群青( 指名登録制 )  

  群青( 指名登録制 )  

 夕立   2017-07-16 02:45:57 
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     今年もまた、夏が来る。




>1 規約、説明
>2 指名表
>3 提出物、他

    

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  • No.1 by  夕立   2017-07-16 02:50:46 





都会から遠く離れた田舎町。母の実家があるその小さな町で一夏を過ごすことになった貴方。不思議な出会いと夏が見せる奇跡。貴方はここで何かを知り、その結果何かを失うかもしれない。けれどきっと、大切な何かを得るだろう。

忘れられない夏が、貴方の元へやってくる。



▶▶ 必読  

: 指名登録制トピック
: セイチャット規約は厳守、マナー違反及び迷惑行為はご遠慮願います
: 置きレス推奨( 当方は早くても1週間に1〜2レス程度。極稀に即レス。夏がテーマとなっておりますが夏限定のトピではありません。 )
: ロルは中以上で制限無し( 長さよりもロルの相性を重視させて頂きます。 )
: 3L可、友情や家族愛等も歓迎
: 指名被りあり( 参加者様毎にパラレルワールドが存在するとお考え下さい。 )
: 完全選定式、keep受付不可( 提出して頂いたPFとロルテをもとに判断させて頂きます。人数制限を設ける場合は事前に報告させて頂き、その際はkeep可となります。 )
: どんな展開でも許せる方推奨( ファンタジー展開まっしぐらな指名キャラクターや、ハッピーエンドまでの道程が高難易度に設定されている指名キャラクターが数名おります。 )
: ここまで読んで下さった証としてお名前を夏の季語に設定してお声掛け下さい



▶▶ 当トピックの特徴

 最初に指名可能なキャラクターは4名、行動できる範囲も限られています。しかし、参加者様のキャラクターが体験した出来事や人々との出会いによって指名可能なキャラクターや場所が追加されていきます。つまり最初の4名はいつでも誰でも指名可能ですが、追加キャラクターや追加エリアは参加者様毎に異なります。分かりやすく表記するため、場所を移動した際や場面が一区切りついた際には【】にて選択可能なエリアと指名可能なキャラクターを伝えさせて頂きます。
 また、特定のキャラクターと会話することでしか得られない情報や特定の状況でしか体験できないイベントも多数ご用意しております。1人のキャラクターとの交流を深めるも良し、多くのキャラクターと絡み様々な出来事を体験するも良し。参加者様それぞれに特別な夏をお届け致します。
 注意点として必ずしもハッピーエンドを迎えられるとは限らないことをご了承下さい。指名キャラクターによっては所謂“ハッピーエンド”に辿り着くことが大変困難な場合もございます。この点に関しては何をハッピーエンドとするかによっても変わるかと思われますが、必読にも記載してある通りどのような展開になっても許せる方のご参加を推奨致します。



    

  • No.2 by  夕立   2017-07-16 02:53:40 





▶▶ 指名表( 初期段階での情報のみ記載。追加訂正あり。 )


: 笛吹 瑛( ウスイ アキラ )男 18y
 色素の薄い柔らかな茶髪に焦げ茶色の瞳を持つ。ふわふわとした軽い癖毛は項を隠す長さで前髪も少々長め。睫毛も長く比較的綺麗な顔立ち。身長172cmの細身体型。全体的に清潔感があり実年齢よりも上に見られがち。白い服装を好む。古びた町の雰囲気からは少し浮いているような印象。
 穏やかな口調でありながらも他人との間に距離を感じさせる不思議な少年。気さくに話しかけてくる反面、どこか掴みどころがない性格。西の森の中にある湖付近の木陰で椅子に腰掛け、キャンバスに絵を描いていることが多い。


: 志摩 和臣( シマ カズオミ )男 23y
 黒髪短髪につり目がちの黒い瞳。程良く焼けた肌と体格の良さが健康的な印象を与える。身長180cmのやや筋肉質な体型。視力が悪く目付きも悪いため、第一印象は強面。日中は大抵紺色の作務衣に腰エプロン。私服はTシャツ等ラフな服装。無駄な装飾品を好まない。
 見た目に反して心優しく面倒見が良い青年。口数はそれほど多くないが話し方は方言混じり。手先は器用、人付き合いは不器用。町の南側、海が見える蕎麦屋で働いている。


: 杉坂 八重( スギサカ ヤエ )女 20y
 黒に近い茶髪と同色の瞳。髪は肩にかかる長さで前髪は右流し。瞳はぱっちりとした二重。身長は162cm、女性らしい体型。服装はブラウスに膝丈スカート等、清楚だが少し時代遅れなデザインのものが多い。時折存在感が薄いような感覚を覚えることも。いつも笑顔を浮かべている印象。
 明るく無邪気な女性。普段は子供っぽい言動が多いものの、実のところ芯はしっかりしており、いざという時は頼りになる。本人曰く秘密主義で謎多き人物。どうやら何かを探しているようだが…


: 兵藤 茉莉( ヒョウドウ マツリ )女 17y
 艷やかな黒髪に藍色がかった黒の瞳。髪は背中の中頃までと長く癖のないストレート。瞳はややたれ目。身長158cmの平均的な体型。夏休み中も学校に行っているのか日中は黒色のセーラー服を着用。家の手伝いをする際は巫女服、私服は白いワンピース等だが部屋着は浴衣。
 誰に対しても敬語を使う落ち着いた少女。温厚で包容力がある一方、時々抜けていたり年相応の反応をしたりと至って普通の女の子。町の北側にある神社が実家。



