとつ


(/ご来訪ありがとうございます……!
そしてPFをご提出いただき感謝です。ええ、視覚情報くらいしか互いを知らない初対面同士ですので、そちらでほとんど十分でございます。ふたりに没入して、これから少しずつ互いのことを知っていくことができたらなと! ただ一点、源氏名のようなものでも構わないので、彼女の名前をお伺いしても宜しいでしょうか……?
お言葉に甘えて、「男」のPFを上記のように作成いたしましたので、ご査収くださいませ。またご質問についてですが、展開次第で勿論「最初のひと晩」以降の物語も是非紡いでいけたらと思っております……! しかし、現状ではふたりは互いに「一晩だけの儚い関係」だと、背後様のおっしゃるような関係だと考えているため、これからの一夜については、夜明け=すぐに訪れる別離を意識した、緊張感のあるものにできたら……と考えております。)


  • No.4 by 匿名さん  2018-01-13 13:28:25 



(/早速の誤字が……! 意味は伝わるかとは思いますが、正しくは「短髪」です。推敲不足失礼いたしました!)


  • No.5 by ルナリア  2018-01-13 16:14:48 




( /記入漏れ申し訳ありません……!洋名に合わせ「ルナリア」という花の名前を源氏名にさせて頂きました。花言葉の儚い美しさ、語源がラテン語で月を意味し娼婦のイメージと一致しました故に此の名前に決めさせて頂きましたが、和名を御所望の場合は変更致しますので仰って下さい!補足として、娘の人種は純血の外国人でと混血児でもお好きなように解釈して頂けたらと思います。
息子様も非常に魅力的で、想像していたものと寸分違わない人物像であり是非このままお相手して下されば嬉しいです。
展開についての趣旨、把握致しました。一貫して緊張感を一定に保てるように善処致します……!当方も以降の物語まで紡いで行けたらと思っております故、宜しくお願い致します。それでは早速下記にて続きを書かせて頂きましたので、必要でなれければ此処の文章は蹴って頂いても構いません。 )



( 距離が縮まったことにより、朧気だった輪郭が確りと線をなぞる。一層鮮明に見えた双眸の色は暗い緑の虹彩を鈍く光らせ、清水のように澄み切っている訳ではないのに酷く美しく感じられた。軈て、自身の青白い掌よりも一回り分程大きな褐色の掌が硝子にでも触るかのようにそうっと重ねられると、口許は笑みを崩し碧い瞳で掌と彼とを交互に見遣り。
──そして空気が微かに、静かに震えた。囁くような声量で告げられた言葉たちは、耳朶を優しく擽り闇に溶けていく。嘘ではなくきっとそれに嘘偽りはない、全てが彼の本心なんだろうと不思議と感じたのは何故だろう。男女の営みを仕事とする卑しい自身にでさえ優しさを分け与えてくれる彼をどうして拒むことが出来ようか。再び緩やかに弧を描いた口許と、一つの頷きで肯定の意を示す。
祈るような姿勢で、自嘲気味に呟く彼が暗緑色の双眸を可笑しそうに細めると、否定するかの如く反射的に首を横に振る。少女のような幼さを残した微笑みを零せば、薄い唇を僅かに開き初めて声を発して。 )
──……そんな事、ありません。でも、貴男のような人は滅多にいないから、少し驚きました。……今晩私を買ったのは貴男なのですから、貴男のお好きなようにして下さって構いません。



  • No.6 by カイル  2018-01-14 13:46:22 




(/複数の意味が込められた美しい響きのお名前、ありがとうございます……!人種につきましても了解です。当方の息子もルナリア背後様のご期待に添えているようで何よりです。
ただ一点お断りがございまして……おそらく背後様との相性上大丈夫かと勝手に思ってしまっておりますが、物語の進展の都合上、下記のように確定ロルに抵触するものを回してしまうことがございます。逐一反応を窺ってしまってはダレてしまうのではとの懸念からなのですが、もしやりづらいとお感じになられましたら遠慮なくお申し付けください。
改めまして、宜しくお願いいたします。今一度ご挨拶をお返しさせていただきましたが、上記のことを含め、何かご相談などございましたらいつでもお声がけくださいませ!)



