描 写 練 習 處　

お題 ( No.1 )

・「　甘い　」
・「　漆黒色の　」
・「　所詮は戯け　」

お題　No.1


（ジェリービーンズだと思って口に放り込んだその豆型のキャンディはネトネト食感でほろ苦く、お世辞にも美味しいといえる品では無かった。うっと息を詰まらせ、中途半端に噛み切れていないまま無理矢理喉の奥に流し込むが、後味が強すぎる上にキャンディの一部が奥歯にくっついてなかなか取れない。この奇妙な洋菓子と共に提供された入れたてのブラックコーヒーに口をつけても、暫くするとまたその味が戻ってくる。不思議なことに、いつまでもその味を味わっていると、苦さの裏に潜む甘さを感じてしまうのだ。そんな頃になってようやくテーブルの向かい側に着席した彼女に、顔をしかめながらキャンディの入っった小皿を指差し）

これは一体何の菓子だ？

（と、尋ねる。漆黒色の艷やかな髪を持ち、黒のアイライナーに紫の口紅をした彼女の出で立ちは、酷くこのキャンディのほろ苦さに似ていると思い、余計に気まずさが胸に込み上げてくる。どれだけ、彼女の「裏に潜む甘さ」に苦しめられたことか。所詮は戯け、幾ら自身にそう言い聞かせても甘い誘いには勝てそうもなく、何度でも同じ手口で騙されてしまうのだ。口の中の不快感に耐えられず、再びコーヒーを飲もうとカップに視線をやると、小刻みに黒い液体の表面が揺れているように見え。無意識のうちに、片足を行儀が悪くも揺らしていたようで。ああ、と深くため息をつくと、降参の意を含めたような、情けなく生のない目つきで女の方を見つめ）



（／こんにちは、長めのロルはあまり慣れないものですが他の方にこうして見てもらえる機会は少ないと思ったので、拙い文章で申し訳ないのですが何かしら書いてみました。無理くりお題に寄せた感はあるかも知れませんがそこは寛大にお許しくださいorz
文章の構成力や表現力に乏しいもので、心情ロルは長過ぎないか、所々確定になっていないか、など心配な箇所は沢山あるのですが……もしどなたか暇な方がご覧になられているようでしたら、どんなに些細なアドバイスでも頂ければ嬉しく思います。

主様、素敵なトピ建てありがとうございます。お邪魔しました。）