▶▶ サブキャラクター( 特定の場所へ移動した際、指名可能なキャラクター。此方も追加修正あり。 )


□ 高倉 誠一郎( タカクラ セイイチロウ )男
 貴Cの母方の祖父。寡黙で無愛想でありながら、きちんと相手の思いを汲み取ってさり気ない優しさを見せてくれるお祖父ちゃん。まだまだ現役の陶芸家。没頭すると夢中になってしまうタイプで、数日間自宅とは別の作業場に籠もることも。


□ 高倉 美千子( タカクラ ミチコ )女
 貴Cの母方の祖母。いつもニコニコと穏やかな笑みを浮かべ、静かに見守ってくれる優しいお祖母ちゃん。相手に安心感を与える聞き上手である一方、強かな一面も持ち合わせており根は図太い。手料理の味は絶品。



   

  • No.3 by  夕立   2017-07-16 02:58:03 





▶▶ 町について

 南側以外の3方向を山で囲まれた海辺の田舎町。建物は古いものが多いが廃れた町という印象はなく、それなりに賑やかで活気ある町。貴Cがこの夏住むことになる祖父母の家は町の中心部の住宅地にあり、二人で住むには広い日本家屋。幼い頃何度か来たことがあるらしいが、貴Cの記憶にはほとんど残っていない。祖父母に会ったのも数年ぶりである。電車は通っているが本数は少ない。その分バスは多く行き交っている。街には商店街とスーパーが1つ。大きな買い物をする際は山の向こうの隣町まで行かなければならない。
 町の北側を中心に田畑が広がり、更に北へ進むと山とこの町唯一の神社がある。西側は森になっており小道を進んだ先には綺麗な湖が存在する。南側には海が広がっており、この町で最も活気溢れる場所でもある。海には漁師たちの船がちらほらと浮かんで見える。東側は小さな丘になっており、頂上では海と町と山々が一望できる。
 


▶▶ 提出物

 名前( ヨミ ) / 性別 / 年齢( 16〜 )
 容姿 / 性格 / 備考( この町に来ることになった理由等ご自由に ) 

 ロルテ( 初回指名キャラクターによって場所を指定させて頂きます。町に来てあまり時間経過していない設定で、各場所へ足を運んだ場面をお願い致します。尚、当トピックではCCが可能ですので初回指名のキャラクターがそのまま恋愛対象となることはありません。 ) 
 笛吹瑛 → 西側の森もしくはその先の湖
 志摩和臣 → 海付近もしくは蕎麦屋に入店
 杉坂八重 → 東側の丘
 兵藤茉莉 → 駅付近もしくは神社付近
 おまかせ → 自宅付近

※ 祖父母の苗字は固定ですが、母方の祖父母なので貴Cの苗字はご自由に付けて頂いて構いません。但し、貴Cに現在父親がいない等の設定であれば母親の旧姓として高倉姓の使用も可能です。
※ 町には必ず1人でお越し下さい。両親とは不仲で半ば無理やり祖父母の元へ、両親は仕事があるためお盆辺りで合流、何らかの目的があって1人で町に着た…等。



    

  • No.4 by  夕立   2017-07-16 03:08:38 





( / ここまで読んで下さった方、長々とした文章にお付き合い頂き本当にありがとうございました…!私得の設定な上にこれまで立てたことのない形式のトピックで、当方もまだまだ手探り状態です。ご迷惑をお掛けすることもあるかと思われますが、大好きな夏を参加者様と一緒に楽しめたら良いなと思っております。
もしこのようなトピックに興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら、是非お気軽に参加希望のお声掛けを下さいませ。それでは良き縁があることを願って、募集開始とさせて頂きます…! )



   

  • No.5 by 文字摺草  2017-07-16 06:56:47 

名前 / 遠野 紗綾(トオノ サアヤ)
性別 / 女
年齢 / 17

容姿 / 緩やかなウェーブのかかった腰までの長髪は淡い栗色で、前髪は目にかからない程度の長さ。サイドを編み込みにしたハーフアップにすることが多く、オフホワイトのリボンバレッタで留めている。瞳は外国人である父親譲りの抜ける様な空色でアーモンド形の二重。身長160㎝のスレンダー体型で、服装は水色など淡い色合いのロング~マキシ丈のワンピースを着ている事が多い。直射日光をあまり好まないようで、出歩く際は白いレースの日傘を差すか、帽子を被っている。

性格 / 真面目で責任感が強く、多忙な両親の元で育ったためか折り目正しいしっかり者。しかし周囲の顔色を伺うことに慣れきっており、本心を吐露することの少ない強がりな一面もある。基本的に感受性豊かで繊細だがあまり感情が顔に出る事はなく、むしろどこか年齢に似合わない大人びた言動をする。

備考 / 実家のある都心の女子高に通う2年生。学業の傍ら、「帚木 沙夜」名義で応募した小説で新人賞を受賞、つい数ヵ月前にデビューしたばかりの新人作家でもある。町に来たのは父親は単身赴任中で、母親が一月ほど海外出張で家を空けることとなり、娘を一人残していくことに両親が難色を示したため。普段から家を空けているも同然だと思うもそれを口にすることはできず、次回作の構想でも練ってくると良いのではという担当者の言葉に押されて、夏休みの間だけ祖父母の家でお世話になることとなった。

