ユウタ 2017-11-19 17:00:15 |
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第一話「豪邸一家殺人事件」(2/8)
ベッドの下、タンスの中・・・・・・様々な所を探す。
銀次「・・・・・・・ここ等には無いのか・・・?・・・・いや、待てよ・・・・ここは・・・」
銀次は次に入れそうな物を探す。
1時間が経過してもまだ見つからず、明かりの点いていない天井の電球を見る。
銀次「・・・・・。(普通ならあーいう電球は使わないはず・・・・。まさか)」
ベットの傍にあった何も置いていない机を真ん中に移し、その机の上に背もたれの長い椅子を置く。
銀次「(この椅子の背凭れが長くて良かった。普通なら肩幅辺りにしか無いからな・・・。)」
椅子の背もたれが倒れないように部屋の隅にあるクローゼットを移動させる。
銀次「やけに動かしやすいな・・・。普通なら木の重みで床に傷がつくはずなんだが・・・。」
銀次は不思議そうに考えながら動かす。下を見ると傷は何一つついていない。
銀次「・・・・・。そういうことか・・・。ならやりやすいな。」
机の上に置いてある椅子の背もたれの後ろに移動させベッドに移動し、そして椅子に上る。
銀次「・・・・・よし、取れた。」
中を覗くと鍵が入っていた。部屋の鍵と書かれている鍵をドアについている鍵穴に差し込む。
ガチャッと音がする。次の瞬間
銀次「!」
ドアノブが取れて鍵穴が奥へ引っ込む。そして、勝手にゆっくりと左右上下に分かれてドアが開く。
銀次「・・・・。すごいな、現代の技術。・・・・・・・いや、そうでもないか」
部屋を出るとあちらこちらに駆け回ってドアをノックする彩智の姿があった。」
彩智「!」
彼女の名は八代 彩智。南雲 銀次の彼女で高校生の時から付き合っている。彩智は大学では、医学科を進んでいて、卒業後は大学付属の病院で医者として就職を目指している。
彩智「どうやって出てきたの?!すごいじゃん!」
銀次は一通りの説明をした。
銀次「―――って感じで開けたんだ。」
彩智「へぇ~すごいじゃん。」
彩智がいた部屋では普通に左引き式のドアだったという話を聞いた。
銀次「鍵無しでか?」
彩智はうんと頷き
彩智「そうだよ、ギン君とは違うね~。」
銀次「ここの廊下は一本道か・・・。(何処かで見た事ある様な・・・・。)」
彩智「奥が窓のないリビングになってるみたい。私以外は誰も出てきていなかったよ?」
銀次は間を置いて
銀次「・・・・・それなら二手に分かれて中にいる奴らに声掛けするか」
彩智「うん!やろう!」
話を終えた後、二人で手分けして部屋の中にいる人を呼び起こしに行動し始めた。
2/8終わり。上記のコメントにある通りに投稿します。次の3、4辺りで新展開です。
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