(すぅと宵闇に溶け出すような、あどけなさを残しつつも妖艶な耳触りの声音。その声を聞いているだけで心を慰められそうだ、そんなことを思いながら、少女が緩やかな微笑みと共に返す言葉を頭の中で反芻し。
──金で買った娼婦だ。彼女の言うとおり、金を出した客の男の望みに応えること、それが彼女の仕事だ。仕事だからそうしているのだ。……それでも、それだけではない心の交流がかすかながらも叶っているように感じられて、己を嘲っていたそれが、どこか嬉しそうな笑みに代わる。
「……おいで、」と囁きながら、しかし反応を待たずして、男は掴んだままの少女の手を引き、自分の方にゆっくり抱き寄せる。そのまま、ふたりして洗いたての清潔なシーツの上にゆっくりと倒れ込み、甘えるように、少女の胸元に己の頭を軽く擦りつけて。ダブルサイズのベッドに転がったまま、太い腕を少女の背に回し、男は再びため息をつく──長らく、こんな安寧を感じたことはなかった。心を緩ませきった今、しかしふと彼女の先ほどの言葉を思い出して、本来ならば問うべきではない彼女の普段の仕事のことを、彼女の胸元に甘えたまま低い声でそっと尋ね。)

──……俺のような奴は滅多にいない、か。君を買った宿は、裏町にある普通の宿より女も客もいくらかランクが上だと聞いていたが……いつもの客は、そんなに乱暴なのか?



  • No.7 by ルナリア  2018-01-14 19:20:08 




( /態々ご報告して頂き有難う御座います……!確定ロルの定義も曖昧になりつつありますし、又主様の仰います通り反応ばかりを窺って展開が発展して行かないという事態の方が良くないかと思いますので、お好きな様にアクションを起こして頂けたらと思います。此方も軽度の確定ロルを回す時もあるかと思いますが、ご了承下さいませ。 畏まりました、その際にはまた宜しくお願い致します……! )



( 蝋燭の仄かな灯りに照らされた彼の口許が明瞭に弧を描けば、嗚呼、笑ってくれた方がずっと素敵な人だと安直な感想を抱いて。
軈て繋がっていた掌が力強く手前に引かれ、半ば自身が撓垂れ掛かるように抱き締められると流石に恥じらいは見せずとも、僅かに驚いた様に咄嗟に上を見上げ──たのも束の間、一度瞬きをすれば次には彼と自身共々真白なシーツの海へと身を預けており。ネグリジェとベビードール、双方を上手く掛け合わせたような純白の衣服は裾は膝までと長くとも胸元が開けている。当然だ、娼婦は客の情欲を煽る為の努力を少なからず行わなければないないのだから。然し、胸元に顔を埋め逞しい腕を回す彼の姿は単純に安心を得たい、若しくは甘えたい、という気持ちを体現しているように思える。邪な思いだけで触れてくる客とは、決して違う。初めての経験と、初めての優しい温もりに確かな動揺を抱き乍も、面は緩やかな笑みを象ったままに広い背中と後頭部に細い腕を回し。
微かに当たるダークブラウンの髪と、発せられた声から生まれる吐息が擽ったい。くすくすとあどけない笑い声を小さく洩らし乍、客に他の客の様子を聞かれるという滅多にない質問に、せめて空気だけは暗くしないようにと明るい声音を努めて。 )

確かに、他の宿に比べれば上物も揃っています。……ですからその分、上流階級の方達や莫大な財産を持つ資産家、大手企業の方達、職種や身分は様々ですがお金を有り余らせている方達も良く来ます。きっとその方達には上に立つ者なりのストレスや疲労、鬱憤が溜まっているんでしょうね……、そういう方ほどとても乱暴な扱いをします。女を感情の捌け口と使うことで何とか気持ちの均衡を保っているんです。