ロルテ /
うん、大丈夫。少し町を見て回りたいだけだから…ちゃんとお夕飯までには戻るよ、おじいちゃん、おばあちゃん。
(自宅から郵送したダンボールふたつ分の荷解きを終え、屋敷の中について軽く説明を受けた後に、休憩もそこそこに外出の準備を始める。ノートやペンなどの入った斜め掛けのポシェットとカメラを首から下げ、居間でお茶を飲んでいる祖父母に出かける旨を伝えると、一人で大丈夫かと問われたためこくりと頷いてみせるも何処か心配そうな様子。安心させるようにそう遠くへは行かないと伝えれば気を付けて、と見送ってくれた二人にいってきますを告げ、お気に入りの日傘を開いて外へと出ればぐるりと周囲を見回し「道、ちゃんと覚えておかないと…」と呟いてから目的地を定めないまま歩き出して。母曰く幼い頃に何度か訪れた町であるようだが、見覚えのある風景ではないのは町自体が変化したからなのか、はたまた自身の視界が変わったからなのか。一度立ち止まって振り返り、見上げる祖父母の家が薄ぼんやりとした記憶の中のものより小さくなったように感じるのは、きっと後者のためだろう。他にもおぼろげな記憶ながら誰かと何処かで言葉を交わしたような気もしなくはないのだが、生憎と何一つ思い出せないままなので「久しぶり、とか、言われたら…どうすれば…?」とやや不安げに眉を下げて)


(/はじめまして。夏というキーワードに惹かれて、素敵な設定と世界観にぐいぐい引き込まれました…!
是非参加を希望させていただきたいので、お手数ですがプロフ及びロルテのご確認をお願いいたします。様々な方と交流していきたいと思い、また素敵なキャラ様ばかりで選びきれなかったので初回はおまかせとさせていただきましたが、相性等が合わないと感じた場合は遠慮なくそのようにお申し付けくださいませ。それでは、選定宜しくお願いいたします…!)

  • No.6 by  夕立   2017-07-16 12:41:37 





>05 遠野紗綾様


: 笛吹 瑛

( 何故だか今日は絵を描く気分になれず、絵筆を置いて町の中心部に建つスーパーへ向かった。思えばそれは偶然なんかではなく、新たな出会いの予感に引き付けられていたのかもしれない。勿論それは後から考えればという話で、今の己は只々茹だる様な暑さと容赦なく照り付ける日光に早くも外出したことを後悔しかけていた。頬を伝う汗を拭うことすら面倒で、少しでも涼しい場所を歩こうと住宅地へ足を踏み入れる。その道が涼しいわけでは決してないが、それでもまだ日陰の1つもない田んぼ道を歩くよりは幾分かましで、生け垣や塀の影を頼りにしながら歩き続けること数分。ひらりと視界の端に見えた白に視線を少しばかり上げれば、この町には似つかわしくない上品な日傘が目を引いた。確かあの家には老夫婦が住んでいるはずで、娘夫婦もあまり訪れることがないと昔誰かに聞いた気がする。傘の持ち主はおそらく自分と同年代の少女で、日本人にはない色の薄さが古びた家々と彼女の結び付きを感じさせず、どこか自分に似ているような感覚を覚えた。そのまま横へと視線を移し、彼女がたった今出て来たばかりの家の表札を確認するとそこには“高倉”の文字。優しげに微笑むお婆さんが頭の中に浮かんでは消え、見覚えのない少女に何気なく声を掛けてみて )
ねえ君、高倉さんの所のお孫さん?



( / 参加希望ありがとうございます!素敵な娘様と綺麗なロルに胸の高鳴りが止まりません…!是非ご参加頂ければ嬉しく思います。
初回はおまかせとのことでしたので、同年代の瑛でお迎えに行かせて頂きました。CCはいつでも可能ですので、このキャラクターは合わないなと感じましたらお申し付け下さいませ。また、ご不明な点や気になる点がありましたらその都度ご指摘頂ければ幸いです。
それでは最後になりましたがこれから宜しくお願い致します! )



   

  • No.7 by 遠野 紗綾  2017-07-16 16:36:33 

>6 笛吹 瑛

(まだ起きてもいないことを、いくら悩んでいた所で仕方がない。町を歩けば何か昔を思い出す切っ掛けがあるかもしれず、またもし思い出せずともその時はひたすら謝罪あるのみ、とある種の開き直りを見せれば、再び歩き出そうとしたところで横合いから声がかかる。違わず自身の正体を看破する声に少なからず驚いてしまったのは、近所付き合いが希薄な地域で育ったためなのか。軽く肩を揺らして声のした方向へと視線を向けると、そこにはどこか浮世離れした雰囲気の青年の姿。歳の頃は同年代か、少し上くらいに思えた。陽光の透ける柔らかな髪色は父方の親戚を彷彿とさせ、最初の緊張感がやや薄れたところで肯定を示すように頷いてみせる。母自身があまり頻繁に実家に帰る方ではなかったからか、その呼ばれ方は新鮮ですらあった。日本国籍を取得した父の、とある地名に由来する苗字を名乗っている身としては、代々続く高倉という名前の重厚さが羨ましく、そして何だか嬉しくもある。僅かに表情を緩めれば、伺うような視線を向けつつ口を開き)
は、はい。そうです。……ええと、祖父母のお知り合いの方でしょうか?

