杏子(あんず) 2017-10-07 15:20:35 ID:6baac4926 |
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今日、グローバル化の勢いはとどまることを知らない。グローバル化とは簡単に言うと、国と国を分けている隔たり・障壁が小さくなることだ。世界中の国々が協力することによって技術や文化を発展させ、経済、環境に関わる問題の解決を進めてきた。また、国際的に分業が進展し、最適の国や場所において生産活動が行われるようになったことで生産性が向上したことは言うまでもない。しかし、グローバル化はいい事ばかりではない。日本への影響はデメリットも多くあげられる。市場開放から外国産の安い製品が流入し、兼ねてから少子高齢化で市場規模が縮小傾向にあり、一般に物価が高騰している日本製の商品を作る国内産業が大きな打撃を受ける事になるだろう。また、生産性向上のために国内の企業が海外へ生産の拠点を移すことで日本国内の空洞化が進み失業率が高くなることが予想される。日本の若者にとってはグローバル化はいい事ばかりではないのだ。しかし、グローバリゼーションは止まらない。グルーバルな時代を私たちは生きていくことになる。そこで、黄色ブロックの生徒に対して、グローバル化に関する高校生の意識を調査した。グローバル化は自分に関係していると答えた人は80%で、いわゆるグローバル人材になりたいと考えている人が59%、外国語を学ぶ必要があると考える人も94%で、多くの人がグローバルに活躍したいと考えているようだ。ところが、海外で就職したい人は16%、海外で働くことに不安を感じる人は75%で将来海外に行きたいと考える人は少ない。治安や文化の違い、語学に不安を感じる等の理由があがった。また、自分は世界に通用する自信があると答えたのはわずか13%で、グローバル人材になるのは難しいと考えていることがわかった。グローバル化へのプレッシャーが先行し、萎縮してしまっているのではないだろうか。だが、周りと比べて外国人と接した経験が多いと感じると答えた人ほど、海外への留学・就職に意欲的であり、世界に通用する自信も高かったことから、グローバル人材になるにはそれなりの経験と努力が必要であると言えるだろう。グルーバル時代で生き抜いていくためにも語学力をはじめとして自らの市場価値を高める努力が必要になるだろう。
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