  • No.8 by カイル  2018-01-15 01:46:26 




何というか、達観した言い方だな……せざるを、得なかったのか。

(己の背や頭に回された彼女のしなやかな細腕の感触が、ただ軽く触れあっているというそれだけのことで、酷く己を安心させる。だがしかし、ごく静かに語られる彼女の世界の実情は、横暴な客らの側にすら立つその大人びた口調と此方を気遣う明るい声によって、余計に残酷に感じられた。彼女に己をうずめながらも、仄暗い瞳は虚空を見つめる──やはり無躾な質問をしてしまったろうか。……それでも尚、彼女の話し方から彼女の人となりがそれとなく窺えはじめて、気遣わしげな言葉を返すくせに、内心ではエゴイスティックにも喜びを覚えている自分がいる。ああ、彼女を、もっと知りたい。
豊かな曲線を描く彼女の胸元から不意に顔を上げて、灯燭がぼんやりと照らす彼女の顔を、今一度見つめてみた。はっとするほどの美貌、長い睫毛が影を落とす深い青さをたたえた瞳。くすぐったそうな気配を口角に潜めた微笑みは、年下だというのに母性すら感じさせる、温かな包容力のあるもので。事実それに溺れながらも、彼女の背に回していた掌をふと上に伸ばして、彼女の長い黒髪を掬いはじめ。……梳くだけでも心地が良い。そのまま幾度となく吸い寄せられるように、彼女のしっとりした髪をゆっくりと撫でながら、小声で彼女に、胸の内を告白するように少しずつ語りかけ。)

それなら……俺との時間は、少しでも他の時より寛いでくれるといいんだが。一介の客に過ぎないし、さっきああ言った手前、無責任な台詞だってわかってはいるが──あまり“仕事”だって意識しないで、いつもよりも自然体でいてくれたら嬉しいよ、俺は。
ビジネス上の君じゃなく、普段の君と普通に話をさせてもらえたら、って思ってる。眠る時間を含めても、あと9時間くらいの仲だろうし……ああいう店を使うこと自体この先もうないと思うから、どこかに漏らすようなこともねえよ。朝には多分、ちゃんと忘れるから。──だから、今だけ、おまえのことを、教えてくれな。



  • No.9 by ルナリア  2018-01-15 18:16:35 




( 自身が紡いだ言葉だというのに、言葉という概念でしかないのに、其れは確かな質量を持って重く心に圧し掛かる。周囲の空気は薄氷のように張り詰め、然し直ぐに彼が発した音により弛緩する。そう、せざるを得なかったのだ。と態々肯定するのも憚られ、結局微かに口角を釣り上げる事しか出来なかった。
胸元に顔を埋めていた彼が、ふと面を上げた気配を感じると視線を遣り。蝋燭しか光源のない闇の中、至近距離で交わる碧と緑、互いの双眸に映る姿は自分たちのみ。翳を落とした深い緑が何を考え何を思っているのかは分からないが、送られる視線は極めて優しく感じられる。黒い睫毛を頻りに瞬かせ乍も、彼の一挙手一投足を見守るように見詰め。軈て腰に留めておいた褐色の腕は梳くように、撫ぜるように黒髪に指を通し始め、随分と久方振りに感じる心地好いその感覚に自然と目許を細め。
──何故、彼はこんなにも優しいのだろう。自身より美しい見目をした手解きの良い娼婦なんて幾らでもいたろうに。その上、仕事という鎖すらも解いて構わない、だなんて。無意識下で心の深い奥底に、彼の事をもっと知りたいという欲求が静かに芽吹くと同時に滲み出るような優しさに思わず碧の瞳に薄い水の膜が張る。眦に煌めく雫を決して零すまいと、一介の客人にしか過ぎない彼に、余計な心配を掛けてはいけないと無理矢理に笑顔を作る。それも酷く不格好なものだろうから、表情は見られないように僅かに上を向いた頭を後頭部に回した掌でやんわりと再び胸元に持っていき、微かに震えた声音を洩らし。 )

貴男は、とても優しいお方なんですね。──……はい、お言葉に甘えて、今夜限りは自然体で居させてもらいます。……貴男のようなお客様に巡り会えたのなら、それだけで私は僥倖です。あまり多くはお教え出来ないけれど、こんな私の事で良ければ喜んでお教えします。



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