(/この度は参加許可を出して頂き、本当にありがとうございます!流麗なロルを綴られる主様のお相手をさせていただけること、大変うれしく思います…!
どこか不思議な雰囲気を持つ瑛くん。何やら内に秘めてるものもありそうですので、今後お話するのが楽しみで仕方ありません!当方にも気にかかる点などがございましたら遠慮なくご指摘いただけると幸いです。
はい、こちらこそ…!末筆ではございますがどうぞ宜しくお願いいたします!)

  • No.8 by 夏の常連さん  2017-07-16 16:39:41 


(/是非、参加させて頂きたいのですが、pfの作成にあたって主様の萌萎をお聞きしたいのです。性別も未だ確定していないので、双方教えて下さればとても助かります。)

  • No.9 by  夕立   2017-07-16 19:38:30 





( / 取り急ぎ質問のみお答えさせて頂きます。申し訳ありませんが、お返事はもう暫くお待ち下さいませ。 )


>8

( / お声掛け並びにご質問ありがとうございます!
萌萎についてですが、男女共にあまりにも行動的でない/他人との会話が苦手/過度な病弱設定を苦手としております。また、女性キャラクターの俺っ子僕っ子や、男性キャラクターの性格が女々しすぎる場合もお断りさせて頂く可能性が高いと思われます。萌は説明し切れないためそれ以外とさせて頂きますね。
また何か気になることがありましたらいつでもご質問下さい…!PFを楽しみに待たせて頂きます。 )



    

  • No.10 by ラムネ  2017-07-16 20:12:19 





名前 / 神和住 碧( カミワズミ アオイ )
性別 / 男
年齢 / 26y

容姿 / 癖なく真っ直ぐ伸びた長くも短くもない硬めの髪。ローズブロンドに染めており、目にかかる程度の前髪は右側で適当に分けている。やや吊り目がちの瞳は色素が薄く茶色っぽい。眉はあまり細くせず並行に整えていて、筋の通った鼻の下では不機嫌そうに唇を結んでいる。身長174㎝の細身型で、シンプルで質の良いTシャツにクロップドパンツを着用。肌は赤くなるだけで焼けない体質なのでどちらかというと白め。装飾品の類は身に着けていない。

性格 / あからさまに高慢な態度を取ることはないが短気な性分で、仕事絡みでない人間相手には喧嘩っ早い。誤解されやすく人付き合いはやや不器用だが、ぶっきらぼうなだけで無口でも人嫌いでもない。親しくなると律儀でお節介。仕事にかける情熱は人一倍あるので、その手の話になると饒舌になる。メンタルは意外と繊細で押しに弱い。怒ると精神年齢が下がる。

備考 / その業界では有名な水中カメラマン。美しいコーラルリーフを撮るべく、海洋学者である母の勧めでこの町へやってきた。父は船乗りで、幼少期嵐にさらわれそのまま帰ってこなかった。仕事上海外渡航やスキューバダイビングの経験が豊富で英語が堪能。綺麗好きで料理以外の家事は得意。同性愛者で恋愛関係はややだらしない。あまりうまくいっていないが現在恋人がいる。酒癖はあまり良くない。

ロルテ /
( 美しいコーラルリーフを撮りたかった。できれば初夏に。海洋学者の母がこの町の海を勧めてきたのは随分前のことで、今夏やっとここを訪れる目途が立った為あまり暑くない時期にでも足を運ぼうと算段していた……のだが。当の母から、“前々から今年の初夏はこの町の海でフィールドワークに力を入れると決めていた。邪魔するな”などとすげなく言い渡され、結局夏本番に訪れることとなってしまったのだ。海洋学に関わらずフィールドワークってのはとにかく金のかかるもので、太っ腹のスポンサーを捕まえようと慈善パーティーや懇親会に顔を出したり、派手に論文を売り込んだりと必死になっていた母の苦労は知っている。だから自分が身を引くのは当然っちゃ当然なんだけど、それにしたって地平線の向こうまで茹だっていそうなアスファルトの道を歩くのにはそろそろ辟易していた。右肩にかけているカメラバッグを反対の肩に移し替えて溜め息をつく。そんなことを繰り返しながらダラダラ歩いて数十分、やっとのことで辿り着いたその海その空の蒼穹の青から、俺は目が離せなかった。脳裏に薄紙を張り付けられたような熱さがいつまで経っても消えなくて、うつくしい、という手垢がこびりついた形容詞を口にしてシャッターを切る。なにより鮮烈に惹きつけるのは海の青―――俺はまだその色と同じ、あるいはそれ以上に思慮深い青を見たことがなかった。6月の紫陽花より瑞々しく、昔飲んだラムネよりも純潔で。この海の水泡を口笛にして遊ぶ珊瑚の美しさと言ったら一体どれ程のものだろう?年甲斐もなく胸が高鳴って、俺は剥き出しのカメラ片手に水際へと近寄った。 )


( / 素敵な誘い文句に惹かれ、是非参加させていただきたく思いpfとロルを練って参りました……!相性等に問題がなければ、志摩和臣くんとお話しさせていただけないでしょうか?お手すきの際にでもご検討いただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 )



