主 2017-05-07 16:13:40 |
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>>世界観
大陸の東にとある大国がある。大国は東西南北とその中央に五つの領土があり、それぞれの領土には王がおり5人の王が互いの協定を譲歩しながら長い均衡を保っていた。4人の王は、それぞれ東西南北の神獣「朱雀」「白虎」「青龍」「玄武」から加護と力を授かっていた。大国の中心に位置する領土は「黒龍」という守護神の加護と力を得ていた。
5人の王は2年に1度会合を開き、それぞれの領土内の様子や統治状況などについて話し合っていた。しかし、その年開かれた会合で誰かがこう言った。
「国の王は、1人で充分だ。王は2人とて要らない」
それが、全ての始まりだった。
5人の王は、その会合を境に誰が真の王に相応しいのか、それは長きに渡る戦いの始まりだった。
かつて、大陸最強と謳われた大国はたった一夜にして戦火に沈み、輝かしかった国は炎と人々の悲しみの声に染まり、それを洗い流す雨すら降らなくなった。
それぞれの王は、己の誇りや民の為にと戦い続けた。自分が、真の王おなるべく。
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