響きあう物語

あら、思っていることを言っただけよ……（不思議そうにきょとんと首を傾げ
食べないの？
今日だけの限定メニューらしいわよ（意地悪っぽくニヤニヤしながら話すと久美子の口元でケーキをちらつかせて

嬉しい、けど
（俯きながら、ポツンと言って）

たべる！
（限定という言葉に、天秤は一瞬で片方に傾いて
ぱく、っとひと口で差し出されたケーキをたべて）
・・・どＳ
（幸せそうな顔と恨めしそうな顔がいりまじった表情で麗奈をじーっと見て）

それならば良いじゃない……（久美子が俯いて呟いたのを見てくすって笑い愛おしそうに見つめ
最高の褒め言葉よ……（久美子に幸せそうな顔と恨めしそうな顔がいりまじった表情で見つめられると満足そうに久美子の頰を触り薄く微笑み

もぉ
バカぁ────
（気持ちを素直に言葉で表すことができなくて
もどかしげにﾁﾗｯと麗奈を見て）

誉めてないし
（いー、と舌を出して）

バカとは、失礼しちゃうわね……（久美子にバカと言われて照れを隠すようにちらっと久美子見つめられるとまんざらでもなさそうに軽く腕をくんで挑発するように久美子を見つめ
やっぱり久美子って面白いわね……（久美子がいー、と舌を出したのをみて楽しそうにクスクスと笑うとケーキを食べて

バカだからバカだもん
バカバカバーカ
（言ってから、えい、と麗奈のお皿に乗ったケーキにフォークを突き刺すとひと口でもしゃもしゃたべて）
はぁ
やっちゃった
でも、この背徳感・・・
美味しい♪
（半分泣きながら、ケーキのおいしさにうっとりして）

くすっ、久美子の泣き顔も良いけれどもその幸せそうな表情が一番可愛らしいわね（久美子が麗奈のケーキを取りケーキを食べてうっとりとしたのをみて愛おしそうに久美子を見つめると自分もケーキを食べると幸せそうに微笑み

へいへい
お褒めにあずかりまして光栄です
（苦笑しながら）
ふぅ、さすがにおなかいっぱいだわ
当分ケーキはいらないよ～
ごちそうさま

久美子は、ケーキ、もう良いの？
私は、まだまだいけるわよ……（ケーキをパクパク食べながらきょとんと首を傾げ久美子が小食な事を伝えて

いやいや
もうおなかいっぱいだし

麗奈も、いくら大丈夫でもそろそろやめとかないと
女子として、ヤバいよ？
（じとー、っと見て）

そうね、腹八分目とも言うし……
お皿にのっているケーキを食べ終わったら終わりにするわ……（最後のケーキを食べ終わると両手を合わせてごちそうさまをするとおしぼりで口元を拭いて

それで腹八分目なのか・・・
（呆れたようにケーキを片付ける麗奈を見て）

ねぇ麗奈
今年、新入部員どれくらい入るかなぁ
（ふと思い出したようにたずねてみて）

そうね……全国にいけたんだからそれなりに入るんじゃないの……？
でも関係ないわ……私は、私の演奏をするだけだものの……（興味なさそうにコーヒーを飲んで

だよね、だよね
（少し興奮ぎみに身をのり出して）
あはは
麗奈らしいね
わたしは楽しみだなぁ、後輩
低音にも来るかなぁ
可愛い子、入んないかなぁ
（わくわく、想像を巡らせて）

久美子って最近あすか先輩に似てきたわよね……（コーヒーを飲みながらじと～と久美子を見つめあすか先輩に似てきた事を伝えて
久美子、まだ時間は、ある……？（久美子の門限は大丈夫か質問して

いやいやいや
そんなおそれ多い
（真顔で手をぶんぶん振って）
ユーフォの音は近づきたいけれどねぇ

うん、だいじょーぶだよ
山に登る以外なら
（アイスティをおかわりするか悩みながら、軽く答えて）

けんそんする事はないわよ
それは、良い意味でも悪い意味でも……（じと～とと久美子を見つめ内心後輩に色目使いそうだと思い
それならばカラオケに行かない？（少しだけ首を傾げ内心個室でいたずらしたいと考えていて

ナニを言ってるんデスカ、麗奈さん
あすか先輩に悪いところなんてナイヨー
（ぶんぶん頭を振りながら、セリフを棒読みして）

カラオケ？
うーん
部活が始まったらしばらく遊べないものね

・・・
またなんか悪いこと考えてない？
（ふと心づいて、麗奈をじとーっと見返して）

久美子、セリフが棒読みよ
でも久美子があすか先輩の事をどう思っているのかよくわかったわ……（楽しそうに口元を押さえてクスクスと笑い
気のせいよ……ただ久美子にいたずらをしようと思っているだけよ……（じっと久美子を見つめ思っている事を呟き久美子の頰を触り薄く微笑み

わたしがあすか先輩のことを心から尊敬して慕っていることを理解してもらえれば幸いだよ
（にっこり満面の笑みを見せて）
気のせいじゃないじゃん
悪いこと、する気まんまんじゃん
（触られた頬を微かに紅潮させて
じとー、っと見て）
それが目的なら、行かない