  • No.11 by  炎昼  2017-07-16 21:14:46 





 名前: 森山 実郷( モリヤマ ミサト )
 性別: 女
 年齢: 20y

 容姿: 母親譲りである焦茶色の髪は猫っ毛で、寝起きに手入れをしないと毛先が遊んでしまう癖がつきやすい髪質。肩より少し下まで伸ばしてひとつに編み込み、右サイドへ流している。短めの前髪は同じく右側へ流し、暑い夏は髪留めで前髪を上げ、額を出すスタイルも見受けられる。角度や光の当たり具合によって、ブラウンにもオーカーにも見える黒目がちな瞳を装飾するように、細い睫毛が小さくカールしている。幼き頃は正真正銘の一重だったが、成長を遂げるにつげ奥二重気味の二重に。美女と言い表すには大人っぽさが少々足りない、あどけなさを残す面影の持ち主。かと言え童顔な訳もなく、比較的女性らしい雰囲気を身に纏う顔立ちをしている為、目鼻立ちのはっきりとした美人に密かに憧れている。笑うと微かに出来る笑窪はちょっとしたチャームポイント。高校生として春を迎える頃には周囲の女友達が殆ど化粧やお洒落を覚えるのに対し、年頃の娘らしく容姿に過剰反応を示すこともなく、健康的と言えば健康的に育っていた。その考えは大人になった今も対して変わらず、さすがに人前で化粧はするようになったが五分弱で済む軽いメイクに留めている。164cmの平均的な身長と発育。親の躾もそれなりに厳しかったので姿勢は良い。緑、茶色を基調とした落ち着いた色味の服装を好み、丈が短いスカートやワンピースを着るのを嫌がる。首元に小さく緑の刺繍が施されたクリーム色のチュニックに、膝より若干上丈のブラウンのキュロットスカートを着用が基本。沢山の洋服を次々と着ていくよりも、雑誌を見ながら一週間で着回しコーデを楽しむタイプ。

 性格: 無邪気で純情などこにでもいる20歳。この真っ直ぐが果たして正義感の現れなのか、単に隠し事の出来ない不器用な性格なのかは本人にも分からない。正直者や素直だと言えば聞こえは良いが、実質嘘がつけないというのは生きていく上で非常に厄介なことだと身を持って痛感している。感情豊で、嫌なことも嬉しいこともすぐに顔に出てしまう。「 顔にそう書いてある 」なんて台詞をよく聞くが、昔から自身がまさにそれ。日々ポジティブ思考を心掛け、笑顔の絶えない老後を過ごすのが理想。笑いのツボは人よりも浅く、妙なタイミングでくすくす笑い出してしまうことも。生徒会長、委員長など"長"のつくリーダー的立ち位置に一度は立ってみたいものだったが、学生時代にその小さな夢が叶うことは無いまま、しかし最も近い存在である"副"会長、"副"委員長として名を挙げてきた。自らの立候補はもう何度か経験したが、所謂推薦や投票の最終集計にて選ばれることは無かった。人の前に出てあれやこれやと命令するのは自分の性に合わないのか、と次第に理解するようになり、二番手でも三番手でも、はたまたその他諸々の一員でも構わないから、私がいるべき場所でやるべき事を成し遂げようと思うように。洋食よりも和食、都会よりも田舎、現代トレンドよりも流行りの過ぎ去った物が大好きなど、少々古風な趣味を持つ。各地の神社仏閣巡りがそのひとつ。

 備考: 一人称「 私 」、二人称「 敬称、愛称 」等。親しい間柄の人間は渾名で呼ぼうとする。保育園時代、優しくて人気者だった先生に幼いながらも強く心惹かれ、卒園してから今までの十数年間、保育士という夢を追いかけ続けてきた。小さい子供達が堪らなく愛しく、もしも自分が結婚してわが子を産む時がきたら、賑やかな大家族にしたいと想像を膨らませるばかり。現在は結婚どころか彼氏もいない身だが、育児書を読み漁ったり家事を勉強したりと、母親でなく保育士志望として懸命に学び続ける。初めは義務のように感じていたそれらを楽しいと思うようになったのは高校時代からだろうか。
夢に向かって充実した毎日を送っていたある日、16の夏、父親が交通事故で他界。何の前触れもなく、仕事帰りでひとり車を走らせていた彼を、運命は突然襲ったそうだ。いつも穏やかに笑顔を浮かべて温和で優しかった父に、当時立派に反抗期真っ盛りだった自身は冷たく接することも多く、今になって後悔の念にかられている。夏が来るたび、照りつけるような太陽が父との思い出を映し出すようにして胸に刺さり、それ以来毎年の夏を憂鬱に過ごしていた。更に父は、母と同じ故郷で生まれ育ったと聞く。父方の祖父母は自身が産まれた頃にはもう既に亡くなられており、母方の祖父母のもと…母の実家へ長期休みがくる度そこへ顔を出していたが、父の地元でもある地へ足を進めることは出来ず、以来祖父母とはたまに連絡を取り合うだけでいた。そして今年。就職活動が順調に進まず、大人になって躓くことだらけの自身のもとに、「 気分転換にこっちへ遊びにおいで 」との手紙が祖母から届く。それをきっかけに、気持ちを切り替え三年ぶりに向かった両親の地元でひと夏を過ごすことになる。まだまだ現役の母親は地方で活躍するキャリアウーマンで、仕事が忙しく同行出来そうにないと言う。ひとりでの久々な里帰りを、準備時点から予想外に心待ちにしている自分がいた。
成人してすぐに、子供の頃から憧れだった飲酒を試みるが、ビールもカクテルもワインも自身の口に合わず挫折。酒豪だった父と違い、少量のアルコールで途端に酔いが回ってしまうことが発覚した。それでも諦めきれていないのか、仕事の付き合い向上の為にも、と口実をつけ度々お酒を口にする。酔い始めると顔が真っ赤になり、へらへら笑ったり駄々をこね出したりと周囲に迷惑を掛けてしまう故に、飲酒時は基本自宅。自ら煙草は吸わないが、スモーカーな男性や女性は格好良いと思う。但し、その人が肺癌になるリスクを恐れて禁煙を呼びかける。五感のうち耳が最も効き、漣や木々が風に揺れる音、野鳥の囀りのように自然を感じる音を耳で確かめるのが好き。将来の夢を叶えるべく勉強はそれなりに頑張ってきた方だが、機械弄りは大の苦手。小学校の頃から運動神経は月並み。

 ロルテ/ ※蕎麦屋にて※
 _あれ、こんなお店…あったんだ。
( 今年も当たり前のようにやって来る。真っ赤な太陽が身を焦がす、切なくなるほどに爽やかな風が街を吹き抜ける季節が。父を失ってから三年目の夏を迎えた私は、そろそろ前に踏み出す時期だと考えていた。その第一歩となるきっかけをくれたのは、他でもない祖母の一通の手紙だった。証印は祖母の指名しかなかったが、あの祖父のことだ、何だかんだ言いつつ三年ぶりに会う孫を待っていてくれるに違いない。母は父を亡くしてからも仕事の関係もありちょくちょく地元へ戻っていた様だったので、今回ひとりで里帰りをする事になったのは案外好都合だったのかもしれない。数年間目を逸らし続けていた私と、前を向いていた母の温度差はきっと痛いほどに、この太陽の下でも変わらないのだから。二時間程揺られたバスを降り、遂に到着したのは懐かしい田舎町。深い深い深呼吸を合図に気持ちを切り替え、小さく頷いて歩き出した。祖父母との約束の時刻まで、まだ時間がある。少し早く着きすぎたようだ。せっかく久々に帰って来たのだから、少しばかり自由時間を堪能しよう。麦わら帽子を装飾する白いリボンを翻してバス停から南方面へ向かう。_確か南には、海が広がっていた筈だ。昨夜夕立でも降ったのか、少し湿った柔らかい赤土の上を行くと、次第にじゃり、じゃり、と音を立てる白い砂に変化して。小さな頃はよく、地元の海で遊んだものだと思い出す。……記憶を手繰り寄せるようにして太陽の下歩き続けると、人気のなかった道路から潮風の香る海へ出た。ここまで来ると不安よりも、過去を懐かしむ不思議な感覚とともに、今まで嫌悪していた夏への楽しさが目に浮かぶように湧き出てくる。グリーンのサンダルで、砂浜を駈ける。じっと止まっていると熱さのあまり火傷でもしてしまいそうだ。それでも私は、今を心から楽しんでいた。澄んだ青空に広がる入道雲、遠くで水しぶきを上げて笑う子供たち、白い砂浜を彩るカラフルなビーチパラソル。蝉の鳴き声を遠巻きに聴きながら、すっかり夏を体感していた。ふと、かき氷や焼きそばを販売する出店の並びに見慣れない建物が見えた。小さい頃はかき氷に夢中で、きっと目にも留めていなかったのだろう。年季の入った木の柱が昔から存在したと物語っているようだ。腕時計を見やるも、まだ時間に余裕はある。何せ遠くの田舎町までバス一本で向かったので、路線や切符の確認に時間を要すると判断し、予定より早く家を出た為に今日はまだ昼食をとっていない。出店から漂うソースの香りが鼻を掠め改めて空腹を認識した私は、蕎麦屋の格子戸をゆっくりと引き、昔ながらの暖簾を潜った。 )
_すみません、此処のお蕎麦が食べたくて。


( / 出遅れてしまったことが悔やまれる程に、大変魅力的なトピックに強く心を惹かれてしまいました!女キャラクターにて参加希望させて頂きます。
終始駄文で綴る身の上話が長くなってしまって申し訳ありません…!一先ず完成したPFとロルテストを提出致しますので、相性等ご確認下さいませ。また、性格上前向きさを基盤としていますが、父を亡くした等の悲愴設定がお嫌でしたらすぐさま修正して参りますのでご指摘願います。
初回と言うことで、まずは【 志摩 和臣 】様を指名させて頂きます!これは私の我が儘なのですが、八重様があまりにも可愛らしく、うちの娘と女同士の友情を築けたら…どんなに素敵だろうと勝手に想像しておりました。と言う欲張りは置いておきまして、ご一考頂ければ幸いに御座います! )




  • No.12 by  夕立   2017-07-17 17:49:13 





>7 遠野さん


: 笛吹 瑛

( 振り向きざまの彼女の肩が小さく震える。此方へ向けられる視線の中には警戒心と緊張感がありありと含まれており、じっくりと観察されていることが嫌でも分かった。しかしそれも仕方がないだろう。見知らぬ男から急に声を掛けられるどころか、身元を問われる質問を無遠慮にぶつけられて警戒しない女性の方がきっと少ない。このまま適当にはぐらかされて何処かへ去ってしまうことも考えられたが、そうなった時はそれでも構わなかった。特別離さなければならないことがあったわけでもない。ただ、この家に住むお婆さんと彼女の容姿はどうしたって噛み合わず、それが少し気になったというだけなのだから。ところがそんな考えは杞憂に終わったようで彼女は頷き肯定して見せた。それだけではない。自分の何が一体彼女の警戒心を薄れさせたのか、少しばかりその表情は和らぎ会話を続けようとさえしてくる。そうなると今度は此方が驚かされる番で、僅かに瞬きの回数を増やしつつお得意の微笑みを貼り付けた。それがすぐに返答が思い付かない時の癖だった。違和感がない程度、ほんの一瞬の沈黙の後己も同様に首を縦に振る。再度彼女の祖母を脳裏に思い浮かべながら口を開いて )
何度か良くしてもらったんだ。お孫さんがいるって聞いてたから君がそうかと思って。


( / まだまだ未熟な文章ですが、そのように言って頂けて嬉しい限りです。彼が内に抱えているものについては中々難しく設定しておりますが、娘様と今後どのように関わっていけるのか、此方も今からとても楽しみにしております!それではこれにて一度、背後は下がりますね。何かありましたらいつでもお呼び下さいませ…! )



    

  • No.13 by  夕立   2017-07-17 17:53:13 





>10 神和住 碧様


( / 参加希望ありがとうございます。魅力的なキャラクターとロル内の綺麗な言葉選びに、何度も感動で胸が踊りました。私には勿体無いくらいの素敵な方だとはっきり分かっていただけに非常に悩みましたが、今回は参加許可を見送らせて頂きたく思います。
理由は“同性愛者である”との表記に引っ掛かりを覚えてしまったためです。当トピックでは3L可としておりますし、決して同性愛や同性愛者の方を否定しているわけではないのですが、自分の中でどうにも腑に落ちない感覚が残ってしまいました。上手く説明できていないことは自覚しております。折角ご興味を持って下さったにも関わらずこのような中途半端な断り方をしてしまい申し訳ありません。貴方様に良きご縁がありますことを心よりお祈りしております。この度は本当にありがとうございました。 )



    

  • No.14 by  夕立   2017-07-17 17:58:57 





>11 森山 実郷様


: 志摩 和臣

( 今日も日本特有の湿った暑さが町を包んでいる。せめて店の中では涼んで貰えるようにとクーラーの温度は低めに設定しているが、お客が出入りする度に入り込んでくる熱気はいとも容易く室温を上げた。外から蕎麦を目当てにやって来る客も、その蕎麦を茹でている己も、額に汗を滲ませているという点では同じだった。特に最近は地元の連中だけでなく、海に面していない近隣の町から海水浴を楽しみにこの町へ訪れる者も多い。現に今も、窓の外に広がる青の中にちらほらと人影らしきものが動いて見える。観光地も何もない土地だったが、こうして僅かでも客足が伸びている事実がこの店に夏の訪れを感じさせた。その時ふと白い砂浜の中を駆ける姿を見た気がしたが、横から掛かる声に気を取られ意識が目の前のテーブル席へと戻される。自分が思っていた以上に長い間ぼうっと外を眺めていたらしい。己よりも年下の、けれど蕎麦に対する思い入れは己とそう変わらないであろう店員が「隣のテーブルは俺が片付けますね」と言いながらも既に気を利かせて動いてくれている。「悪い」とだけ返事をして今度こそ窓から完全に視線を外した。彼は手先が器用なだけの己とは違い、丁寧な接客や従業員への気遣いもできる何事に於いても器用な男だった。店の中でも一番動き回っているだろうに、その顔には未だ爽やかな笑顔が浮かべられている。しかし、数十分前に昼食のピークが過ぎ去ったことで店内には少しばかりゆったりとした空気が流れていた。悠長に外の景色を見ていられたのもその為である。店内にいるのはカウンター席に座る男性2人のみで、他の客は皆再びギラギラと照り付ける太陽の元へ帰っていった。盆の上に幾つか食器を重ね、空いている方の手で木造りのテーブルに付着した水滴を拭う。方向転換したところでカラカラとすぐ後ろで戸が空く音を聞いた。体に染み付いた動作で半身を翻しながら「いらっしゃい」とお決まりの台詞を述べれば残りの店員の声が後に続く。己はあまり接客をせず厨房に籠っていることが多いものの、客に最も近い位置に立つ店員がそれをしないことの方が不自然で、店の奥へ動かそうとしていた足をそこで止めた。入ってきた客は珍しくも女性1人のようで、その上見覚えがないことからおそらくこの町の住人ではないのだろう。年齢は自分より少し下くらいだろうか。視線が混じり合ったその時、何故だか既視感のようなものを感じたが、あまりじろじろと若い女性を眺めるのもどうかと思い、どこでも座り放題の空いた店内へと視線を滑らせた。 )
お好きな席へどうぞ。メニュー、お持ちします。


( / 参加希望ありがとうございます!そのように言って頂けて嬉しい限りです。提出して頂いたPFとロルテですが、1つの短編小説か何かを読んでいるような気持ちになり、思わず何度も読み返してしまいました…!是非ご参加をお願いしたく思います。
悲愴設定については、あまりにも重たく、またその設定が生かしきれていない場合はお断りすることも考えられます。しかし今回の場合は、娘様の夏に対する思いやこの町と疎遠になっていた理由として十分過ぎるほど生かされた設定になっておりますので、是非このままでお願い致します。
先ずはご希望の通り和臣にてお答えさせて頂きました。また、八重の名前まで出して頂き嬉しい限りです。娘様と友情を育む姿を思い浮かべると、今から楽しみでなりません…!長くなってしまいましたが、ご不明な点やトピに関してご意見がありましたらいつでもお申し付けくださいませ。何卒宜しくお願い致します! )



   

  • No.15 by 遠野 紗綾  2017-07-17 22:17:58 

>12 笛吹 瑛

(長い睫毛が僅かに忙しなく揺れるのをじっと見つめること暫し。向けられた人当たりの良さそうな笑顔が一瞬、ほんの一瞬だけ陽炎のようにゆらめいて見えたのは、容赦なく照り付ける陽光の悪戯だろうか。違和感とも呼べないような何か。それは正体を掴む前に多分に熱気を含む大気中へと霧散していき、宙ぶらりんになった思考が彼の声によって引き戻される。どうやら彼には祖父母との交流があるらしく、そう広い町ではない事を思えばさもありなん、といったところか。一体どんな接点なのかという疑問は残るものの、何にせよつい先ほどの自身の対応が失礼に当たることは分かる。現在祖父母の家でお世話になっているのは、言わば遠野(うち)の我儘。だからせめて迷惑をかける事だけは避けなくてはならない。それは電話をかけてきた父が、出張に旅立って行った母が、唯一求めてきた事でもあるのだから。気を引き締めるように軽く唇を引き結んでから「高倉のお家は母の実家で、わたしは孫の遠野紗綾と申します。遠野物語の"とおの"に、紗綾型…絹織物の"さあや"、です」と自己紹介を述べる。それから非礼を詫びるために頭を下げようとしたところで、日傘を手にしたままだった事に気付き、慌てて畳めばぺこりと頭を下げて)
……その、申し訳ありません。わたし、祖父母のお知り合いの方に失礼な態度を…。


(/ありがとうございます!こちらも背後は一旦控えさせていただきますね。何かありましたらお声掛けくださいませ!)

  • No.16 by  森山 実郷  2017-07-18 15:23:15 




>>14  志摩 和臣様

あ、ありがとうございます!
( 暖簾を潜った瞬間に肌に感じるクーラーの効いた店内の温度差と、緩やかに漂うのは蕎麦屋ならではの独特の香り。スーパーやコンビニエンスストアにだって蕎麦はいくらでも売っているが、やはり古くに店舗を構える「蕎麦屋」では、直伝のつゆを使用していたりするのだろうか。と、素早く接客に応じてくれたのは強面の男性だった。店員が想像していたよりもずっと若く、見た限り歳の近そうな彼に不思議と親近感すら覚える。慣れた手つきで客人である私を誘導する背中について行き。丁度昼間のピークは過ぎ去ったところか、「お好きな席へ」と彼が言うように店内は比較的空いていた。小さく頭を下げお礼を口にするも、席に限らず選び放題というのは逆に悩んでしまうもので、何度かきょろきょろと周りを見渡しては遠慮がちに席へついた。窓際の、海が見える小さな一人席だ。地元を久々に訪れ、まだどこか緊張している自分がいる。腰を下ろしてもなおそわそわと落ち着かない様子で麦わら帽子をとって膝元に置き。数席分か距離をあけたカウンター席にて美味しそうに蕎麦を啜る他の男性客に目をやる。地元の人だろうか。海を目当てに来た訳ではなさそうだと、水耐久のない彼らの服装から感じ取る。遠方から来た私の目当ては蕎麦でも海でもなく言わば地元復帰と称するようなもので。決して遊びに来たのではない。私にも向こうでの私生活があるのでひと夏だけ祖父母の家へ泊めてもらい、終わったらすぐに帰るだけだ。ほんの気分転換だ、ただの。…羽目を外しすぎないようにと自分自身に念を掛けるが、窓越しに輝く青い海を前にしてはしゃぐなと言われる方が無理難題だった。現に、机下の足元に倒してある大きな旅行鞄の中に水着を入れて来なかったことを。こんな風に子供心を擽られる事になるとは予期していなかったとは言え、心から残念がった。そうして再び左手に広がる海を羨ましそうに横目で見つめながら、メニュー表が手元に届くのを待っていて。 )



( / PFの受理、そして勿体ないお言葉を本当にありがとうございます…!恐縮です。まだ一度目のやり取りなのでぼんやりと不透明な部分はありますが、ロルの長さや形式、キャラクター性の問題など見受けられた時は、すぐに仰って下さいませ!そして現在の蕎麦屋での絡みは、昼食を済ませ次第店を出て一旦場面転換を行うことを考えているのですが、これは大丈夫でしょうか…?
こんなに素敵なトピックに参加させて頂けることを光栄に思います。此方こそ何かと至らない者ですが、これから何卒宜しくお願い致します! )



  • No.17 by 名無しさん  2017-07-27 18:08:28 






(/支援上げ致します!)





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